知れば知るほどクセになる。「スリランカ料理」がブームの予感

各国の料理が日本に居ながらにして味わえる昨今、これから来るグルメトレンドとして注目を集めているのが「スリランカ料理」です。スパイシーなのに甘さや深みがある料理の数々は、一度食べるとクセになる味わいですよ。

2018年9月12日 更新

スリランカ料理がブームの予感

八角や山椒が香る「台湾料理」に、すっぱ辛さがやみつきになる「タイ料理」……。いまや日本にいながら、世界中の郷土料理を楽しめる時代です。

「現地のグルメを食べるために世界を旅する」くらいグルメ好きな筆者のアンテナに、いまもっとも響いているのが「スリランカ料理」。

「なんとなく辛そう……」「カレーのイメージ?」とまだまだ情報が少ない未知の領域。しかし、いざその世界に触れてみると、日本料理との共通点もありつつ、味わったことのない風味を楽しめたりと、知れば知るほど引き込まれる注目のグルメなんです。

「知らないなんてもったいない、食べないなんてもっともったいない!」そんなスリランカ料理の奥深い世界をシェアします!

スリランカ料理の4つの魅力

1. なにはなくともスパイス!

スリランカ料理の味の要が「トゥナパハ」というミックススパイス。スリランカで使われるシンハラ語で「トゥナ」は数字の「3」、「パハ」は「5」を意味します。

「コリアンダー」「クミン」「フェンネル」の3種類を組み合わせた「トゥナ」に、さらに「シナモン」や「カルダモン」を加え、各家庭でオリジナルの「トゥナパハ」をブレンドします。

スリランカカレー特有の深みのある味わいは、この「トゥナパハ」なしには語れません。

2. あらゆる料理にココナッツ

スリランカではあらゆる料理にココナッツが使われています。それもそのはず、なんとスリランカのココナッツ生産量は世界第5位。

ココナッツは果肉にはじまり、ココナッツオイルやココナッツミルク、ココナッツシュガーとほとんど捨てる部分がありません。
みつばのサンボル

Photo by muccinpurin

こちらは削ったココナッツとみつばを混ぜた、スリランカ版サラダ「みつばのサンボル」。こうしてサラダにしたり、ピリ辛に炒めて「ココナッツふりかけ」にするなど、さまざまな形でココナッツが登場します。

シャリシャリとした食感と、ほんのり甘いココナッツは、スパイシーなスリランカ料理のやさしい癒しのような存在です。辛いカレーとココナッツの甘さが交互に押し寄せてくる……。このメリハリが、スリランカ料理にハマるひとつの理由です。

3. スリランカ流かつお節「ウンバラカダ」

海に囲まれたスリランカは、海産物が豊富。なかでも「モルディブフィッシュ」と呼ばれるかつおは、日本のかつお節のように加工され「ウンバラカダ」として親しまれています。

「ウンバラカダ」はパウダー状なので、カレーや和え物に混ぜることでダイレクトに旨みがプラスされます。

先にご紹介した「みつばのサンボル」のやさしく親しみやすい味わいは、この「ウンバラカダ」のおかげでした。カレーにかつお節は意外かもしれませんが、スパイスの辛味をかつお節の旨みがマイルドに包んで、いいコンビネーションを生みます。
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