「年越しそば」の由来と食べる意味を徹底解説&おすすめレシピ3選も

大晦日に食べるものといえば、「年越しそば」日本人の7割が食べているという食文化ですが、その由来や縁起物としての意味をご存知ですか?今回は年越しそばについて、歴史からレシピまでご紹介しましょう。いつもの年越しそばも、今年は少し違って見えるかもしれません。

2019年12月26日 更新

大晦日の縁起物「年越しそば」とは?

大晦日(12月31日)の夜に縁起を担いで食べるそばを「年越しそば」といいます。そばは細長いため、「細く長く生きる」という意味から、古くから長寿につながる縁起の良い食べ物として考えられてきました。

地域や家庭によって、冷たいそばやあたたかいそばと違いがあり、中には"年越しうどん"を食べるというご家庭も。具材もさまざまで、えび天は長寿を、油揚げは豊作や商売繁盛、ネギは「一年をねぎらって」入れます。

「年越しそば」は英語でなんて言うの?

日本に古くから根付く「年越しそば」は、海外からも特有の文化として注目される食べ物。英語では"Year Crossing Soba Noodle(年を越すそば)"もしくは、"New Year's Buckwheat Noodle(新年のそば)"と説明されることがあります。

また、スシと同じ固有名詞として"Toshi-koshi Soba"と呼ばれることも多いです。

いつ食べる?年越しそばのタイミングと時間帯

食べるタイミングもまた、地域や家庭によっても違いがあります。お昼に食べることもありますが、一般的には夜に食べることが多いようです。夜の場合も、晩ごはんとして食べたり、もう少し遅い時間に夜食として食べたりと差があります。確かにお酒を嗜んだ後のお夜食にはちょうどいいですよね。

どの時間に食べてもいいのですが、そばはカットして食べること、切れやすいことから「前年の厄を切る食べ物」とされています。そのため年をまたいで食べることだけは縁起が悪いとされているようです。ただ、例外として福島の会津地方では、年が明けた元旦(1月1日)にそばを食べる風習があります。

日本に伝わる年越しそばの長い歴史

鎌倉町人を救ったそば餅が起源?

年越しそばの起源については所説あります。もっとも古い説は鎌倉時代を起源とするもの。博多の承天寺で、貧しくて年も越せない町人たちにそば餅がふるまわれました。すると翌年からみな運気が上がったので、この噂が広まったというものです。

年越しそばが"お金を集める"という説も

ほかにも、室町時代に関東の三長者のひとり 増渕民部が無病息災を願って家族で食べたことが始まりという説も。また、金銀細工師が金粉を集めるのにそばを使ったため、「金を集める」にあやかり食べられるようになったともいわれています。

現在のような形の「年越しそば」となったのは江戸時代で、大坂や江戸といった大都市で文化として定着しました。全国的に食べられるようになったのは、昭和に入ってからテレビによって普及したためだと考えられています。

日本人の7割が今でも食べる年越しそば

今でも年越しそば文化は廃れることなく、2018年の調査では72.3%の人が「年越しそばを1年以内に食べた」と回答。1992年の調査開始から7割を割ったことがありません。年越しの過ごし方といえば実家でのんびり、初日の出を見てゆったり、大都会でにぎやかに、最近ではずいぶん様変わりしていますよね。そんな中でも年越しそばが食べ続けられているのは、日本人の習慣に深く根付いているからなのかもしれません(※)
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吉田 鈴

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