パルメザンチーズ

イタリア原産のハードチーズ。熟成時間が長いため、水分が蒸発し質感は非常に固めです。熟成中にたんぱく質が旨み成分であるアミノ酸に分解されるため、白い結晶が見られます。チーズ独特の豊かな香りとコクが深いのが特徴です。日本では製造工程が簡略化された粉チーズのこともパルメザンチーズいい、料理に振りかけて使われます。

市販チーズのカロリーと糖質量

種類重量カロリー糖質量
6Pチーズ 1個18g58kcal0~0.6g
ベビーチーズ1個12g39kcal0~0.4g
スライスチーズ1枚18g59kcal0~0.5g
ピザ用チーズ トースト1枚分20g77kcal0~1.3g
(※2,3,4,5,6)
糖質量の記載がないものは炭水化物量を参照しています。
手軽に食べやすい市販のチーズは1ポーションあたり39~77kcal。糖質量はどれも少なめです。ピザ用チーズはのせすぎるとカロリーが高くなるので、ダイエット中は面倒でも計量するのがおすすめ。

6Pチーズやベビーチーズ、スライスチーズは1個・1枚あたりでカロリーや糖質量を把握しやすいため、ダイエット中もコントロールしながら取り入れやすいといえます。(2,3,4,5,6)

ダイエット中におすすめのチーズの種類

ダイエット中は、カロリーや脂質の少ないカッテージチーズやリコッタチーズがおすすめ。特にカッテージチーズは、脱脂乳を原料としているのでチーズのなかでも圧倒的にカロリーが低いです。

野菜と和えたり、デザート代わりにすると、ヘルシーにたんぱく質を摂取できますよ。(※1,7)

ダイエット中にチーズはどれくらい食べて良いか

一日に乳製品を摂取する目安は、カルシウムに換算して200mg程度です。カルシウム200mg相当のチーズの量を確認してみると、

・6Pチーズ……約2個
・ベビーチーズ……約3個
・スライスチーズ……約2枚
・ピザ用チーズ……トースト約1.5枚分

となります。ダイエット中は食事が偏ったり、量を制限したりすることでカルシウム不足になりがちです。牛乳やヨーグルトなどのほかの乳製品とも組み合わせて、バランス良く摂り入れましょう。(※2,3,4,5,6,8,9)

糖質制限中にチーズを食べて良いか

チーズは糖質量が少ないため、糖質制限中にチーズを食べても問題ありません。しかし、チーズのなかでも糖質が多いものがあるので食べ過ぎないよう注意が必要です。

糖質が多いチーズは、リコッタチーズ、マスカルポーネチーズ、モッツアレラチーズなど。糖質制限中にはこれらのチーズを避けて選んでくださいね。また、糖質が低くても適量を守って食べましょう。(※1)

チーズはダイエットには向いていない?

カロリーや脂肪分が高く、ダイエットには不向きなイメージのあるチーズですが、栄養も豊富に含まれています。取り入れ方によってはダイエットのサポートとなる食品です。

前述したように、ダイエット中は食事量が減って栄養が偏りがち。効率よくカルシウムやたんぱく質が摂れるチーズは、選び方や食べ方でダイエットにも役立ちますよ。一日の摂取目安量を守り、上手に取り入れることが大切です。

では、チーズに含まれる栄養と、どんな作用が期待できるのか確認してみましょう。(※9)
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