大豆イソフラボン

納豆100gあたりには、ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンが80mg含まれています。大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似たはたらきがあり、エストロゲンの過不足を調整します。

エストロゲンは骨からカルシウムが流出するのを抑えたり、美しい肌を保ったりするホルモンです。閉経後はエストロゲンが減少し、骨が弱くなるおそれが。大豆イソフラボンが豊富な納豆は、閉経後の骨の健康維持に役立つことが期待できます。(※11,12)

納豆を食べるだけでダイエットは可能か

納豆に豊富な栄養のなかでも、食後の血糖値の急上昇を抑えるという水溶性食物繊維の作用がダイエットに役立ちます。食事のはじめに水溶性食物繊維を摂ると、血糖値を下げる際に糖質を脂肪として蓄積するホルモンが過剰に分泌されないため、太りにくい食べ方になりますよ。

しかし、納豆を食べるだけで体重が減るわけではありません。食べ過ぎに注意して、食事から摂るカロリーよりも消費カロリーを多くすることが重要です。また、食事のバランスが崩れるおそれがあるため、納豆に偏った食事は避けましょう。(※6,8,13)

卵と納豆の組み合わせが悪い噂…実は問題なかった!

納豆と卵は食べ合わせが悪い……と聞いたことはありませんか?このように言われるのは、生卵の卵白に含まれるアビジンという成分がビオチンの吸収を妨げることに由来しています。ビオチンは糸引き納豆に含まれており、皮膚や爪の健康維持に関わっている栄養素です。

しかし、ビオチンはさまざまな食品に含まれているうえ、腸内細菌からも合成されるため不足しづらいのが特徴です。生卵を大量に摂らない限りあまり影響はないため、卵と納豆の食べ合わせを過剰に心配する必要はないといえます。(※1,14)

ダイエット中におすすめ!おすすめ納豆レシピ5選

1. オートミールの納豆チャーハン

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米より低糖質なオートミールで作る、ヘルシーな納豆チャーハンです。白米をオートミールに置き換えると、一食あたりの糖質量を半分以下に抑えられます。また、電子レンジで調理し、炒め油を使わないのもカロリーをオフするポイント。ダイエット中に納豆チャーハンが食べたくなったときにぴったりのレシピです。(※1,15)

2. ピリ辛納豆冷やし中華

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納豆とたくあんを混ぜ、冷やし中華の具材にするアイデアレシピ。錦糸卵やトマトをのせて、彩りよく仕上げてくださいね。冷やし中華の定番具材であるロースハムは、100gあたり211kcalと納豆より高め。ロースハムを納豆に置き換えると、カロリーオフにつながります。(※1)

3. 納豆入り豚平焼き

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豚バラ肉とキャベツを具材にする豚平焼きに、納豆を加えてカサ増しするひと品。豚バラ肉の量は一人前あたり40gと控えめなので、ダイエット中におすすめです。ただし仕上げに使うマヨネーズは脂質が多く高カロリーなため、かけ過ぎないように注意してくださいね。
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