【大泉洋さん独占インタビュー】『そらのレストラン』で北海道の食を再発見!

2019年1月25日より絶賛公開中の映画『そらのレストラン』。『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続く、大泉洋さん主演北海道映画シリーズ第3弾です。今作の魅力はもちろん、撮影ウラ話や北海道グルメについて大泉洋さんに語っていただきました。

2019年4月5日 更新

2019年も躍進が止まらない大泉洋さん

北海道を代表するスター、大泉洋さん。ご当地バラエティ番組「水曜どうでしょう」シリーズが全国で人気を博し、その活躍は北海道にとどまらずドラマやバラエティに引っ張りだこ。

昨年末から今年にかけても、主役グリンチの声を担当したイルミネーションのアニメーション最新作『グリンチ』、難病と力強く闘う主人公を演じた『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』など主演作が立て続けに公開されています。

今回は、1月25日に公開された映画『そらのレストラン』について、主演の大泉さんに単独インタビュー!

『しあわせのパン』、『ぶどうのなみだ』に続く“北海道映画シリーズ”第3弾の本作は、北海道せたな町を舞台に描かれた芳醇な人間ドラマ。実在する自然派農民ユニット〈やまの会〉をモデルに、ものづくりへのこだわりや仲間の絆を描いています。

意外なエピソードや撮影のウラ話など、おいしい話をたっぷりと伺いました。

今回のテーマは…チーズ!?

― 北海道映画シリーズ第3弾ですが、撮影が決まったときの心境は?

「パン、ワイン、チーズと来たので、正直、最初は『ちょっと安易じゃない?』と思ったんです。『なんかそのまんまじゃない? 半分冗談かな?(笑)』って。ただ、企画した(伊藤)亜由美さんの話を聞いていくと、チーズの話を撮りたくてこの話を作ったんじゃなく、〈やまの会〉っていう人たちに出会ってしまったからなんだと思いました。

無農薬にこだわって雑草だらけの畑でもの作ってたり、チーズ作ってたり、5人でものづくりしている人たち。彼らの人間関係だったり、せたなの風景に出会って、それを映画にしたいとなったときにチーズが題材になった。それなら共感できるなって思いましたね」
映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

― 前2作は三島有紀子さん、今回は深川栄洋さんが監督されていますが、世界観に違いはありますか?

「それはやっぱり違いますね。どちらの監督も本当に素晴らしいんですが、三島さんが作るのは美しくてかわいらしい、大人が読む絵本のような世界。今回はもう少し話がわかりやすいというか、男どうしの友情だったり、人との別れだったり、挫折から立ち直っていく様だったり、人間らしい物語が描かれていると思いますね。そういうものを描くのが深川さんって方は上手だなと、改めて思いましたね」

― 大泉さんはチーズ職人の亘理さんを演じられましたね。

「僕が演じた亘理さんっていう人はある意味、本当によくいる、作品の中では一番身近な人だったかもしれません。大変やさしくてお調子者なところもあるんだけど打たれ弱いというか、自信を失うとなかなか立ち直れない人。僕も大いにそんなところあるからね。(笑)」

時間の分だけロマンがある

― チーズ作りは今回が初めてですか?

「そうですね……と言いたいところだけど、バラエティやってると様々な体験をちょっとずつするんですよ。でも、本格的にやるのは今回が初めてですね」
映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

― いかがでしたか?

「チーズ職人には絶対になれないなと思いましたね。経験しなきゃわからないことが多すぎて、ものすごく時間がかかる。ただ、プロの方に教えてもらいながら体験する分にはパン作りよりやりやすかったかもしれません。牛乳入れて、撹拌して。

パンって、こねる技術が要るでしょう? あれは本当に大変で、『しあわせのパン』の時はかなり練習しました」

― 体験で作るのは楽しそうですね。

「子供と一緒にやるとさらに楽しいでしょうね。娘にも体験させてみたいと思って。チーズ作りやってるところは北海道各地にけっこうあるんですよ、モッツァレラチーズ作る体験ができたり」
映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

― 親子でチーズを作ったらどんな風に食べたいですか?

「僕ね、今回の映画でちょっとした夢ができたんです。作品に10年もののパルメザンを扱うシーンが出てくるんだけど、実際に食べたらこれがものすごくおいしくて。

10年ものなんてなかなかないので、撮影の時も失敗できないわけですよ。一回きりしか割れないから、ものすごい緊張感あって。『カット!』ってなった瞬間、チーズ職人たちが泣いてましたからね。『どうして泣いてるの?』って思いましたけど、それくらい感動的みたい。(笑)

だから娘が小さいうちに一緒にチーズを作ってね、長く置いておいて二十歳になった時に食べてみようかって。ロマンがあるでしょ?」

― 二十歳の記念にチーズで乾杯……素敵ですね。

何を食べてもおいしいロケ

― チーズはふだんから召し上がりますか?

「ヨーロッパの人みたいに毎日食べるっていうわけじゃないけど、食べますね。料理に使うのは明らかにパルミジャーノレッジャーノが多いかな。『水曜どうでしょう』を観ていた方ならご存知の通り、僕はとにかくパスタを作るのが好きなんでね」
映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

― 名場面がたくさんありますね。(笑)映画では食事のシーンがたびたび出てきますが、特に印象に残っている場面はありますか?

「本当にこの映画に出てくる食べるものって全部おいしくて。眞島秀和さん演じるカリスマシェフが作った料理をみんなで食べるシーンがありましたけど、あの日はどれもおいしかったな。あとはやっぱり、最後のレストランのシーンで出てくる、温かいチーズを上からトロ〜っとかけるミルフィーユ。あれは食べたかったね……」

― え、食べられなかったんですか!?

「食べられなかったですね。僕は作る役だったから。でも、あれはおいしそうだったな」
映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

― それは残念ですね……。ほかに思い出に残っている食べ物は?

「せたなっていう町自体がすごいんです。最初、『あまりにも田舎でお店も少ないです』って聞いたので覚悟してたんだけど、実際に行ってみたら何食べてもおいしくて。

ヒラメなんかがよく獲れるんですけど、それをいけすに入れていてその場で食べさせてくれるお店があったり、納豆すら自分で作っているお店の納豆そばとか、バカみたいにうまい海苔で作った居酒屋のおにぎりとか」
― どれもおいしそうですが、バカみたいにうまい海苔が気になります。

「松前町とか福島町とかもそうなんだけど、北海道の日本海側の町にはとんでもない海苔があるわけ。寒い時期に少しだけ採って町の人で消費しちゃうから世に出ていかない、そこに行かないと食べれないんだけど、それがバカみたいにうまいんですね。

それから、作品のモデルになった〈やまの会〉の皆さんがバンバン差し入れや炊き出ししてくれましたね。高橋努君が演じた役のモデルの方、曽我井さんという人なんだけど、映画に出てくるような雑草だらけの畑で野菜を作っていて。

どこに何があるかもわかんないような畑なんだけど、彼が作るトマトジュースがめちゃくちゃうまいんですよ。そのトマトジュースでチーズを割ったチーズフォンデュ、これがまた、まあうまい!おいしかったし、楽しかったね」
― 聞いているだけでお腹がすいてきました。最後に、これから映画を観るmacaroni読者へメッセージをお願いできますか?

「多分、お腹がすく映画なんですね。だから、どっちがいいのかな……お腹をすかせて映画を観て、観終わった後にめちゃくちゃうまいものを食べるか、観てる間にお腹すいて集中できないのがいやだなと思ったら食べてくるか。

それはともかく、この作品はまさに料理が好きだったり、食が好きだったりする方のための映画です。とても美しい北海道の風景とおいしい料理がいっぱい出てくる、その中にとても人間らしいストーリーがある。ぜひ観ていただきたいと思います」

― ありがとうございました。
文・取材:宇宿真理恵、写真:植松富志男、編集:小林萠

作品情報

映画「そらのレストラン」

©2018『そらのレストラン』製作委員会

映画『そらのレストラン』 2019年1月25日(金)より絶賛公開中

監督:深川栄洋
出演:大泉洋、本上まなみ、岡田将生、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーい、眞島秀和 、風吹ジュン、小日向文世
配給:東京テアトル

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