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ブームの予感!?「佐世保豆乳」
全国各地の郷土料理やその土地ならではのご当地グルメを「ケンミン食」と呼びますが、みなさんはどんなケンミン食をご存知ですか?
古くより異文化交流のあった長崎県は、中国やオランダなどの食べ物を日本風にアレンジした料理がたくさんあるそうです。「ちゃんぽん」や「卓袱(しっぽく)料理」を始め、近年では「トルコライス」や「佐世保バーガー」などのオリジナリティ溢れる料理まで生まれています。
それらに続き最近新たに発見されたご当地グルメが「佐世保豆乳」です。番組で紹介されたことがきっかけで全国に知れ渡ったようですが、佐世保市民の間では昔から飲まれている大変馴染みの深い飲み物。今日は「佐世保豆乳」についてもっと詳しく掘り下げてみましょう。
番組で紹介されて一躍話題の「佐世保豆乳」
佐世保豆乳は日本テレビの人気番組「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられました。スタジオで実際に試飲されたゲストの方々は「甘ーい!」と口々に言っていたそうですよ。
NHKの情報番組「あさイチ」によりますと、なんでも佐世保豆乳には、大量の砂糖と水飴が使われていて、甘さはスイカとほぼ同じくらいだとか。これらの番組を受けて、SNSでも「佐世保豆乳飲んでみたい!」という声がたくさん発信されています。
「佐世保豆乳」ってどんなもの?
とにかく甘い飲み物だということはわかりましたが、もっと知りたい方のために佐世保豆乳について詳しくご説明したいと思います。
まずは見た目ですが、佐世保豆乳は紙パックではなくチューブに入っているのが一番の特徴で、2本入りや3本入りの袋詰めになって販売されています。佐世保市内のどのスーパーでも置かれていますが、飲み物のコーナーではなく、豆腐の陳列棚に一緒に並んでいるそうです。
佐世保豆乳が普通の豆乳とは異なる2番目のポイントは、豆乳臭さを消すために生姜を加えているということ。大豆特有の青臭さがなく豆乳が苦手な方でも飲めるように工夫がされているみたいです。「珈琲豆乳」や「バナナ豆乳」などの種類もあるそうですよ。
先ほども申し上げた通り砂糖をたくさん使用しているので、甘味がかなり強いのも特色のひとつですが、冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むとちょうどいい甘さになるんだとか。ちなみに飲み口の部分はハサミで切らずに、歯で噛んでくるくると回して切るのが佐世保市民の間で伝わる正しい飲み方だそうです。
佐世保豆乳の発祥
佐世保豆乳の歴史は古く、その発祥は戦前とも言われています。諸説ありますが、もともとは佐世保のとある豆腐屋さんが、砂糖を加えた豆乳をビンに入れて自宅で飲んでいたことが始まりだそうですよ。
戦後、そのお店に立ち寄った海上警備隊員がこの豆乳の存在を知り、あまりのおいしさに衝撃を受けたそうです。その豆乳を商品化するように店主に強く勧めたことがきっかけで、その後販売されるようになったと言われています。
佐世保豆乳を使ったスイーツもあります
そのまま飲んでもおいしい佐世保豆乳ですが、近ごろは佐世保豆乳をアレンジしてスイーツまで作られているそうです。おすすめの商品をいくつかご紹介したいと思います。
1. 佐世保・豆乳ろーる
佐世保豆乳をたっぷりと使用したスフレタイプのロール生地です。中のクリームも豆乳と生クリームを合わせた豆乳クリームになっています。黒豆の甘露煮がアクセントになったひと品で、お店の自信作だそうです。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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