今年こそやってみない?プロが教える「梅仕事」の手引き

「梅雨」の語源には、梅の実が熟す頃に降る雨、という説もあるのだとか。そう、梅雨の到来とともに、今年も「梅仕事」のシーズンがはじまります。今回は、お食事や無添加の手づくり加工食品を取り扱っている「おむすび まるさんかく」オーナーの大倉千枝子さんの技を伝授します!

2019年5月29日 更新

梅の季節がやってきた。

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
「梅雨」の語源には、梅の実が熟す頃に降る雨、という説もあるのだとか。そう、梅雨の到来とともに、今年も「梅仕事」のシーズンがはじまります。梅仕事とは、梅を収穫し、漬け、梅雨明けに干して梅干しを作る、または梅酒や梅シロップを仕込むための一連の作業のこと。

おむすびをはじめとしたお食事や無添加の手づくり加工食品を取り扱っている「おむすび まるさんかく」オーナーの大倉千枝子さんは毎年この季節に、梅仕事のセミナーを開催されています。

その魅力にハマり、毎年参加しているリピーターの方も多いのだとか。「梅仕事を通して、天候や梅の出来などを気にかけるようになるので、自然の営みや環境の変化に関するさまざまなことに気づかされます」。そう語る大倉さんに、梅仕事の楽しみ方について教えていただきました。

まずは、大事な下準備から 梅や容器の選び方

自宅の庭や畑で梅を収穫できない場合は、スーパーなどで梅を購入できます。「梅は、できるだけ新鮮で黄熟したものを選びましょう。熟成した梅で作ると、味も香りも断然良くなります。店頭に並んでいる梅の中にはまだ熟成していないものも見かけますが、そんな時は新聞紙やザルに広げておき、熟すのを待ちます」と大倉さん。また、梅はしっかり洗って水気を拭き取り、表面を傷つけないよう竹串でヘタを取り除くのもポイントです。

梅を漬ける容器は、漬ける量より大きく余裕のあるサイズを選びましょう。梅酒の場合、梅1㎏に対して氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8ℓが入るので、市販のガラス容器なら5ℓサイズが適しています。どの容器も熱湯消毒ののち、アルコール消毒を。

初めての梅仕事なら、家族で楽しめる「梅シロップ」を

初心者でもはじめやすい梅仕事として大倉さんがすすめてくれたのは、「梅シロップ」づくり。「梅シロップはアルコールを含まない梅のエキスです。希釈してジュースにすれば、小さなお子さんがいるご家庭でも皆さんで召し上がれます」とのこと。もちろん、梅シロップをベースにしたカクテルも楽しめますよ。

梅シロップの作り方

1. 梅と氷砂糖を同量用意します(完熟梅1㎏に対して氷砂糖1㎏)

2. 消毒したガラス容器などに、梅と氷砂糖を交互に入れていきます

3. 梅のエキスが上がってきてから1ヵ月ほど漬け込んだら、完成!

POINT

仕込んだ梅の変化を毎日観察し、梅から上がってきたシロップが全体にかぶる程度になるまで、瓶を揺すって発酵を促します。

青い梅で作るとキリッとした味に、完熟梅で作るとまろやかな味に仕上がります。完成後、引き続き時間をかけて寝かせてもOK。深い味わいの梅シロップが楽しめます。高温多湿の場所を避け、冷暗所に保管して。
また、梅シロップの材料に度数の高いアルコールを加えれば、梅酒も同じように作ることができます。完成までに時間はかかるものの、できあがったときの喜びはひとしおです。

梅酒の作り方

1. 梅1㎏に対して、氷砂糖500g、ホワイトリカー1.8ℓを用意します

2. 梅シロップと同様に漬けていき、最後にホワイトリカーを入れます

3. 冷暗所に保管。半年から1年ほど経つと、おいしく飲めるようになります。
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