ライター : あれすーぱ

風の向くまま気のむくまま今日もまた… 神出鬼没の移動式屋台バー「Twillo」

神出鬼没の移動式屋台「Twillo(トワイロー)」をご存知ですか? 出店地域は都内全域なのですが、開店と同時に入店する事はほぼ不可能。それは何故かというと…

出店場所は、開店時感直前に店主のTwitterにて発信するようなっているからです。

冒険◯日目と題された、開店から現在までの日数は数えること「1288日(2014年6月30日現在)」。
出店場所を伝えるtweetは、どこか詩的なたゆたいに満ち、所在なげに虚空を見つめる荒野の旅人のようなイメージを喚起させます。
軽やかにしとやかに自身の居場所を告げる。まるで早春の森にこだまするヒバリのさえずりを聴いているかのようです。

「Twillo」で提供するメニューはドリンクのみ

「ワイン」「スパークリングワイン」「カクテル」「ウイスキー」「スピリッツ」など(以上800円)はバカラのグラスで、「ホットワイン」「ホットラム」(以上500円)は耐熱カップで提供する。ソフトドリンクは毎日粉を練って作るという濃い味わいの「ココア」(500円、一日限定約20杯)と「紅茶」(300円)を用意する。フードは持ち込みが可能で、自分で作った料理を持参する客やピザのデリバリーを取る客もあるという。

出典: nihombashi.keizai.biz

シガーも3500円〜6000円で販売しているとのこと。
そんな移動式屋台「Twillo」の店主の名は神条昭太郎さん。そもそもどうしてこのようなスタイルの居酒屋をスタートさせたかというと、
リヤカー式の屋台を引く神条昭太郎さんはバーテンダーのほか、銀行員、政治家秘書、フリーターなど異色の経歴の持ち主。「自分の店を持ちたい」と2006年8月に同バーを始めた。
以前は外苑前で営業していたが、ここ1年は神条さんの「地方選挙への出馬準備」のため営業を休止。直近の出馬がなくなったため営業を再開したが、今回は場所を決めずに「冒険」することにした。屋台の営業許可がある都内をフィールドに「さまよっていく」という。

出典: nihombashi.keizai.biz

神条さんは「一人で生きていく道を模索した中で、『自分の世界観が表現できること』『自由度が高いこと』『きちんとそれで食べていけること』、この条件を満たすことをやり続けようとスタートした。ただのバーではなく自分の哲学を実践している」と語る。特注の屋台を引いての移動中には、「存在自体がアートだ」と称賛されることもあるという。

出典: roppongi.keizai.biz

夜な夜な紫煙をくゆらせながら、当て所もない旅は今日も続く。移動屋台ならぬ、東京砂漠にひっそりたたずむ都会のオアシス「Twillo」。今宵の出没地は何処。

「Twillo」の出没情報は神条さんのTwitter及びFacebookページからチェックしてみてください。

◆Facebookページ https://www.facebook.com/shotaro.kamijo
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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