たった10分で本場の味。無印良品「バクテー」の完成度にツウも納得

今大注目のマレーシア料理「バクテー」。専門店が次々にオープンし、バクテーをテーマにした映画も公開されるなど、ブームの兆しを見せています。とはいえ、まだなじみが薄いバクテーが無印良品で味わえると聞き、東南アジア好きの筆者がお伝えします!

2019年3月18日 更新

マレーシアグルメ「バクテー」がトレンドの予感♪

器に入ったバクテー

Photo by muccinpurin

今もっともアツい東南アジアグルメといえば、マレーシアの「バクテー」。日本で言うところのみそ汁のような感覚で、古くから親しまれる煮込み料理です。最近では、日本で専門店がオープンしたり、バクテーをテーマにした映画が公開されるなど、ブレイク間近なんですよ。

そんなバクテーが、なんと無印良品の注目ジャンル ”冷凍食品" で味わえるとの情報を入手!

マレーシア渡航回数2桁を数える東南アジアトラベラーの筆者が、本場の味と比べつつ実食レポートします。

そもそも「バクテー」って?

中国系の華人が愛する味

バクテー

Photo by muccinpurin

バクテーはマレーシアの国民食とお伝えしましたが、正確にはマレーシアに住む中国系・華人が愛する食べ物。マレーシアの国教であるイスラム教では、豚肉を禁忌としているのでバクテーを食べられません。

もともと、マレーシアがイギリスの植民地だったころ、中国本土から多くの中国人が労働者として渡った際に伝わったのが始まりと言われています。過酷な労働に耐えられるよう、スタミナたっぷりの豚をたくさんの漢方で煮込んで作られました。

現在も、国民の約3割を占める華人のおふくろの味として愛され続けています。

「シンガポールバクテー」と「マレーシアバクテー」の違い

シンガポールに旅行したことがある方なら「バクテーはシンガポールにもあった!」とお気づきですね。

シンガポールバクテーは、白濁したスープに強烈な黒こしょうの風味が特徴。皮ごと加えたニンニクと黒こしょうが香るパンチが効いた味わいです。

一方で、マレーシアバクテーは、八角やシナモンをはじめとした数種のスパイスに、中国醤油や砂糖を加えた茶色いスープで少し甘みがあるのが特徴。ちょっぴり薬膳のような味がしますが、これがまたやみつきになる味わいです。

無印良品のバクテーはマレーシア風

バクテーのパッケージ

Photo by muccinpurin

「バクテー(マレーシア風豚肉の煮込み)」390円(税込)

さて、前置きが長くなりましたが無印良品のバクテーに話を戻しましょう。

先に説明した通り、無印のバクテーはスープが茶色いマレーシアスタイル。真空パックの冷凍で販売されていて、パッケージの外からもごろっとした肉が確認できます。
バクテーの原材料表示

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生姜やニンニクとともに、甘みが特徴の中国醤油や黒糖で旨みとコクをプラスしているようです。

凍ったままの状態で沸騰した湯に入れ、10~12分温めます。レトルトにしては温め時間が少々長く感じますが、バクテーを1から作ることを考えると朝飯前です。しっかりと温めておいしい状態でいただきましょう!

食欲をそそる香りが…!

バクテーと揚げパン ごはん

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アツアツのバクテーを器に注ぐと、甘い醤油とアジアンなスパイスの香り食欲を刺激します!ごろりと大振りな豚肉のほかに、しっかりとなかまで味が染みた大根や油揚げが入っています。

本場では彩りに青菜が入っていることもありますが、それ以外は本場に忠実な見た目です。

バクテーを食べるときは、スチームライス(ごはん)と油条(揚げパン)を頼むのが鉄則。食べ方はあとでご説明しますね♪ さあ、いよいよお待ちかねの実食です!

【楽しみ方 その1】まずはスープを味わうべし!

レンゲでスープをすくう

Photo by muccinpurin

バクテーの主役といえば豚肉かスープか悩むところですが、旨みが溶け込んだスープから味わいましょう。甘みが特徴の中国醤油が核になり、奥の方に八角や数種のスパイスを感じます。香りだけでなく飲んでいてもスパイスを感じるんですが、どれが突出しているでもなく、バランスが絶妙なんです。

日本の味噌汁がそうであるように、バクテーも各家庭や店によってスパイスや調味料の配合が違うのが面白いところ。それぞれに好みのバクテーの味があります。

無印のバクテーは、現地のものと比べ多少スパイスがやさしい気がしますが、かなり高い再現度。本場で食べるあの味です。豚バラ肉を使っているのに脂っぽさを感じないのは、スパイスのおかげともいえます。だから現地では朝食にもバクテー、二日酔いにもバクテーと朝からスープをすするんです。

【楽しみ方 その2】豪快に豚肉に頬張るべし!

箸で肉を掴む

Photo by muccinpurin

次にバクテーのもうひとつの主役・豚肉へ。本場では骨付きのスペアリブを使いますが、無印良品の商品には厚切りの豚バラ肉が使われています。

骨ごとかぶりつく醍醐味がないのは残念な気もしますが、ぷるっぷるにやわらかくなった豚肉は、骨を外す手間もなくとても食べやすい!これはこれでアリです。
箸で肉を切る

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箸で容易に切れるほどやわらかく煮込まれた豚肉は、日本の角煮に似た食感でしょうか。

筋っぽさを感じることもなく、ほどよい厚さなので何の苦労もなく噛み切れます。そして、口に入ると数回噛むうちに溶けていきます。これ以上厚いと煮込みに時間がかかったり噛み切りにくいので、かなり計算されている様子。さすが!

【楽しみ方 その3】ごはんを浸けて味わうべし!

レンゲにのせたご飯をスープに浸す

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ここからがバクテーの真骨頂。ごはんをレンゲですくって、スープに合わせて口に運べば、一気にバクテーの魅力に引き込まれます。これまで甘いと感じていたスープが一転、ごはんに合うことに気付いたときにはレンゲが止まりません。

東南アジアではごはんは “炊く” のではなく“蒸す” もの。粘りが多い日本のごはんを食べ慣れているとはじめは違和感を感じますが、ぱさっとしたスチームライスとバクテーがよく合うんです。

ご家庭で楽しむときには、固めに炊いたごはんを合わせるのがおすすめです。余ったごはんを冷蔵して、レンジで温めたものもスチームライスに近いかもしれません。

【楽しみ方 その4】揚げパンを浸して旨みを存分に楽しむ!

揚げパンをスープに浸ける

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バクテーと相性がいいのはごはんだけではありません。油条(ヤウティウ)と呼ばれる揚げパンもバクテーのよき相方。

ちぎった揚げパンをスープにたっぷりと浸し、しんなりしたところをパクッ!スープに揚げパンの油分が加わり、バクテーの新しい魅力を発見できます。
仙台麩のパッケージ

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油条は業務スーパーで冷凍のものが手に入りますが、代用品で重宝するのが油麩。

サクサクとした食感が油条とは多少異なりますが、スープに浸して食べるなら身近な食材のなかでもっとも近いと思います。

スーパーの乾物コーナーで手に入るので、チェックしてみてくださいね。

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