知れば知るほどクセになる。「スリランカ料理」がブームの予感

各国の料理が日本に居ながらにして味わえる昨今、これから来るグルメトレンドとして注目を集めているのが「スリランカ料理」です。スパイシーなのに甘さや深みがある料理の数々は、一度食べるとクセになる味わいですよ。

スリランカ料理がブームの予感

八角や山椒が香る「台湾料理」に、すっぱ辛さがやみつきになる「タイ料理」……。いまや日本にいながら、世界中の郷土料理を楽しめる時代です。

「現地のグルメを食べるために世界を旅する」くらいグルメ好きな筆者のアンテナに、いまもっとも響いているのが「スリランカ料理」。

「なんとなく辛そう……」「カレーのイメージ?」とまだまだ情報が少ない未知の領域。しかし、いざその世界に触れてみると、日本料理との共通点もありつつ、味わったことのない風味を楽しめたりと、知れば知るほど引き込まれる注目のグルメなんです。

「知らないなんてもったいない、食べないなんてもっともったいない!」そんなスリランカ料理の奥深い世界をシェアします!

スリランカ料理の4つの魅力

1. なにはなくともスパイス!

スリランカ料理の味の要が「トゥナパハ」というミックススパイス。スリランカで使われるシンハラ語で「トゥナ」は数字の「3」、「パハ」は「5」を意味します。

「コリアンダー」「クミン」「フェンネル」の3種類を組み合わせた「トゥナ」に、さらに「シナモン」や「カルダモン」を加え、各家庭でオリジナルの「トゥナパハ」をブレンドします。

スリランカカレー特有の深みのある味わいは、この「トゥナパハ」なしには語れません。

2. あらゆる料理にココナッツ

スリランカではあらゆる料理にココナッツが使われています。それもそのはず、なんとスリランカのココナッツ生産量は世界第5位。

ココナッツは果肉にはじまり、ココナッツオイルやココナッツミルク、ココナッツシュガーとほとんど捨てる部分がありません。
みつばのサンボル

Photo by muccinpurin

こちらは削ったココナッツとみつばを混ぜた、スリランカ版サラダ「みつばのサンボル」。こうしてサラダにしたり、ピリ辛に炒めて「ココナッツふりかけ」にするなど、さまざまな形でココナッツが登場します。

シャリシャリとした食感と、ほんのり甘いココナッツは、スパイシーなスリランカ料理のやさしい癒しのような存在です。辛いカレーとココナッツの甘さが交互に押し寄せてくる……。このメリハリが、スリランカ料理にハマるひとつの理由です。

3. スリランカ流かつお節「ウンバラカダ」

海に囲まれたスリランカは、海産物が豊富。なかでも「モルディブフィッシュ」と呼ばれるかつおは、日本のかつお節のように加工され「ウンバラカダ」として親しまれています。

「ウンバラカダ」はパウダー状なので、カレーや和え物に混ぜることでダイレクトに旨みがプラスされます。

先にご紹介した「みつばのサンボル」のやさしく親しみやすい味わいは、この「ウンバラカダ」のおかげでした。カレーにかつお節は意外かもしれませんが、スパイスの辛味をかつお節の旨みがマイルドに包んで、いいコンビネーションを生みます。

4. バランス感覚抜群な5つの要素

スパイシーチキン

Photo by muccinpurin

「甘味」「辛味」「苦味」「酸味」「塩味」の5つの要素が、バランスよく調和するスリランカ料理。スパイスで味付けしたチキンも、トマトの酸味やキウイの甘みを合わせることで、ひとつの料理のなかでしっかりバランスが取れるようになっています。

スパイシーなカレーに「サンボル」を添えるのも、辛さを甘さで中和するのが目的。この組み合わせのおかげで、ある程度辛いカレーでもおいしく食べられるんです。

まずは、4つのスリランカ料理に挑戦!

数あるスリランカ料理のなかで、初めてでも食べやすい料理をピックアップしてみました。

1. スパイシーからマイルド系まで「スリランカカレー」

お皿に盛られたエビカレー

Photo by muccinpurin

日本でもここ数年ブームを巻き起こしている「スリランカカレー」。スリランカの国民食とあって、その種類は数え切れません。各家庭によってスパイスや具材の組み合わせが無数あるので、毎食食べてもまったく飽きないんだそうです。

スパイスが効いた辛いカレー以外にも、マイルドで日本人でも食べやすい味がたくさん。「エビカレー」はエビの旨みと、ココナッツのマイルドさが絶妙なバランスです。この深みはさすがスパイス大国スリランカ……と感心してしまうおいしさ。

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