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大根と梅を組み合わせる「梅流し」って何?
「梅流し」とは、大根と梅干しの煮物を食べることで、便通を良くする方法。大根や梅干しには、便秘対策として期待できる栄養素が豊富です。
ただし、梅流しを取り入れるだけで必ずしも便秘がなくなるわけではありません。便秘対策には、規則正しい生活や食事、適度な運動が基本です。梅流しの作用だけを期待しすぎるのは、避けましょう。(※1)
ただし、梅流しを取り入れるだけで必ずしも便秘がなくなるわけではありません。便秘対策には、規則正しい生活や食事、適度な運動が基本です。梅流しの作用だけを期待しすぎるのは、避けましょう。(※1)
大根と梅が便秘対策に役立つ理由
大根の栄養
- 便のカサを増やす「食物繊維」
- 消化を助ける「消化酵素」
大根100gあたりには、不溶性食物繊維が0.9g含まれています。不溶性食物繊維は、水分を吸収して便のカサを増やすことで腸を刺激し、排便を促す作用がありますよ。また、ビフィズス菌をはじめとする善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるのに役立ちます。
大根にはさまざまな消化酵素が含まれ、とくにアミラーゼに関しては、消化をサポートする作用がありますよ。(※2,3,4)
大根にはさまざまな消化酵素が含まれ、とくにアミラーゼに関しては、消化をサポートする作用がありますよ。(※2,3,4)
梅の栄養
- 便をやわらかくする「マグネシウム」
- 腸を刺激する「クエン酸」
- 腸内細菌のバランス保持に役立つ「乳酸菌」
梅干しには、100gあたり17mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、体内で水分を吸収し便をやわらかくする作用がありますよ。
また、梅干しの酸味成分であるクエン酸は、腸を刺激し、ぜん動運動を促進してくれます。
さらに、梅干しに含まれている乳酸菌には腸内細菌のバランスを保ち悪玉菌が増えるのを抑えたり、腸のぜん動運動をサポートし便通を整えたりするはたらきがあります。(※5,6,7,8)
また、梅干しの酸味成分であるクエン酸は、腸を刺激し、ぜん動運動を促進してくれます。
さらに、梅干しに含まれている乳酸菌には腸内細菌のバランスを保ち悪玉菌が増えるのを抑えたり、腸のぜん動運動をサポートし便通を整えたりするはたらきがあります。(※5,6,7,8)
梅流しの基本のやり方・作り方を紹介
材料
- 大根……1/2本(500g)
- 梅干し……中2~3粒(20~30g)
- だし用昆布……15g
- 水……1,500cc
作り方
- 保存容器に布巾で汚れを拭いた昆布と水を入れ、冷蔵庫で半日ほど寝かせてだしを取る(短時間で作る場合は30分でも可)
- 鍋に昆布だしを入れ、煮立つ直前に昆布を取り出し、皮をむいた2cm厚の輪切りの大根をやわらかくなるまで煮る
- 大根に竹串がすっと入ったら、梅干しをほぐしながら加え5分ほど煮れば完成
梅流しのやり方
- 煮汁を大きめの茶碗に入れ、ゆっくり飲む
- 茶碗一杯の煮汁を飲み干したら、大根や梅干しを食べつつ、煮汁も飲む
- 鍋の中身が全部なくなるまで食べる
梅流しをおこなう際のポイントや注意点
ポイント・注意点
- 梅流しをするタイミングは空腹時がおすすめ
- 運動をおこない腸への刺激を促す
- 体調に変化を感じた場合はすぐに中止する
梅流しをするタイミングは空腹時がおすすめ
せっかく梅流しを食べても空腹でないときだと、そのはたらきが十分に得られない可能性があります。梅流しを食べる空腹時として、おすすめのタイミングはふた通りです。
ひとつは、朝食と昼食は通常通りに、夕食として梅流しを食べる。もしくは、夕食を抜き翌日の朝食におこなうパターンです。(※6)
ひとつは、朝食と昼食は通常通りに、夕食として梅流しを食べる。もしくは、夕食を抜き翌日の朝食におこなうパターンです。(※6)
運動をおこない腸への刺激を促す
便秘の原因のひとつに運動不足が挙げられます。運動不足になると、腹筋の力が低下し便を押し出す力が弱まります。
ウォーキングや水泳、ヨガなどの全身を使う運動は腸に刺激を与えることができますよ。また腹筋運動をして、いきむ力をつけるのもおすすめです。日々の生活で適度な運動をして、腸の動きを活性化させましょう。(※9,10)
ウォーキングや水泳、ヨガなどの全身を使う運動は腸に刺激を与えることができますよ。また腹筋運動をして、いきむ力をつけるのもおすすめです。日々の生活で適度な運動をして、腸の動きを活性化させましょう。(※9,10)
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