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常に行列が絶えない大阪・堺の『かん袋』。なんと、メニューはたった2つだけなんだそう。提供されているくるみ餅は、一般的に想像されるものとは大きく違っているんだとか。では、一体どんなくるみ餅なんでしょうか?名前の由来とともにご紹介しますよ。

鎌倉時代から続く老舗

こちらのお店の起源は、なんと鎌倉時代末期までさかのぼります。なんと、「かん袋」という店名はあの豊臣秀吉が名付けたのだそう。歴史を感じますね。また、メニューが2種類しかないのも特徴のひとつ。その2種類のメニューを求めて行列が絶えないというのですから、一体どんなお店で、どんなものが食べられるのか気になりますよね。

店の名付け親は豊臣秀吉⁉︎

こちらの「かん袋」は、もともと鎌倉時代末期に和泉屋徳兵衛(いずみや とくべえ)という人物が現在の大阪府堺市に「和泉屋(いずみや)」という商号で御餅司の店を開いたのが始まりなんだそう。

それから時は流れ、安土桃山時代に豊臣秀吉が大坂城を建てたときのことです。秀吉は堺の商人たちへ多額の寄付を要求しました。そしてそのお礼にと、商人たちを大坂城に招いたのです。

当時まだ天守閣は築城の途中で、ちょうど屋根を瓦でおおうという作業をしているところでした。暑い日差しのなかで、職人が一枚一枚瓦を運んでいるのを目にした「和泉屋」の店主である和泉屋徳左衛門(いずみや とくざえもん)は、これは大変な作業だと思い、毎日手伝いにでかけました。彼は餅作りで鍛えた腕力をいかして、瓦を次から次へと屋根の上に放り上げたのです。瓦は春風にあおられて、まるで紙袋がひらひらと舞い散るように屋根に上がっていったのだそうです。

その様子を見た秀吉が、「かん袋が散るさまに似ている」とその腕の強さを讃えました。そして「以後店名を『かん袋』と名付けよ」と命じたことから、「かん袋」が和泉屋の商号になったのだそうです。

歴史あるお店「かん袋」

味のあるお店

角地にそってお店が建っているこちらのお店。古い建物がお店の歴史を物語っています。「かん袋」と書かれた看板の文字が色あせているのも、味があって素敵ですね。

混雑時、こちらの周りは多くの人が行列を作って賑わっています。

駐車場も昨年リニューアルされ、きれいで広い駐車場が準備されました。大道筋から入れるようになり、便利になりましたよ。

落ち着いた店内

店内はとてもシンプルです。どこか懐かしい、田舎の祖父母の家に遊びに来たお盆のワンシーンのような、そんな落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ショーケースの中には壺に入ったくるみ餅や、箱に入ったくるみ餅などお土産用の商品がずらりと並んでいますので、ぜひ見てみてください。

この店内は普段はいつも人で賑わっていますが、それでもこの落ち着いた雰囲気が崩れることはありません。
そして、店内からはつぼ庭を眺めることができます。とても丁寧に手入れされており、風情があって素敵です。

これがかん袋の「くるみ餅」

くるみ餅

1人前:360円(税込)
2人前:720円(税込)

「くるみ餅」と聞くと、木の実の「胡桃」をペースト状にしたものを、お餅の上からかけたものを想像する方が多いのではないでしょうか。

実はこちらの「くるみ餅」は「包み餅」。青大豆で作られた餡で白玉を「包んだ(くるんだ)」ものであることから、「くるみ餅」という名前になったのだそうです。胡桃をつかっているわけではないんですよ。
純白のお餅の、絶妙なもちもちとした歯応えと柔らかさ、そしてその喉ごし。しっかりとしたコシもあります。ずんだ餅とはまた違う、艶のある緑色をした餡のなめらかさ、しかししつこさはなく爽やかな味わいです。

後味もとてもよく、餡のとろみや甘さ、何もかもすべてがちょうどよいバランスになっています。食べ飽きることなく何個でも食べ続けられてしまいそうです。

暑い日には「氷くるみ餅」を

氷くるみ餅

1人前:360円(税込)
2人前:720円(税込)

夏の暑い日には、こちらの「氷くるみ餅」を頼むことをおすすめします。これは、先ほどのくるみ餅に氷がのったものなんです。こちらの氷はふわふわシャリシャリのどちらの食感も楽しめる何とも不思議なかき氷。頭がキーンとならないので、とても食べやすいんです。

門外不出の秘伝の緑色の餡が、何とも絶妙に氷と混ざり合います。甘すぎずさっぱりとしているので、甘いものがあまり得意ではない人にもとても人気があるんですよ。

食べられるのは直接足を運んだ方だけ

こちらのお店のくるみ餅を食べたいという人はたくさんいらっしゃると思いますが、残念ながらこちらのお店は直接足を運ぶ以外、口にすることができません。

以前は通販もおこなっていたそうですが、味が落ちるということでやめてしまったそうです。「お召し上がりはその場ですぐ、最高の状態のときに」という店主の願いがあらわれています。くるみ餅は生菓子ですので、時間が経つごとに味が変わってしまうのですね。

こういった話を聞くと、ますます食べてみたくなりますよね。お土産用のくるみ餅も、お召し上がりはその日のうちにということです。

おわりに

いかがでしたでしょうか?こちらのお店のことを知れば知るほど、そして足を運ばなければ食べられない、並ばなければ食べられないと聞けば聞くほど、食べたくなりますよね。

あの豊臣秀吉が名付け親だという歴史あるお店。商品の味だけではなく、歴史や由来を知ることでますます興味がわいてくる、そんな素敵なお店なんです。ぜひ一度実際に訪れて、その不思議な魅力を感じてみてくださいね。

店舗情報

住所:大阪府堺市堺区新在家町東1-2-1
TEL:072-233-1218
営業時間:10:00~17:00(売り切れ次第終了)
定休日:火曜日・水曜日(祝日の場合は営業)
参考URL: http://tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27001078/
お店公式サイト:http://www.kanbukuro.co.jp/
▼大阪の和スイーツはこっちもハズせない!

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