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高級魚「のどぐろ」とは?特徴と味わい
のどぐろはスズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属の魚。実は「のどぐろ」は通称・俗称で、正式名称は「アカムツ」です。その名の通り身は赤色をしています。
全長20cm以上のものはスーパーで1尾1,000円以上することはざらで、お盆や正月になると2,000円以上するのだとか。このことから高級魚として知られています。(※1)
全長20cm以上のものはスーパーで1尾1,000円以上することはざらで、お盆や正月になると2,000円以上するのだとか。このことから高級魚として知られています。(※1)
のどぐろの味わい
のどぐろは「白身のトロ」と呼ばれるほど脂のりがよく、上品な旨味が味わえるのが特徴です。白身魚でありながらジューシーな旨味が味わえるのが魅力です。
お刺身ではトロッとした脂と甘みが、煮付けにするとふわふわの食感が味わえます。干物にするとパサパサしがちな魚種がある一方、のどぐろの干物は脂のりがよく、白いごはんによく合うといわれていますよ。
お刺身ではトロッとした脂と甘みが、煮付けにするとふわふわの食感が味わえます。干物にするとパサパサしがちな魚種がある一方、のどぐろの干物は脂のりがよく、白いごはんによく合うといわれていますよ。
「のどぐろ」の名前の由来と高級な理由
名前の由来
「のどぐろ」は漢字で「喉黒」と書きますが、その由来は口を開けて見たときに喉の奥が真っ黒な色をしていることから。
一方、正規名称である「アカムツ」に関しては、「アカ」が文字通り “赤色”、「ムツ」は脂っこいという意味の “むつっこい” という言葉から来ています。
ちなみに、関東地方ではアカムツ、日本海沿岸ではのどぐろと呼ばれることが多いですが、人気上昇にともない、最近では関東地方でものどぐろという名称が一般的になってきています。(※1)
一方、正規名称である「アカムツ」に関しては、「アカ」が文字通り “赤色”、「ムツ」は脂っこいという意味の “むつっこい” という言葉から来ています。
ちなみに、関東地方ではアカムツ、日本海沿岸ではのどぐろと呼ばれることが多いですが、人気上昇にともない、最近では関東地方でものどぐろという名称が一般的になってきています。(※1)
のどぐろが高級魚と言われる理由
のどぐろは昔から漁獲されていましたが、水揚げ量自体は少なく、各地域のみで消費される傾向にありました。
しかし、ある時期に有名料理番組に取り上げられて認知度が上がり、2014年には島根県出身のテニスプレーヤー・錦織選手が「日本に帰ったらのどぐろを食べたい」と発言したことで注目度がアップ。
ほかの魚に比べて水揚げ量が少なく、人気が高まったので、供給に対して需要のほうが高くなり、価格が高騰したといわれています。
しかし、ある時期に有名料理番組に取り上げられて認知度が上がり、2014年には島根県出身のテニスプレーヤー・錦織選手が「日本に帰ったらのどぐろを食べたい」と発言したことで注目度がアップ。
ほかの魚に比べて水揚げ量が少なく、人気が高まったので、供給に対して需要のほうが高くなり、価格が高騰したといわれています。
のどぐろの特徴
- スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属の魚で、正式名称は「アカムツ」
- 口を開けて見たときに喉の奥が真っ黒な色をしているから「のどぐろ」
- 脂のりがよく、上品な旨味を感じられる味わい
- 水揚げ量が少ないうえに近年人気が高まっているので高級魚となっている
のどぐろの主な産地
島根県
のどぐろの産地として、全国的にとくに有名なのが島根県。太田市や浜田市では、古くから底引き網漁が盛んです。とくに浜田市では、のどぐろを市の魚に選定しているほど。
8月~翌年5月にかけて獲れた新鮮なのどぐろは「どんちっちのどぐろ」と名付けられ、ブランド化が図られています。周辺海域に良質な栄養源があるため、おいしいのどぐろに育つとされていますよ。(※2,3)
8月~翌年5月にかけて獲れた新鮮なのどぐろは「どんちっちのどぐろ」と名付けられ、ブランド化が図られています。周辺海域に良質な栄養源があるため、おいしいのどぐろに育つとされていますよ。(※2,3)
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