
ライター : macaroni 編集部
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Today's Foodie
身体を悪くした経験をきっかけに、東京療術学院で東洋医学を学び、卒業後は長野の穂高養生園でマクロビオティックを学ぶ。心や身体がほっとする場所をつくるため、西荻窪「食とセラピーていねいに、」を鍼灸師の福田氏とオープン。2017年の夏に独立し、ケータリング、お料理教室、food letters旅のカフェをオープンする。表参道のヨガスタジオnidaでリフレクソロジータイ式マッサージも行う。保存食をバトンに旅をする、旅のレシピ本「food letters」を冬に出版予定。
Life is a journey.
食べることと旅がなにより好きだと語る、フリーの料理家、cayocoさん。cayocoさんは、今、「フードレターズ(food letters)」という企画に取り組んでいます。
cayocoさんが春夏秋冬の旅を通じて人・食材・土地と出会い、その土地の保存食を手紙のように次の旅先へ届けるプロジェクト。その旅でつくったごはんのレシピと旅の記録は、2018年6月の発行予定で一冊の本になるといいます。ちなみに、特典付きの先行予約がすでにスタートしているそうですよ。
今回は、仕事でも遊びでも素敵な旅を楽しんでいるcayocoさんに、旅先で手に入れたものも多いという愛用の食器7点をご紹介いただきました。どんな国のどんな街で、どんな食器を見つけてきたのか。それぞれの魅力とともに、詳しくお話を聞きました。
1.【皿】ポートランドで購入したピューター
「自宅の食器棚を改めて見たところ、わたしには旅に出ると食器を買う癖があるみたい(笑)。このお皿は一昨年アメリカのポートランドへ旅行したときに購入しました。地元のアンティークショップにふらりと立ち寄ったときに出会ったんです。
ボイルしたお野菜を盛っても色が映えますし、ケーキをのせても絵になります。少し不恰好に歪んだ形が、より一層味わい深さを引き立てていると感じます。アンティークの買い付けを本業としている友人にも褒められた、自慢の一皿です」
2.【茶碗】八田亨
「鎌倉の展示会で、たまたま通りすがりに見つけたこのお茶碗。つるんとした質感と味わい深い白濁色に惹かれ、気づいたら手にとっていました。どっしりとした存在感のあるフォルムで、ただの白飯もおいしそうなごちそうかのように見せてくれます。
軽すぎず安定感のあるつくりなので、毎日の食事に気兼ねなく使えますし、洗う時もとくに気になりません。だけど長年使っているので縁の辺りが少しかけてしまって……。破片は大切に保管しているので、金継ぎしようと思っているところです」
3.【皿】ポートランドで購入したオーバル
「ポートランドのアンティークショップで手に入れたオーバル皿。取り分け皿にもぴったりなサイズで、プリンや焼菓子などちょっとしたデザートを盛り付けても◎。見た目からはあまり感じられないかもしれませんが、厚みがありずっしりと重く、丈夫。ちょっとやそっとでは割れないタフさがあるのでふだん使いしやすいです。
あまりの重たさに、一度はポートランドから持ち帰るのをあきらめかけたんです。だけどリュックにぎゅうぎゅう押し込んで、なんとか持ち帰ってきたんですよ」
4.【皿】石田誠
「愛媛県ご出身の作家・石田誠さんのお皿。以前から気になっている作家さんだったので、在廊している日にお伺いし、ご本人にお会いしてきました。石田さんの気さくでやわらかなお人柄が透けて見えるような、美しい藤色に惹かれてこちらを選びました。この色にどんなお料理を描こうか、料理人の心をワクワクさせてくれるお皿です。
我が家ではサラダやパスタ、チャーハンなどをのせて出すことが多いかな。意外といろいろな料理に合いますし、この一枚で食卓に彩りをふわりとそえてくれるので重宝しています」
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※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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