ライター : milkpop

栄養士 / 製菓衛生師

さくらゼリーに思わず見とれる…!

東京の開花も発表され、とうとう桜の季節がやってきましたね。そんな今の時期にぴったりな、うつくしい「さくらゼリー」が話題になっているのはご存知でしょうか? 透き通るゼリーに薄紅色の花開く姿は、まさに芸術作品。思わず見とれてしまう人も少なくないようですよ。期間限定にもかかわらず、なんと昨年は25万個も売れたのだとか。今回は、そんな秋田県の老舗菓子屋「榮太楼(えいたろう)」のご紹介から、さくらゼリーについて詳しくお伝えします♩

秋田「榮太楼」

榮太楼が創業したのは、明治16年のこと。別経営者が何度も失敗したという、いわくつきの空き家からはじまりました。 当時は周りから大反対されたようですが「ことの否定は人しだい、よいも悪いも人の腕しだい」と振り切って開店したのだそう。そのお菓子に対する深い信念はやがて形になり、現在では秋田県内に9店舗をも展開する大人気の菓子屋となりました。

これが榮太楼のさくらゼリー

そんな榮太楼から、12月26日〜5月頃の期間限定商品として発売されたのがこちらの「さくらゼリー」。その美しさは「奇跡のようだ」とすぐに評判となり、年代問わず大人気となった商品です。まるで春を閉じ込めたかのような、神秘的なスイーツですよね。
しっかりと弾力があるので、カップから出しても美しいドーム状の姿はそのまま。ツルンとしていて、どこか涼し気な感じもしますね。なかに入っている桜の花は手作業で開いて入れているため、ひとつひとつ表情が違うそうですよ。
スプーンですくって頬張ると、ふわっと桜が香りが広がるやさしい味わい。控えめで甘すぎないなかにも、桜の存在をしっかりと感じます。グラニュー糖、桜リキュール、桜の花といったシンプルな材料で丁寧に作られているからこそ、ここまで上品な味わいに仕上がるのかもしれませんね。
毎年楽しみにしているファンも多いようで、発売開始すぐに購入し、ちょっと早めの春を楽しむ方もいらっしゃるのだとか。最近では、海外からの旅行者がお土産に買っていくことも少なくないようですよ。これだけ美しくてさらにおいしいのならば、その人気も頷けますね。
なかには内祝いとして贈る人も。こんなかわいい内祝いをもらったら、センスのよさに「おおっ」と歓声をあげてしまいそうです。入園や入学式のお祝いとして包んでも喜ばれるかもしれませんね。

通販での購入が可能

どれもおいしそうでしたが、秋田まで足を運ぶのはちょっと大変ですよね。榮太楼の「さくらセリー」は、公式オンラインショップで通販も可能です。送料はかかりますが、クレジットカードや振り込み、代引きもOK。季節限定商品も取り扱っていますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

生どらやきもおすすめ!

冬~春にかけてはさくらゼリーがおすすめですが、榮太楼といえば「生どらやき」の存在も忘れてはいけません。ふわふわの生どら専用皮に、生クリームと小倉あんを混ぜた軽いクリームをたっぷり挟んだ贅沢な逸品です。
冷凍してもカチカチにならないので、アイスとしても楽しめる2度おいしいスイーツなんですよ。暖かくなる春~夏にかけてぴったりなひと品ですので、ぜひこの春めしあがってみてはいかがでしょうか?

絶品菓子はまだまだほかにも

秋田銘菓さなづら

榮太楼といえば、秋田銘菓である「さなづら」も有名ですよね。「さなづら」とは、秋田の方言で「山ぶどう」のこと。その芳醇な香りと奥行きのある酸味を、天然の寒天を使いギュっと濃縮したのが、こちらのスイーツなのです。 パッケージは3種類あり、それぞれ秋田の歳時記が楽しめるそうですよ。常温で日持ちもしますので、秋田へ足を運んだ際はぜひお土産にいかがでしょうか?
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ