美食はカジュアルに楽しもう。東京の気張らない「カウンタービストロ」5選

こだわり抜かれた上質なおいしい料理が食べたいけれど、肩肘はったお店は苦手。そんな人におすすめなのが、今人気を集めているカウンターを主軸に据えたビストロ。国内外の実力店で腕を磨いたシェフによる独立店も多く、カウンターでコミュニケーションをとりつつ、カジュアルに楽しめるのが魅力です。

2019年11月29日 更新
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おいしいものを気軽に、東京のおすすめ「カウンタービストロ」

今、カウンターを主軸に据えたビストロが人気を集めている。その中には、国内外の実力店で腕を磨いたシェフによる独立店も多い。
店内は、お洒落でありながら、肩肘張らないアットホームな雰囲気が漂う。その上、料理はコースでもアラカルトでもリーズナブルに楽しめ、こだわりのドリンクも広く用意されるなど、使い勝手抜群な点も大きな魅力。

ライブ感あふれるカウンター席で、一人で美味に浸るもよし、恋人や家族、友人とともに至福のひとときを過ごすもよし。今回は、東京でおすすめしたい「カウンタービストロ」を厳選してご紹介しよう。

【中目黒】「自由なフランス料理」に何度も足を運びたくなる、『グルドボワ』

2018年11月、中目黒駅から徒歩5分のところに誕生したビストロ『グルドボワ』。オーナーシェフの布山さんは、フランス修業中にビストロノミー(美食を意味する「ガストロノミー」とカジュアルなフレンチ「ビストロ」の2つを併せ持つ店)に刺激を受け、自らの店の理想像を思い描いた。
「フランス料理を、もっと日常にしたい」というテーマの元、まるでフランスの路地裏にいるような雰囲気を漂わせている。

そんな同店でおすすめなのが、お客の好みや要望にあわせて作る「おまかせコース」。なんと5品+アミューズで一人5,000円と、素晴らしいコスパを誇る。そんなコースから、とある日の2品をご紹介しよう。
まずは「兵庫県産真牡蠣の冷製 生クリームと焼きのり 海藻とシャンパンビネガー」(写真上)。

シャンパンビネガーの酸味、ワカメやトサカノリ、エシャロット、レッドオゼイユ(ほのかな酸味のあるハーブ)が、プリッとした牡蠣の滋味を引き立てる。クリーミーな牡蠣と生クリームの濃厚なミルク感を堪能できる一品だ。
そのビジュアルに驚くのは「真鱈のベニエ(フリット)自家製ビーツのマヨネーズ」(写真上)。黒色の正体は竹炭で、衣は卵・小麦粉・ビールに少量の竹炭を混ぜて作られる。

サクサクの衣に包まれたタラの風味を引き立てるのは、ビーツ100%ジュースと、豆乳でつくった自家製マヨネーズを合わせたピンク色のソースだ。ホロっと崩れるタラのうまみ、酸味のあるまろやかなソースが絶妙なハーモニーを奏でる。

また、自慢の自然派ワインは、グラスが赤と白それぞれ3種類、ボトルは4,000円台から揃う。ビストロノミーのエッセンスあふれる料理に合わせて楽しみたい。

【神楽坂】食材を活かした丁寧な料理とワインが楽しい、『BISITO』

「1品だけでも、ワインだけで飲みに来てくれるのも大歓迎です」と話すのは、2018年5月に神楽坂にオープンしたビストロ『BISITO(ビジト)』のオーナーシェフ伊藤さん。

都内の高級フレンチやフランスの人気レストランで修業を重ね、気軽に友人を招けるようなお店を作りたいという想いから同店オープンに至った。
そんな伊藤さんが得意とするニース料理や王道のフレンチの他、幅広い料理が楽しめる。
前菜にオススメなのは「岩手県八幡平(はちまんたい)の生のマッシュルーム」(写真上)。

フレッシュなブラウンマッシュルーム・ホワイトマッシュルームを、オリーブオイルと塩、ビネガーだけでシンプルに味付けし、アクセントとして自家製のラルド(豚の背油を塩漬けしたもの)を添える。
肉厚で香り豊かなマッシュルームとラルドの塩気が好相性で、クセになる一品だ。
その日のメニューにあれば注文したいのが「希少部位、和牛千本筋の赤ワイン煮込み」(写真上)。牛1頭につき2本しか取れない希少部位を低温で5~6時間じっくり煮込み、やわらかくネットリと仕上げる。赤身肉の凝縮されたうまみを、赤ワインと野菜を煮詰めたソースが引き立てる。
ワインは、料理との相性を考えてセレクト。通も驚くほど上質なもののほか、「本日のグラスワイン」として赤、白、ロゼが900円〜。その他、スペインの蒸留酒なども揃う。ふらっと訪れ、お酒と料理の美味に浸ろう。

【代々木上原】常連も愛する「リゾット」は必食、『36.5℃ kitchen』

代々木上原の駅前ビル地下に広がる『36.5℃ kitchen(サンジュウロクドゴブ)』は、宮本シェフの地元・北海道食材などを使った、珠玉のフレンチが楽しめると人気の一軒。

一度聞いたら忘れないその店名には、2つの想い「人の体温より少し温かい気持ちで来て欲しい」「1年365日、気軽に使ってほしい」が込められている。それを表すように、シンプルな内装ながらも、おしゃれで温かな雰囲気が漂っている。
「鴨の低温ロースト バルサミコソース」(写真上)は、鴨のパリッとした皮目とやわらかな肉のコントラストが素晴らしい。丁寧に仕上げる低温ローストは、まず塩で鴨本来のうまみを味わった後、酸味とまろやかさを併せ持つ濃厚なバルサミコソースで堪能しよう。
これだけを目当てに来る人もいるほど人気の一皿が、「北海道産昆布とフルーツトマトのリゾット」(写真上)。生クリームに昆布のエキスを抽出し、ベーコンやトマト、ご飯とともに軽く炊いたリゾットは、昆布のうまみとトマトの酸味がバランスよく溶け合い、体に染み渡る。

なおワインはフランス、イタリア産が中心でグラスでも提供される。本格的ながらお手軽な料理とともに味わえば、また訪れたくなるに違いない。

【池ノ上】「賞味期限1分のパイ」に心躍る、街角ビストロ『トネリコ』

“街に溶け込むように”という想いを込め、植物の「トネリコ」を店名に冠したビストロは、池ノ上の商店街の一角にひっそり佇む。

アットホームな雰囲気の同店で腕を振るう加藤さんは、“伝説のシェフ”とも呼ばれる勝又登氏の箱根『オーベルジュ オー・ミラドー』や都内屈指のフレンチの『NARISAWA』などを経て独立した実力派。
そんな同店の看板メニューは「トネリコ名物のフルーツトマトのパイ」(写真上)。自家製パイ生地の上に薄くスライスしたフルーツトマトを約1個分のせている。

スイーツのような見た目のパイは、濃厚な甘みとうまみを持つトマトとサクッと軽い生地を同時に味わってもらうために”賞味期限1分”となっている。撮影もそこそこに、パクっといただこう。
イカと栗という意外な組み合わせに驚く「小ヤリイカの網焼き 栗とパセリのソースで」(写真上)は、網焼きしたミディアムレアのイカに赤ワインベースのソースをかけ、そこにフランス産の栗を使ったピューレとパセリのグリーンソースを合わせている。口に運ぶと、イカと栗ピューレの驚きのマッチングに感動するはずだ。

発想豊かな料理の数々には、アメリカ産自然派ワインやスコットランドのクラフトビール「BREWDOG(ブリュードッグ)」などを合わせて楽しんではいかがだろう。

【豪徳寺】あの名ビストロ出身シェフによるジャンルレスな料理、『ketoku』

三軒茶屋の人気ビストロ『uguisu』出身の松岡さんがオープンした『ketoku(ケトク)』は、新宿から小田急小田原線で20分ほどの豪徳寺駅近くにある。

厨房を囲むL字カウンターをメインとした店内は、アットホームで居心地も抜群。そんな『ketoku』には、カテゴリーに収まらない個性的な料理が並ぶ。
前菜にオススメなのが「梅味玉子、インカの目覚め、鯖の生ハム」(写真上)。梅味の半熟卵、ほっくりしたジャガイモ、燻製香が鼻をくすぐる鯖の生ハムは、仕事帰りにワインとともに味わいたい、心なごむスターターだ。
「比内地鶏 だまこ鍋風煮込み」(写真上)は、白ワインベースのだしに、うるち米を団子状にした「だまこ」をはじめ、比内地鶏やネギ、セリ、ゴボウ、キノコなどの具材を入れて煮込み、オーブンで焼いて仕上げる。

だしをたっぷり吸っただまこや、風味豊かでジューシーな地鶏を心ゆくまで堪能したい。
お酒は、ワインだけでなくクラフトビール、日本酒までが幅広く揃う。各料理に合わせて飲みたいものをセレクトし、気ままに楽しんでみてはいかがだろう。幸せな気持ちで一日を終えられるに違いない。
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