ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

腸活で取り入れたい食べ物は?

ヨーグルト

腸内環境を整えるには、「善玉菌」を含む食品を摂ることが大切です。善玉菌は、便秘やストレスによる「悪玉菌」の増殖を抑えてくれます。ヨーグルトには、善玉菌の一種である「ビフィズス菌」が含まれています。ビフィズス菌には、腸のはたらきをよくする、腸内で有害な菌の増殖を抑えるなどといった作用があります。

デザート感覚でそのまま食べられるヨーグルトは、腸活に取り入れやすいですよ。(※1,2)

納豆

納豆には善玉菌の一種である「乳酸菌」や、「納豆菌」が含まれています。納豆菌の特徴は、酸に強いこと。胃酸に耐えて生きた状態で小腸や大腸上部に届き、善玉菌の増殖を助けてくれますよ。

納豆は調理をせずに食べられるので、料理を準備する時間がないときや、手軽な副菜がほしいときに活用できるのが魅力ですね。(※3)

漬物

漬物やキムチには、腸内菌のバランスをとるためにはたらく「乳酸菌」が含まれています。乳酸菌には、大腸菌をはじめとした悪玉菌の増殖を抑える、便通の改善にはたらくといった作用があります。

腸活に役立つ食品のひとつですが、塩分が多く含まれているため、食べ過ぎには注意してくださいね。(※1,4)

きのこ

腸活では、食品から善玉菌を摂るだけでなく、腸内にもとから存在している善玉菌を増やすことも大切です。きのこに多く含まれる「食物繊維」は、大腸において善玉菌のエサとなるため、善玉菌の増殖に役立ちます。

きのこのなかでもとくに食物繊維が豊富なのは、えのきたけやしいたけです。汁物の具や、副菜に取り入れてみてくださいね。(※1)

ごぼう

食物繊維は、さまざまな野菜に含まれていますが、とくにごぼうに豊富。100gあたりの含有量は、5.7gです。また、食物繊維と同様に善玉菌を増やすのに役立つ「オリゴ糖」も、ごぼうに多く含まれています。

ごぼうは下処理に手間がかかりますが、きんぴらごぼうや煮物などの作り置きを用意しておくと、手軽に食物繊維が摂れますよ。(※1,5)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ