ライター : sakura

週2日限定の天然酵母のパン屋さん

岐阜の象徴でもある金華山。そして岐阜の北側を流れる長良川。週に2日しか営業しない「円居(まどい)」は古くからの街道沿いに立つパンと喫茶のお店です。営業日は水曜日と金曜日、そして第一日曜日だけ。天然酵母で作られたパンやフルーツサンドが人気です。 今回は、毎月変わる天然酵母パンや、見ためもかわいいフルーツサンドが楽しめる、大人気のパン屋さんを紹介いたします。

岐阜「円居(まどい)」

岐阜市長良にある「円居」は長良川を少し南側に上ったところにあります。築100年の古い町家をリノベーションして作られたお店はとても風情があり、おしゃれ感さえ漂います。「岐阜」という町にとても合っていますよね。
入口を入ると、土間のショーケースにテイクアウト用のパンが並んでいます。靴を脱いで上に上がると畳みのお座敷があり、ランチやカフェメニューをいただくことができます。その店内はまるでおばあちゃんのおうちにでも来たかのような落ち着いた空間です。
前日から24時間以上かけて発酵させたパンは天然酵母にこだわり、卵、バター、牛乳は使いません。店内では酵母パンをメインに、サンドやクロックムッシュなどがいただけます。また、フルーツをふんだんに使ったサラダや独創的なポタージュがいただけたりと、こだわりの副菜やスープも充実しています。

人気商品「フルーツサンド」

濃厚で弾力のある生クリームにフルーツがきれいに並んで挟まった大人気のフルーツサンド。日によってフルーツの種類は変わるようです。特に柑橘類は温州みかんだったり甘平だったり蜜柑だったりタンカンだったりと、そのときのおいしい柑橘類が使われているんです。
苺もまた紅ほっぺや濃姫など、その時々のおいしい苺が使われています。バナナとキウイのサンドも人気です。ブラックココアの生地に甘くねっとりしたバナナと酸味のあるキウイが挟まっていて、ココア生地のパンとの相性もぴったり!
ほかにも富有柿とキウイ、和梨とキウイ、巨峰とマスカットなどのフルーツサンドが登場したこともありました。まるで宝石のようなフルーツサンドは彩りがとても美しいので、食べるだけじゃなく、目でも楽しめますね。
実際にフルーツサンドを召し上がった方からは「フルーツの果汁感がハンパない」「生クリームがおいしすぎる」などの声が聞かれます。既に何種類ものフルーツサンドを召し上がった方からは「どれを食べてもハズレがない」との声も。これはもう全種類制覇するしかありませんね。

月ごとに変わる天然酵母パンメニュー

楚々(そそ)/安納芋とクリームチーズ

楚々とは濃厚なチーズ風味で食べごたえ十分なもちもちパンです。こちらは大きな安納芋がゴロゴロ入ったチーズパンです。中に入る具材は月ごとに変わり、ジャガイモとチーズだったり、青じそとチーズだったりと、楚々ファンを飽きさせません。今月はネギと木の実とチーズが入った楚々が楽しめます。

漆黒/ショコラベリー

漆黒とは生地にダークチョコを練り込んだ真っ黒なパンです。ビターの効いた大人なショコラ味で、しっとりした生地はお口に入れた瞬間とろける感覚。まるでふわふなジェノワーズを食べているようです。今月はダークチョコにクランベリーとブルーベリーが入ったショコラベリー。漆黒もまた月により中に入る具材が変わります。

満月/カンパーニュ

満月という名のカンパーニュは円居を代表するパンのひとつです。毎回プレーンを含む3種類が販売されます。全粒粉配合で芳ばしい小麦の香りがお口いっぱいに広がり、天然酵母のクセもなく、ハードパンにしては少し柔らかめで、しっとりなのに粘りつくようなもちもち感がクセになります。今月はプレーン、木の実とチーズ、森のドライフルーツの3種類です。
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