ライター : macaroni編集部

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Today's Foodie

赤城美知子/料理研究家

笑顔が彩る食卓づくり

Photo by macaroni

残暑も落ち着きはじめた鎌倉。観光客が往来を埋める駅前からバスに乗り、木々が彩る街並みを眺めてしばらく。降り立ったバス停は、名所・旧跡を間近に望む、緑豊かな住宅地の一角にありました。 そうしてたどり着いたのは、野菜料理とお菓子の教室『toricot』を主宰し、素材本来の味を生かしたシンプルなレシピに定評のある赤城美知子さんのアトリエ。白を基調としたその室内は、エアコンが必要ないほど風がよく通る空間でした。もう10年以上鎌倉で暮しているという赤城さん。鎌倉に住み続ける理由を訊ねると、「好きなんですよねぇ」と笑顔でひと言。なんとはなしに、「好き、ですか」と鸚鵡返しすると、「そう、好きが大事なんです」とほのかに“好き”を強調します。 「テーブルの上に並んだ料理が笑顔を呼ぶ。みんながワッと明るくなる。そういう料理、そういう笑顔が並んだ景色をつくりたいんです。自分が好きなことをするから笑顔でいられるし、自分が楽しめば周りも自然と笑顔になる。好きなことをして笑いながら、みんなが笑顔でいられる食卓をつくっていきたいんです」 その景色を生み出すために、自分の“好き”を大事にしているという赤城さん。では、そういう赤城さんにとって、食器とはどういう存在なのでしょう。 「うつわ、好きなんです。最近は特に作家ものに惹かれていて、手持ちのうつわがずいぶん増えました。個展に足を運ぶことも多いので、交流のある作家さんもたくさんいます。でも、ひとり暮らしをはじめるまでは、器を集められる環境ではなかったので、すこししか持っていませんでした」 では、どんなきっかけがあって集めるようになったのか。 「料理教室を始めるにあたって、数をそろえなくてはいけませんでした。そこで、直前にフィンランドを旅行したとき、アラビアのファクトリーショップでB級品を買い集めたんです。それがきっかけとなったのか、以来だんだんうつわが好きになって、個展やお店へ足を運ぶようになって。作家さんとの交流が増えだした頃から、自分がどんなうつわが好きか、どんなうつわが自分の料理にマッチするのか、おぼろげながらも見えてきたんです」 今回ご紹介するのは、そんな赤城さんが愛用しているという食器の数々。笑顔を生むための料理の受け皿として、果たしてどんなうつわが選ばれたのか、注目です。

1.【茶碗】寒川義雄

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「広島で作陶されている寒川義雄(かんがわ・よしお)さんの飯椀です。数年前に鎌倉の『うつわ祥見』さんで開かれた個展に伺いまして、たくさん飯椀が並ぶ中で迷わず手に取った品でした。 基本的にぽってりした器よりも、シャープなラインのものが好みで、グレーがかかった色味と、繊細なつくりがお気に入りです。この薄さ、佇まいの美しさに、使うたびについつい見とれてしまいます」

2.【皿】アラビア「タルヴィッキ プレート」

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「フィンランドのARABIA(アラビア)社の古いお皿です。1967〜1974年頃に生産されていたシリーズで、黒色でお花と苺を描いたモダンなデザイン。上品でかわいらしい一枚です。 フィンランドのセカンドハンドのお店で一目惚れして、ケーキ皿を購入。それをきっかけにスープ皿、オーバル皿も集めました。焼き菓子がとてもよく合う器で、お菓子教室を開くたびに大活躍しています」

3.【皿】安藤由香「リム皿」

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「富山県氷見市で作陶されている安藤由香さんのリム皿です。横浜・反町のギャラリー『ヨリフネ』に初めてお邪魔したときに知った作家さんで、ブルーグレーのこのお皿をひと目で気に入って購入しました。 わたしがつくる料理たちとしっくり馴染む、料理とお菓子、どちらも合わせやすい器です。このお皿を料理教室やお菓子教室で使うと、生徒さんたちに作家の名前を訊かれることがよくあります」

4.【皿】アセビマコト

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「鎌倉の作家・アセビマコトさんの白いプレートは、気取らず使えるふだん使いの器として、教室でもプライベートでも毎日のように使っています。 個展へ遊びに行ったこともあって、アセビさんご自身にもお会いしているんですが、とっても腰の低いやさしい方で、その人柄が作品にも表れているように感じられます」
Photos:14枚
赤城美知子さんの愛用品をまとめて。
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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