甘酒には酒粕と米麴の2種類があるって知ってた?作り方や味の違いまで

乳白色でやさしい甘さが魅力の甘酒。「お酒」とはいえ、子どもが飲んでも大丈夫な飲み物です。ここ最近は特にブームになっていて、夏の飲み物としても人気ですよね。今回は、甘酒の主な原料である酒粕と米麴の違いから2種類の甘酒について紹介します。

2018年7月31日 更新

甘酒には2種類ある?

甘酒には2種類あることをご存知でしょうか。なんとなく味が違っていることもあり、またパッケージの原材料の違いから気付いた方もいるのではないでしょうか。甘酒は主に、酒粕から作る甘酒と、米麴から作る甘酒のふたつに分類されるんです。

酒粕は日本酒をつくる際に出る、酒をしぼった残りの粕です。そのままで食べたり、漬物や焼酎の材料に使われることもありますが、甘酒の材料としてもよく知られていますよね。

もう一方の米麴は、お米でつくった麹で、これもお酒をつくるのに必要な材料。酒粕と違うのは、麹が菌を繁殖させたものであるというところです。

どちらも日本酒づくりに関係のあるものですが、米麴が日本酒をつくるのに必要なものだとすると、酒粕は日本酒づくりの工程で不要になったものです。

作り方の違い

酒粕の甘酒と米麴の甘酒はどちらも甘酒に違いはありませんが、性質の違いから作り方も異なります。

まず、酒粕の甘酒をつくる際は酒粕を水に溶かし、砂糖などの調味料を加えながら火にかけて作ります。酒粕自体はそれほど甘くないため、甘酒をつくるには砂糖を加える必要があるのがポイントです。

一方、米麴を使って作る甘酒は米麴と水だけでOK。水を60℃程度に熱したら米麴を加え、魔法瓶に移して作ります。米麴の酵素によって自然と甘みが出るため砂糖を加える必要がありません。

米麴の甘酒は温度管理が難しいですが、米麴が持つ自然の甘さが魅力です。ただ、とにかく甘い甘酒がいい!という方には酒粕の甘酒のほうが向いているかもしれません。酒粕の甘酒は自分で砂糖の量を調節しながら作れるので、自分好みの甘さに仕上げられますよ。

味の違いはある?

同じ甘酒とはいえ、原材料が異なるため味には違いがあります。

酒粕の甘酒は、日本酒をつくる過程で出たしぼり粕のため、日本酒があまり得意ではない方などは「お酒くさい」と感じるかもしれません。日本酒特融の香りが強く、またアルコールも微量ながら含まれているため、お酒が苦手な人には敬遠されがちです。

一方、米麴でつくる甘酒はあっさりとした甘さが特徴で、酒の味というよりは自然な甘さとコクが感じられる甘酒です。まだお酒を飲めない子どもや、お酒があまり好きではない方には米麴の甘酒のほうがおいしく感じられることが多いです。

両者にはこうした違いがあるため、酒粕の甘酒を飲んで「苦手だな」と思っても、米麴の酒粕なら大丈夫だった、ということもあります。一度飲んでみて苦手な味だからと敬遠せず、もう一方の甘酒も試してみると案外おいしく飲めるかもしれませんよ。

カロリーの違いは?

気になるのはカロリーの違いですよね。実は、どちらの甘酒もカロリーを計算してみると100mlあたり81キロカロリー程度とされています。酒粕と米麴自体にはそれほどの差がないことがわかります。

ただ、酒粕の甘酒にはたくさんの砂糖が入ります。たとえば、100mlの甘酒に大さじ1杯の砂糖を入れたとすると、81キロカロリーに砂糖大さじ1杯分の35キロカロリーが加わるわけです。そのぶん酒粕の甘酒のほうがカロリーが高くなるという計算になります。

米麴の甘酒の場合、米麴が分解される際にブドウ糖となり、それが甘みとなって砂糖なしでもおいしい甘酒になります。米麴の甘酒は砂糖いらずなので、その分ヘルシーといえそうです。

どちらを選ぶかで飲めるかどうかも違う

酒粕と米麴はどちらもお酒づくりに関わる材料ですが、「お酒をつくる前」と「お酒をつくる途中」という違いがあることは紹介しました。

米麴はお酒をつくる前に必要な材料であり、酒粕はお酒をつくる過程で出るしぼり粕です。大きく何が違うかというと、アルコールの有無です。米麴にはアルコールが含まれませんが、酒粕には微量ながらもアルコールが含まれているんです。

もっとも、酒粕に含まれるアルコールは1%未満。子どもが飲んだとしても問題ない程度ですが、甘酒を大量に飲んだとしたら酔っ払ってしまう可能性もあります。1杯程度なら問題なくても、2杯、3杯と飲み進めていたら二日酔いになることもあり得ます。そのため子どもや妊婦などは気を付ける必要があるんです。

米麴と酒粕、あなたはどっちが好き?

実は「飲む点滴」といわれているのは米麴。ブドウ糖が多く含まれているのでそう言われているんだとか♪

とはいえ、どちらの甘酒も栄養満点の飲み物です。冷し甘酒を飲んで夏場の暑さを吹き飛ばしましょう!
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