【わたしの食器棚 vol.27】旅の思い出と一緒に持ち帰り。髙山かづえさん愛用の食器たち

さまざまな食のプロに、お気に入りのアイテムをうかがう連載企画。今回は、書籍や雑誌を中心に、料理家・ワインソムリエとして活躍する髙山かづえさん愛用の食器をご紹介します。テーブルウェア選びのポイントとは?

Today's Foodie

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料理研究家・ワインソムリエ/髙山かづえ

身近な食材で作れるレシピの数々で人気を集める料理研究家、ワインソムリエ。書籍や雑誌、広告を中心に活躍中。著書に『作りおきスープの素』、『作りおき野菜スープの素』(ともに文藝春秋)、『ほんとうにおいしいスムージーBOOK』(成美堂出版)、『オーブンなしで焼ける フライパンちぎりパン』(オレンジページブックス)がある。

旅先には、器との出会いがあふれてる。

旅先には、器との出会いがあふれてる。

Photo by macaroni

香味野菜やハーブの香りを生かした滋味深い味わいのレシピで人気を集める、料理家の髙山かづえさん。髙山さんの料理に繊細なニュアンスをプラスするのは、香りだけではありません。

「器が大好きで、旅をするたびに作品との出会いを楽しんでいます。パリを訪れても、栃木県の益子を訪れても、その土地の道具街やアンティークショップには必ず足を運びますね。

広島で素敵な花器を見つけてね、抱きかかえるくらい大きなガラスのやつなんですけど。『持って帰ります』って言ったら『配送料おまけするから、送りましょう』なんて、お店の人に心配されたことも(笑)作家さんの作品もアンティークの品も、貴重な出会いばかりなので、大切にしたいと思っています」。

作り手の思いが込められた陶磁器や、遠い西の国で長い歴史を見つめてきたアンティーク食器。髙山さんの食器棚には、旅の思い出とともに持ち帰った、物語のある器が並んでいました。アイテム選びのポイントと合わせて、髙山さん愛用の品をご紹介します。

1.【茶碗】江戸時代の砥部焼

1.【茶碗】江戸時代の砥部焼

Photo by macaroni

吉祥寺の「ギャラリーフェブ」で開催された、フードスタイリスト・高橋みどりさんセレクトの器展で購入しました。現代の砥部焼はぽってりと分厚いものが多いのですが、江戸時代に使われていたこちらの器は薄く、繊細な作り。

口当たりが良いので、ごはんもおいしく感じますね。小ぶりなので食べ過ぎを防げそうですが……おいしいごはんの友につられて、ついつい食べちゃいますね(笑)

骨董品との出会いはとても貴重で、機会を逃すと同じものに出会えることはなかなかありません。使っているうちに欠けてしまうこともあるし、買える値段のものであれば、そろいで買うようにしています。このお茶碗も4つ持っているんですよ。

2.【お椀】赤木明登「溜塗の汁椀」

2.【お椀】赤木明登「溜塗の汁椀」

Photo by macaroni

毎日使える漆器として、シンプルな器をずっと探していました。何度か探す機会はあったのですが、これというものにはなかなか出会えなくて。群馬・高崎のセレクトショップ「マトカ(matka)」で出会ったのが、人気漆作家・赤木明登さんの美しい溜塗のお椀。

縁の薄さと、外側へゆるやかに広がったカーブのおかげで口当たりがよく、日常の汁物をおいしく味わえます。木製なので、熱いものを入れても熱が伝わりにくいので持ちやすいところ、使えば使うほどツヤが出てくるところが気に入っています。汁物だけでなく、飯碗としても重宝します。

3.【皿】200年前のピューターのお皿

3.【皿】200年前のピューターのお皿

Photo by macaroni

スズのずっしりとした重みが感じられる、ピューターのお皿。栃木県・那須を訪れた際に「タミゼ クロイソ(tamiser kuroiso)」で購入しました。程よいアンティーク感がかっこよく、何を盛り付けても様になるところが気に入っています。冷たい前菜や、ローストビーフのサラダに使うことが多いですかね。

4.【皿】阿久津忠男の藍皿

4.【皿】阿久津忠男の藍皿

Photo by macaroni

こちらは、栃木県・益子の「ペジーテ(pejite)」で購入したものです。阿久津忠男さんの藍皿は同じものをもう一枚持っていますが、釉薬の色が微妙に違うので、それぞれ表情の違いがあり、気に入っています。深い藍色が美しく、食材の色がよく映えるので、パスタやスープに使うことが多いですね。深さがあるので、煮物を盛り付けることも。

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macaroni編集部

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