ライター : macaroni公式

世界でも高く評価される大分県の多種多様な日本酒造り

別府や湯布院などが有名な「おんせん県」として広く知られる大分県。そのほかにも、絶品グルメや豊かな自然など、多くの魅力がありますが、日本酒造りが盛んなことを知っていましたか?

大分県は面積の70%を山林が占め、海抜 0〜800 メートルにおよぶ大きな標高差があることで昼夜の温度差が大きい気候。さらに、豊かで良質な水資源を持ち、少ない耕地ながらそれぞれの気候や風土を活かした米づくりが行われています。

そこで栽培されるのが、酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)の王様と呼ばれる「山田錦」をはじめ、幻の酒米「雄町」や「五百万石」「若水」など、日本酒造りに適した幅広い品種のお米。そこから、多種多様な味わいの日本酒が造られています。
さらに大分県の日本酒には、世界的な品評会で頂点を極めたスパークリング酒や、門外不出の伝統の手造りで杜氏の技が光る美酒など、ミシュランの星獲得店のシェフや五つ星ホテルのソムリエから高く評価される銘酒が多くあります。

そんな大分県の日本酒が楽しめる場所が、東京銀座にある大分県公式のレストラン型アンテナショップ「坐来大分」。2月に行われた、日本酒と大分県の食材を使った料理のペアリング会のコース内容をもとに、食事に合う10銘柄を厳選してご紹介します。

ペアリングで楽しむ、大分県を代表する10銘柄の日本酒

大分県にある多くの蔵元はそれぞれ個性が際立っており、最初はどれを飲めばいいか迷ってしまうもの。「坐来大分」で開催されたペアリングコースの内容と共に、大分県を代表する5つの蔵元で造られた日本酒の特徴をご紹介します。

前菜

「八鹿スパークリングNiji」(写真のボトル左)と「KUNCHO NEXT 純米吟醸 無濾過無加水 Nouveau おりがらみ」(写真のボトル右)
最初の一杯におすすめなのは、八鹿酒造で造られたスパークリングならではの爽やかさが特徴の「八鹿スパークリングNiji」。米と水だけで作られたすっきりとした味は、前菜で提供された「佐伯グリーンアスパラ浸し」のさっぱりとした風味が合います。

「大分 根三つ葉浸し おおいた冠地どり笹身叩き」に合わせたいのは、クンチョウ酒造で造られた「KUNCHO NEXT 純米吟醸 無濾過無加水 Nouveau おりがらみ」。華やかな吟醸香とピリッとしたガス感が特徴のコクのある日本酒は、軽く炙ったささみとぴったりです。

向付

「KITSUKI BLANC CUVEE CHIEBIJIN 2023」(写真左)と「西の関 手造り純米酒」(写真右)
飲みやすく、日本酒を普段飲まない人にもおすすめな中野酒造で造られる純米吟醸生酒「KITSUKI BLANC CUVEE CHIEBIJIN 2023」。精米歩合60%の生酒で生魚との相性も良いため、「関たい薄造り 桜塩 ぽん酢」がペアリングとして提供されました。生産地である杵築市は牡蠣の養殖が盛んで、牡蠣と合うようにワイン酵母で醸している事も特徴です。

もうひとつの料理、濃いめの味付けに仕上げた「郷味 りゅうきゅう 豊の活ぶり」におすすめなのは、萱島酒造で造られる「西の関 手造り純米酒」。明治6年創業以来、一貫した手造り製法にこだわり、日本酒本来のうまさを伝えてくれます。鰻のほか、焼き鳥(タレ)や鯖の味噌煮など、濃厚な味付けの料理との相性は秀逸です。

酒肴

「ちえびじん 純米酒」(写真左)と「西の関 純米大吟醸 はんなり」(写真右)
中野酒造で造られる「ちえびじん 純米酒」はフレッシュな林檎のような爽やかな香りと熟したフルーツのようなやさしい甘みが特徴。風味を合わせた、「国東 太刀魚 林檎鬼卸し」との相性もばっちりです。

次は、萱島酒造が造る香りが控えめで料理の邪魔をしない旨口タイプの純米大吟醸酒「西の関 純米大吟醸 はんなり」と、コクのある「姫島 車海老 南蛮漬け」とのペアリング。穏やかな香りとお米の繊細な旨みが滑らかでふくよかな味わいが楽しめます。

主鉢

「豊潤 おりがらみ」(写真左)と「豊潤 大分三井」(写真右)
リンゴ酸による甘酸っぱい味わいと、瓶内二次発酵による爽やかな口当たりが特徴である小松酒造の日本酒「豊潤 おりがらみ」。主鉢として提供された「おおいた冠地どり 宇佐唐揚げ 柚子出汁ぽん酢」のような揚げ物と合わせると、すっきりと旨みを引き立ててくれます。
「豊潤 大分三井」も白麹由来のクエン酸による爽やかで甘酸っぱい柑橘系の酸味と、大分県の酒米”大分三井”を使用することでさっぱりとキレのいい後味が特徴の日本酒。ペアリングで合わせた「安心院 すっぽん 唐揚げ 柚子ぽん酢」との相性も抜群です。

〆の逸品

「KUNCHO NEXT 純米吟醸 雄町」(写真左)と「八鹿 吟醸 桃」(写真右)
シメのご飯とも相性が良いのは、超ドライ辛口タイプのクンチョウ酒造「KUNCHO NEXT 純米吟醸 雄町」。料理を邪魔しないほのかな香りで、「日田 鰻 飯蒸し」のふっくらとした味わいにもよく合います。
〆のもうひと品は椎茸の出汁で作られた「玖珠 もち麦リゾット 九重 椎茸」。合わせた「八鹿 吟醸 桃」を造る八鹿酒造がある九重町は、全国1位の椎茸の産地として知られます。質・量ともにレベルの高い肉厚でジューシーな椎茸のステーキと日本酒は、今もっとも注目のペアリングです。

東京銀座で大分本場の味わいを体験してみませんか

特徴のある日本酒に、大分県産の食材を使った料理ペアリングはどれも魅力的ですよね。東京銀座にある大分県公式アンテナショップ「坐来大分」では、大分まで足を運ばなくても本場の味を楽しめます。メニューは1月ごとに変わり、食材はすべて厳選された大分産を中心とした厳選食材。大分県のお酒も多く取りそろえています。

エントランス隣のギャラリーでは、⼤分を代表する乾しいたけをはじめ、季節の⾷材をいっそう引き⽴てる、かぼすや柚⼦胡椒などこだわりの品々をセレクトして販売しています。大分の魅力を体感しに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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