ライター : 相羽 舞

管理栄養士

とろろ昆布の効果効能

効果効能

  1. 便秘対策
  2. 血糖値の上昇を抑える
  3. むくみ対策

便秘対策

とろろ昆布には食物繊維が含まれており、便秘対策に役立ちます。

昆布のねばり成分は、「アルギン酸」や「フコイダン」といった水溶性の食物繊維です。水溶性食物繊維には便をやわらかくする作用があり、排便しやすくしてくれます。また、腸内環境を整えるはたらきもありますよ。(※1,2,3)

血糖値の上昇を抑える

水溶性の食物繊維には、小腸における栄養吸収速度をゆるやかにする作用があります。そのため、食後の血糖値の上昇を抑えるのに役立ちますよ。そのほかにも、コレステロールやナトリウムを体外に排出したり、糖質、脂質の吸収を抑えたりする作用も期待できます。(※2,4)

むくみ対策

とろろ昆布にはミネラルが豊富に含まれています。ミネラルの一種であるカリウムには塩分(ナトリウム)を体外に排出するはたらきがあります。体内の塩分が過剰になると、余分な水分が溜まりむくみを生じる原因に。そのため、カリウムの多いとろろ昆布を摂ることでむくみ対策としてのはたらきが期待できますよ。(※5,6)

とろろ昆布のカロリーや糖質量

重量カロリー糖質量
とろろ昆布100g177kcal22.0g
とろろ昆布3g/1食分5kcal0.7g
(※1,7)
とろろ昆布100gあたりでは177kcal、糖質量は22.0g。とろろ昆布は1食あたりの量が多くなく目安が3g程度なので、5kcalと低カロリー、糖質量も0.7gと低いです。ダイエット中でも取り入れやすい食材といえます。

ほかの食材と比較すると

カロリー糖質量
とろろ昆布177kcal22.0g
カットわかめ(乾)186kcal2.9g
ひじき(乾)180kcal6.6g
あおさ201kcal12.6g
※いずれも100gあたりの値です。
(※1,8,9,10)
ほかの海藻類と比較すると、カロリーに大きな差はありませんが、上記のなかでとろろ昆布はもっとも低カロリーです。しかし、糖質量は一番多いことがわかります。カットわかめ(乾)と比べると、約7倍の糖質量です。
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