ライター : macaroni公式

中華だけじゃもったいない!きくらげの魅力を試食会で体験

Photo by 宮本信義

「きくらげといえば中華料理」。そんなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?実は、味に主張がなくコリコリとした食感がアクセントになるきくらげは、どんなレシピにもハマる万能食材なんです!

今回は、物流会社のホンダロジコムが手がける愛知県春日井市のきくらげ農園、『春日井ファーム』で栽培するきくらげを使った、きくらげ料理の試食会を開催。きくらげの種類や栄養価、国産と外国産の違いや、これまでのきくらげのイメージをくつがえす驚きの活用法を紹介します!

マカロニメイトを招いて試食会を実施!

Photo by 宮本信義

左:Kaoriさん、中央:ナヲさん、右:むっちんさん
試食会に参加してくれたのは料理好きのマカロニメイト、Kaoriさん、ナヲさん、むっちんさんの3名。料理からスイーツまで、さまざまきくらげレシピを体験しながら、きくらげの魅力を深掘りしてもらいました!

物流会社が手がけるきくらげ農園「春日井ファーム」って?

Photo by 宮本信義

愛知県春日井市で創業以来60年にわたって物流業を営んできたホンダロジコム。でも、物流会社がなぜ、きくらげの栽培を始めたのでしょうか?試食会の冒頭では、社長の本多さん自らその理由をプレゼンしてくれました。

本多さん「弊社はSDGsの観点からさまざまな地域還元に取り組んでいます。そのひとつが、障がいのある方の雇用。障がい者の方が、より安心・安全に働ける環境を考え誕生したのが、弊社が運営するきくらげ農園『春日井ファーム』なんです。きくらげ栽培は障がい者の方の作業負担が軽く、設備投資も低コスト。今後全国各地に農園を展開しやすいことも魅力でした。また、現在国内に出回るきくらげのおよそ95%は輸入品。弊社がきくらげの生産を拡大していくことで、きくらげの国内自給率にも貢献できると考えています」

知ればますます好きになる!きくらげの種類や栄養価

Photo by 宮本信義

続いてプレゼンしてくれたのは、営業担当の神谷さん。神谷さんによると、きくらげは大きく3つの種類に分けられるのだそう。

神谷さん「裏面に毛が多い『アラゲキクラゲ』は、日本で出回ることの多い品種です。『黒キクラゲ』はアラゲキクラゲより小ぶりで、裏側は茶色。『白キクラゲ』は細かいひだが花のように広がっています。『春日井ファーム』で育てているのはアラゲキクラゲ。春日井ファームのアラゲキクラゲはどこの農園にも負けない肉厚さが自慢です」

Photo by 宮本信義

さらに神谷さんは、“薬膳の王様”とも呼ばれるきくらげの栄養価についても教えてくれました。

神谷さん「アラゲキクラゲは便秘改善や肥満防止効果がある食物繊維のほか、天日を当てて乾燥させたものには、骨の健康や免疫力向上が期待できるビタミンDが豊富に含まれています。黒キクラゲにはカルシウムや鉄分などのミネラル分、白キクラゲはお腹の中で溶けやすい水溶性食物繊維が豊富なんですよ」

中国産と国産、結局何が違うの?食べ比べて確かめてみた

Photo by 宮本信義

続いて神谷さんは、輸入きくらげのなかでも多くの割合を占める中国産キクラゲと全体の5%ほどしか出回らない国産きくらげのサンプルを取り出し、その違いを解説してくれます。

神谷さん「水戻ししたものを比べてみると、中国産は乾燥前のおよそ4倍しか量が増えないのに対して、国産はおよそ8倍にも膨らむんです。厚みを見てみると、国産のほうが中国産よりもやや肉厚ですよね。気になる価格は、国産の場合中国産のおよそ8〜10倍!国産品はそれだけ希少なものなんですよ」

ふたつの味の違いに興味津々のマカロニメイトのみなさん。実際に食べ比べてみると……。

Photo by 宮本信義

むっちんさん「食感が結構違う!中国産はシャキシャキしてるけど、国産はコリコリしてますね」

Kaoriさん「箸で持つと厚みの違いがわかります。中国産はペラっとしてるけど、国産はやわらかくてプリプリしてる!」

こんなきくらげ見たことない!おしゃれなパーティ料理に大変身

お待ちかねの試食タイム!

今回神谷さんたちが用意してくれたのは、きくらげのイメージをくつがえす驚きのパーティ料理。次々とテーブルに登場する華やかなメニューに、マカロニメイトのみなさんから歓声が上がります。

彩り鮮やかでパーティにぴったり!「きくらげのカプレーゼ」

Photo by 宮本信義

最初に登場したのはなんと、きくらげを使ったオードブル!生ハムの上にモッツァレラチーズときくらげが重なり、ベビーリーフとコーンのトッピングで彩りも鮮やか。シャンパンも登場し、まるでパーティー料理です。

ナヲさん「まさか前菜からきくらげでくるとは!おしゃれでびっくり!」

むっちんさん「生ハムの塩気やチーズのコクに、きくらげの食感が加わって楽しい!キクラゲ自体は味が主張しないから何色にも染まるんですね」

野菜との相性バツグン!食感も楽しい「きくらげのアヒージョ」

Photo by 宮本信義

続いての試食はきくらげのアヒージョ。今回は、水戻しししたキクラゲのほかに、『春日井ファーム』のきくらげが入った『パンダこんにゃく』も具材として使っているのだそう。果たしてお味は……?

むっちんさん「ミニトマトと一緒に食べるとおいしい。これ、シャンパンにすごく合いますね」

Kaoriさん「きくらげにこんにゃく。食感にバリエーションがあって楽しいです」

子どもから大人まで、家族みんなで食べられる「きくらげのピザ」

Photo by 宮本信義

次に登場した料理は、大きめにカットしたきくらげをピザにトッピングした、きくらげピザ!きくらげとチーズの相性はカプレーゼで証明済みですが、トマトソースはどうなのでしょうか?

むっちんさん「味のしっかりしたトマトソースにもきくらげが馴染んでる!」

ナヲさん「おいしいです!子どもが喜んで食べそう」

料理だけじゃない!マカロニメイトもびっくりの「きくらげスイーツ」

Photo by 宮本信義

きくらげの可能性は料理だけにとどまりません。最後の試食はなんときくらげを使ったスイーツ!おしゃれに盛り付けられたチョコレートアイスとマドレーヌのデザートプレートに、マカロニメイトのみなさんも驚きながら試食……。

Kaoriさん「アイスの中に細かく刻んだきくらげが入ってる!口の中で溶けて食感が変化するのがおもしろい!」

ナヲさん「マドレーヌはきくらげ感控えめだけど、いいアクセントになってますね」

きくらげがもっと身近になる、絶品加工品もいろいろ!

Photo by 宮本信義

ホンダロジコムでは、きくらげをもっと身近な食材にするために、さまざまな加工品の開発・販売も手がけています。試食会に登場した加工品のなかでもマカロニメイトのみなさんに大好評だったのが、『パンダこんにゃく』『黒い騎士』『きくらげアイス』の3品。

アヒージョで使用した『パンダこんにゃく』シリーズは、パンダのパッケージがかわいいきくらげ入りのさしみこんにゃく。袋から出してそのまま食べられ、こんにゃくのぷるぷる食感と、国産きくらげならではのトロリととろけるゼラチン質の2種類の食感が楽しめます。

ソースメーカー『コーミ』とコラボしたパスタソース、『黒い騎士』は、国産きくらげと酸味控えめな完熟トマトソースの旨味が響き合う逸品。今回の試食では、ピザソースとしてもアレンジされていました。(※現在商品改良中につき、しばらくの間販売停止)

『きくらげアイス』は、きくらげの食感を引き立てるためアイス自体の味にもこだわって開発。チョコ、抹茶、バニラの3種類が発売中で、きくらげの存在感がもっとも立っているのはバニラアイスなのだそう。

現在『春日井ファーム』の公式通販でも購入できるきくらげ製品、ぜひ試してみてくださいね!

きくらげはどんな料理にも合う万能食材

Photo by 宮本信義

試食会の終盤では、神谷さんが乾燥きくらげのおいしい戻し方をマカロニメイトのみなさんにレクチャー。

神谷さん「きくらげは水でゆっくり戻すことで食感がよくなるんです。その際、砂糖をひとつまみ入れることで栄養価を逃さずによりふっくら戻りますよ!」

神谷さんのお話に熱心に耳を傾け、メモを取るマカロニメイトの3人。試食会終了後は神谷さんや本多さんを交え、きくらげのレシピアイデアについて盛り上がります。

むっちんさん「どんな料理や食材とも合うから、どう活用しようか迷っちゃう(笑)」

Kaoriさん「家では中華以外の料理でいろいろと試してみたい!」

ナヲさん「おでんみたいに味を染み込ませる料理が合いそう」

本多さん「浅漬けもおすすめですよ。ぜひいろいろなレシピを試してみてください」

今回試食会に参加してくれたマカロニメイトの3人が、『春日井ファーム』のきくらげを活用したレシピを考案してくれました。投稿画像のリンクから、ぜひチェックしてみてくださいね!

編集部のおすすめ