ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

新たなヒットの予感…!食べるガラムマサラって?

Photo by muccinpurin

カルディから新作調味料「食べるガラムマサラ」が発売されました。

唐辛子やスパイスにトマトや玉ねぎなどの野菜、カシューナッツやゴマで香ばしさをプラスし、インド料理に広く使われるガラムマサラを表現。パンやごはんのお供として使える万能調味料の気になる味わいと、使い方のアイデアをご紹介します。

ガラムマサラとは…

そもそもガラムマサラとは、インドを代表するミックススパイスのこと。通常3~10種程度のスパイスを組み合わせて作られます。配合に厳密な決まりはなく、使うスパイスの種類や量を変えることで、さまざまな風味の違いを楽しめます。

主に使われるのは、ブラックペッパー、カルダモン、コリアンダー、クミン、シナモンなど。カレー独特の黄色を出すためのスパイス、ターメリックはほとんど使用されることがなく、あくまで香りづけや辛みづけとして活用されます。

カルディ「食べるガラムマサラ」

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「食べるガラムマサラ」415円(税込)
ほかにはないオリジナル調味料で数々のヒット作を生み出してきたカルディ。この度新しく発売された「食べるガラムマサラ」も、スパイスの香りとともにヒットの香りがプンプンします。

食べるラー油のヒットをきっかけに、食べる醤油や食べるごま油など、調味料を具材たっぷりにアレンジしたアイテムが続々と登場。とはいえ、食べるガラムマサラって、いったいどんな味なんでしょう?

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原材料にはコリアンダー、クミン、シナモン、ナツメグ、クローブ、フェンネル、カルダモンなどスパイスがずらり。

ほかにも玉ねぎ、トマトピューレ、生姜、にんにくなど香りや旨みのある食材が使われています。さらに、カシューナッツやゴマで香ばしさをプラスしているようですね。調味料として見て取れるのはウスターソースと食塩くらいでした。

香りはほぼカレー

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スプーンですくってみると、ちょっと濃厚なミートソースのような具材感があります。真っ赤なオイルがいかにも辛そう。香りはとてもスパイシーながら、香味野菜の甘い香りも合わさって、まるでインドカレー屋さんにいるみたいな気分になります。カレーがこのひと瓶にぎゅぎゅっと詰まった印象です。さっそく食べてみましょう。

ごはんが甘く感じるホットな辛さ!

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まずは王道のごはんにオンで食べてみましょう。もともとスパイシーな香りですが、炊きたてごはんの湯気にのって食欲を刺激するいい香りがより一層強まります。真っ白なごはんに真っ赤なオイルが染みて実においしそう!

口に含んだ瞬間は濃厚なカレーの味わいでしたが、すぐにスパイスの刺激的な辛さが襲ってきます。想像していたよりずっと辛く、なかなかの量を口に含んでしまったことをやや後悔するほど。ひと口のごはんに対して、ほんの少しの量で充分なので、くれぐれもかけすぎにはご注意ください。舌先が痺れるほどの辛さです。

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とはいえ辛さだけでなく、プチプチとしたゴマの風味やクミンの香りがいいアクセントになっていて、ただのカレーとは別物。完全にスパイスが主役になっていて、“食べるガラムマサラ” の名に偽りなしです。

食べるガラムマサラがスパイシーなので、ごはんが甘く感るほど。ただ辛いだけでなく、玉ねぎやトマトの旨みが詰まっているので、ごはんのお供にぴったりですよ。また、カレーの辛さが足りないときにちょい足しすれば、スパイスの辛さや風味をまとった本格的な味わいになりそうです。

プラスチーズでまろやかなカレートーストに

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食べるガラムマサラを塗ったパンにチーズをのせ、香ばしく焼いたカレーチーズトーストもおすすめです。

すでにお伝えしましたがかなりスパイシーなので、ごく少量を塗るだけで充分カレーパンっぽさが味わえますよ。食べるガラムマサラ単品でも充分ですが、チーズを溶かしてまろやかに仕上げました。

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スパイス好きな方は食べるガラムマサラ単品で。マイルドに仕上げたいなら、バターやマヨネーズを塗ったり、チーズをかけたりするなど、まろやかな食材をプラスするのがおすすめ。スパイシーな味わいがまろやかになり、よりおいしくなりますよ。
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