甲乙ってどういう意味?焼酎の種類とおいしい飲み方

米や麦、芋などいろいろな味と風味を楽しめる焼酎。ここでは焼酎初心者の方のために、甲類焼酎と乙類焼酎の違いや製造方法、おいしい飲み方などを徹底解説していきます。本格焼酎が好きな方も、サワーが好きな方も、ぜひチェッしてみてください!

2020年1月15日 更新

焼酎とは

焼酎は米や芋、麦、そば、黒糖などさまざまな素材から作られている、日本古来のお酒です。16世紀ころには、日本ですでに焼酎造りが始まっていました。

焼酎はウイスキーやブランデーと同じ蒸留酒で、日本酒が15~16℃であるのに対し、焼酎はだいたい20~25℃。

焼酎のアルコール度数が高いのは、発酵した液体を熱して気化させてから、ふたたび冷やして液体にするという蒸留のプロセスを経るからです。

種類豊富な銘柄焼酎から、泡盛、ホワイトリカーまで、すべて焼酎に分類されていますが、アルコール度数は甲類で36℃未満、乙類で45℃以下と定義されています。

焼酎の種類

甲類

焼酎は蒸留の方法によって種類が分かれます。甲類は連続式蒸留器によって、何度も蒸留するタイプ。クリアでスッキリとした味が特徴で、安く大量生産できます。

代表的な銘柄は、あっさりとしていて飲みやすいサントリーの「鏡月」や、コクと旨味が強いサッポロビールの「トライアングル」、まろやかな味わいの宝焼酎「レジェンド」、シャープでクリアな味の宝焼酎「純」など。

1.8Lパックが千円ほどで買える商品もあるほどの安さが魅力ですが、原料そのものの風味はほとんど失われています。その分、チューハイのベースやリキュールの材料として活用できます。

乙類

乙類は本格焼酎とも呼ばれ、味も風味も強く個性的な銘柄が多いことが特徴。手間がかかるために値段も甲類に比べて高くなる傾向にあります。

代表的な銘柄は佐藤酒造の「佐藤」や黒木本店の「百年の孤独」、鳥飼酒造の「吟香 鳥飼」など。

なかには、一升瓶で1~4万円もするプレミアム焼酎もあるんですよ。有名なのは「3M」と呼ばれる白玉醸造「魔王」と森伊蔵酒造「森伊蔵」、村尾酒造「松尾」の3銘柄です。これらは入手困難な激レア焼酎で、数十万の値が付くことも!

混和焼酎

混和焼酎というのはその名の通り、ピュアな味わいの甲類焼酎と風味豊かな乙類焼酎をほどよくブレンドしたものです。本格焼酎の個性を楽しめながらも、ライトで飲みやすく仕上げられています。

価格は1.8Lパックで千円ほどのお手軽商品から、一升瓶に入って2万円もするプレミアムものまでさまざま。

スーパーやコンビニで手軽に買えるパック焼酎では、サッポロ「こくいも」や合同酒精「麦のかおり」、アサヒビール「かのか」などが人気です。

製造工程

甲類

甲類の原料としては、主に糖蜜や廃糖、酒粕などが使われています。それに水と酵母を加え、連続式蒸留器で何度も蒸留。

蒸留を何度も繰り返すことによりアルコールの純度が高まり、甲類焼酎ならではのスッキリとしてピュアな味わいに仕上ります。

甲類は大容量パックで安く売られているイメージがありますが、中には原酒をオーク樽などで長期貯蔵させた琥珀色で香り高い焼酎も。

秋田県醗酵工業の「あいぼう」や山田商店「オールド初エビス」、酔仙酒造「海賊の樽」などは甲類の中でも熟成期間が長く、奥深い味わいで人気があります。

乙類

乙類焼酎は、米や麦、芋などを蒸してもろみと水を加えて発酵。単式蒸留器で1~2回蒸留してからろ過、ブレンド、加水して作ります。蒸留の回数が少ないため、素材そのものの風味が残って個性的な焼酎になるのです。

単式蒸留器を使う蒸留は、昔ながらの伝統的な製法である常圧蒸留(通常の気圧)と、気圧を下げて蒸留する近代的な製法の減圧蒸留の2種類。減圧蒸留は素材の風味を残しつつも、甲類のようにスッキリと飲みやすい口当たりになるのが特徴です。

乙類焼酎はそれから、初期熟成、中期熟成、古酒化期の3段階にわたって長期間熟成させるので、刺激が少なくまろやかな味わいに仕上がります。
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wasante

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