友人に教えたくなる店。中目黒「バル ポルティージョ」は本場スペインの風が吹く

今回は、東京・中目黒に5月10日にオープンしたばかりのスペインバル「バル ポルティージ」をご紹介します。バルをなのるお店はここ数年日本でも増えていますが、スペインのそれとは利用方法がことなるんだとか。

2019年6月29日 更新

本場のようなバルでスペイン郷土料理を。中目黒に誕生した『バル ポルティージョ』

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ここ数年、日本でも「バル」を名乗る店が増えているが、本場スペインのそれとは利用方法が大きく異なるという。2つの違いを教えてくれたのが、東京・中目黒に5月10日にオープンしたばかりの『バル ポルティージョ デ サル イ アモール』オーナーであるビクトル・ガルシアさん。
代官山のスペイン郷土料理・お米料理(アロセリア)専門店『サル イ アモール』、同じくアロセリアとスペイン郷土料理を供する銀座『アロセリア ラ パンサ』のオーナーでもあるスペイン料理のプロだ。

ガルシアさんによると、スペインにはバルが“コンビニレベル”といえるほど数多く存在するという。「現地では、コーヒー1杯から気軽に利用できるので、待ち合わせに使う人も多いですね。一人客も多いですし、基本立ち飲みスタイルです」(ガルシアさん)
立ち寄る時間帯も日本とは異なり、昼夜問わず。出社前に朝食をとる人もいれば、ランチやカフェに利用する人、帰宅前の一杯でリフレッシュする人も。朝から晩まで、一日に何度も利用することも日常茶飯事だそうで、日本のバルとは利用方法がかなり異なるようだ。

スペインには、素朴でおいしい料理がたくさんあることを知ってほしい

それでも、代官山店・銀座店に続く3店舗目としてバルをオープンしたのは、多くの人に、肩肘張らずに楽しめる素朴なスペイン料理のおいしさを知ってほしかったから。

代官山店の『サル イ アモール』に行ったことがない人を含め、多くの人にスペイン料理の魅力を知ってもらうためのきっかけとなる店になりたい。“スペインへの入り口”のような存在になりたい。

その想いから、「小さな扉」を意味する「ポルティージョ」と姉妹店の名前を合わせた『バル ポルティージョ デ サル イ アモール』の店名を名づけたのだ。
どの料理もカジュアルな価格設定なので、「いろいろ試したい」という好奇心のままに注文できるのがうれしい。

「タパス」と呼ばれる小皿料理は300円(税別)から用意があるし、パエリアはグループ向けの3~4人分サイズの他にも、1日1回大皿で炊きあげる「その日のパエリア」を抱えて店内をまわるスタッフに声をかければ、600円~700円のタパスサイズのものも楽しむことができる。

他ではなかなかお目にかかれない、本場スペインで愛される「パエリアの卵とじ」

スペイン料理と言えば、なんといってもパエリア。3~4名分の通常サイズのパエリアでぜひとも試してほしいのは、チョリソとひよこ豆のパエリアを卵でとじた「アロス コン コストラ」(写真上)だ。

スペイン南東部・アリカンテ県の郷土料理であるこのパエリアは、一見オムレツかと勘違いしてしまうが、スプーンを通すとたくさんの具と炊き立てのお米が顔を出す。
スパイシーなチョリソの他に豚バラ肉、ひよこ豆など具だくさん。スパイスの香りは感じられるが、決してスパイシーな辛口ではない。

むしろうまみたっぷりでクセがなく、毎日でも食べたくなる味。食材から出る濃い塩味と卵のまろやかさがちょうどよい塩梅で溶け合っているため、日常的に食べたいと思わせてくれるのだろう。

いろいろなタパスを試したいなら、まずはこれ!

友人や家族と訪れたときには、どのタパスを頼むか迷うだろうが心配はいらない。ぜひ同店おすすめの、タパス数種を一度に楽しめる「コンビネーションプレート」を注文しよう。プレートは5種類あるが、中でもイチオシは「コンビネーション NO.5」(写真上)。

内容は、イベリコの生ハム、ピキージョピーマン(スペイン品種の赤ピーマン)のコンフィ、イカのフリット、焼きチョリソとフライドエッグ、マッシュルームのセゴビア風(生ハムやニンニク、白ワインなどとマッシュルームを煮込んだもの)、タラのグラティナード(タラの上にアリオリソースを乗せてオーブンで焼いたもの)の6種類の盛り合わせだ。

アンチョビとガーリックの風味が効いたピーマン、にんにくマヨネーズをたっぷり塗ってから加熱したタラをはじめ、濃いめの味付けでお酒が進むものばかり。

ちなみに、NO.5は人気タパスの盛り合わせとなっているが、NO.1からNO.4までは「お肉なしのタパス盛り合わせ」「揚げ物4種の盛り合わせ」などテーマがあるので、好きな食材や調理法に応じて、好みのバージョンを選ぶのもいいだろう。
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