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糖質の摂りすぎを調整できる
普段、何気なく食べたり飲んだりしているものの中にも、糖質を多く含むものがあります。ご飯や麺を大盛りで食べる、麺類にご飯物を付けたり、カレーや丼物、ジュースやお菓子をよく食べる人などは、知らず知らずのうちに糖質を摂りすぎている可能性が。
特に、お菓子やジュースには糖質が多い一方で、ミネラルやビタミンなどの栄養素は、ほとんど含まれていないことが多いので注意が必要です。
摂取した後に、エネルギーとして消費されなかった糖質は、中性脂肪として蓄積され、肥満の原因にも。摂取しているものの糖質量を把握し、食事全体のバランスを考えながら摂ることで、摂りすぎを調整することができます。(※5,6)
空腹感を感じにくく、ストレスが少ない
糖質制限では、肉や魚や野菜など、糖質の低い食品には制限がないため、おかずを減らす必要がありません。そのため、糖質以外のたんぱく質や脂質の摂取量が増加しやすい傾向に。
たんぱく質が多い食事は満腹感を感じやすく、その満腹感が持続しやすいことが明らかになっています。また、脂質についても、胃での滞留時間が長く、長時間空腹を感じにくいため、空腹のストレスが少なくなる傾向にあると言われています。(※7,8)
糖質は1日にどのくらいとるのが良い?
1日あたり250g~325gを目安に
糖質を含む炭水化物の摂取量は、一日の摂取エネルギーの50~65%が好ましいと定められています。健康な成人女性が一日に必要とするエネルギー量は約2,000kcal程度で、その約6割とすると約1,200kalを炭水化物から摂取することに。
炭水化物1gのエネルギー量は4kcalなので、それをまるごと糖質量に当てはめるとすると、一日に300gの糖質を摂取する必要があります。茶碗1杯(140g)の白飯の糖質量は50g程度ですので、単純に計算すると、一日で茶碗6杯分の白飯を食べることになります。
しかしながら、実際の食事では、白飯以外のさまざまな食品から糖質を摂っていたり、炭水化物の一部である食物繊維にもわずかながらエネルギーが含まれているため、白飯から摂取する糖質量は、1回の食事で茶碗1杯程度を目安にするとよいでしょう。(※3,9)
糖質制限ダイエットをする時の注意点
極端に糖質を制限しすぎない
極端に糖質制限をすると、その食品に含まれるほかの栄養素も摂れず、必要な栄養が不足する原因になったり、代わりのエネルギー源となるたんぱく質や脂質などをとりすぎてしまうことも。
普段、おやつやジュースなどで多く糖質を摂っている場合、まずはそこから見直すことを優先して、食事から無理な糖質制限をするのは控えましょう。(※4,10)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。