ライター : suncatch

食生活アドバイザー / パンシェルジュプロフェッショナル/薬膳コーディネーター

大阪府民が教える!たこ焼きの基本レシピ

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大阪の家庭でよく作られている、基本のたこ焼きのレシピをご紹介します。小ねぎ・紅しょうが・天かすは必須食材!焼き方のポイントを押さえれば、きれいな大粒のふわふわたこ焼きが作れますよ。

たこ焼き粉と小麦粉の違い

たこ焼き粉には、小麦粉のほかにベーキングパウダー・食塩・かつおぶし粉末・昆布粉末などが含まれています。いろいろな材料がブレンドされており、水や卵を混ぜるだけで風味豊かな生地が完成しますよ。

小麦粉で作ると、だし汁で溶いたり、しょうゆや昆布茶の素を加えたりするなど、自分好みの味に調節することが可能です。この記事では、小麦粉で作るたこ焼きのレシピをご紹介します。

材料(30〜40個分)

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生地の作り方

1.粉を混ぜる

ボウルに入っている粉類を泡立て器で混ぜている様子

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小麦粉と(a)をボウルに入れ、ダマがなくなるまで泡立て器で混ぜます。

2.粉を水で溶く

粉類と冷水を合わせたものを泡立て器で混ぜている様子

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冷水を数回に分けて注ぎ、粉を溶きます。
完成したたこ焼きの生地がボウルに入っている様子

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卵を溶いてから加えて混ぜれば、生地のできあがりです。置いていると小麦粉が沈んでくるので、焼く前にお玉で軽く混ぜましょう。

生地の焼き方・返し方

1.たこ焼き機に油を塗る

たこ焼き器に油をなじませている様子

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たこ焼き用ホットプレートを200℃に設定し、サラダ油(分量外)を全体にしっかり塗ります。鉄板を使う場合は、サラダ油(分量外)を塗ってから中火で温めます。

2.生地を入れる

たこ焼き器に生地を流し入れている様子

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少量の生地を流し入れて、ジュッと音がしたら温めの完了です。お玉で生地を溢れるくらいまで流し入れます。

3.具材を入れる

たこ焼きの生地に、紅しょうが・小口ねぎ・天かすを散らした様子

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たこをひと粒ずつ入れ、紅しょうが・小口ねぎ・天かすの順で全体に散らします。
たこ焼きピンを使って、生地の間にすじを入れている様子

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たこ焼きピンを使って、はみ出している生地の間にすじを入れて切り離します。

4.たこ焼きの生地を返す

たこ焼きピンで、たこ焼きを返している様子

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たこ焼きピンをふちから斜めに差し込み、ふちにそって回転させながら生地をひっくり返します。スルッと返らないときは、生地が焼けるまで少し時間を置いてから、再度返してみてください。
たこ焼きピンで、はみ出た生地や具材を押し入れている様子

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はみ出た生地や具材を、溝の中に押し入れます。(ここできれいに収まらなくても、あとで形が整うので問題ありません。)生地が焦げそうな場合は、ホットプレートの設定温度を低くするか、火力を弱めます。

5.形を整えて仕上げる

たこ焼きピンで、たこ焼きの形を整えながら焼いている様子

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たこ焼きピンでそれぞれのたこ焼きを回転させながら焼き、形を整えます。場所によって温度・火力が異なる場合は、たこ焼きの場所を入れ替えながら均一に加熱します。
完成したたこ焼きが白い皿に盛られている

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たこ焼きを皿に盛り、たこ焼き用ソースを刷毛で塗ります。青のり・かつおぶしをトッピングして完成です。ほかにマヨネーズや一味唐辛子など、お好みのトッピングで仕上げてください。

コツ・ポイント

具材を入れる順番

生地を溢れるぐらいたっぷりと注ぎ入れ、たこ→紅しょうが→小口ねぎ→天かすの順に加えるのがポイント。焼く前に具材を混ぜると風味や食感が悪くなるので、焼きながら順番に加えましょう。

天かすをたくさん入れる

「天かす」は、必ず入れましょう。たこ焼きの生地にコクが加わり、旨みがアップします。多めにたっぷりと使うのがコツです。また、天かすを入れると生地の表面がカリッとするので、「返し」をしやすくなりますよ。

上手に返すには

たこ焼きを上手に返すためには、「油をしっかりとひき、プレートを高温にしてから生地を注ぐ」「たこ焼きピンの先をプレートに添わせ、素早くまわす」ことが大切です。

しなりやすい竹串よりも、千枚通しの「ピン」を使う方が上手く返せます。生地がプレートからスルッはがれない場合はまだ焼けていません。触らずに待ちましょう。

銀だこ風!カリカリに仕上げるためには

外はカリッと中はとろとろで人気の、「銀だこ」風にもできますよ。丸く焼けたたこ焼きのふちに、サラダ油やごま油を多めにまわし入れるだけ。たこ焼きの表面全体に油がまわるようピンで回転させながらじっくりと焼くと、外がカリッと仕上がります。

中身でアレンジ。たこ焼きのおすすめ具材5選

1. 餅

餅は、お好み焼きやもんじゃ焼きのアレンジ具材として人気。たこ焼きとも相性抜群です。1cm角のサイコロ状にカットして、ほかの具材と一緒にひと粒ずつ入れましょう。

餅入りのたこ焼きは、食べごたえたっぷり。通常のたこ焼きだけでは物足りない方も、満足すること間違いなしです。

2. キムチ

紅しょうがの代わりにキムチを入れると、たこ焼きがおつまみに変身!お酒によく合うピリ辛味に仕上がります。キムチは粗みじん切りにして、ほかの具材と一緒に加えてください。

3. 納豆

意外な組み合わせかもしれませんが、実は納豆もたこ焼きとよく合います。とろりと香ばしい味わいが楽しめますよ。生地をプレートに注いだあと納豆をスプーンですくい取り、たこ焼きの穴に落として焼きましょう。ポン酢しょうゆやからしじょうゆで食べると絶品です。

4. 冷凍グラタン

具材に冷凍グラタンを使えば、ふわふわのたこ焼きの中からホワイトソースがとろり……。和と洋の料理が見事にマッチします。冷凍グラタンは半解凍で1.5cm角にカット(お弁当用のミニカップグラタンの場合は4等分)して、そのままひと粒ずつプレートに落として焼きます。

5. チョコレート

たこ焼きをデザートにアレンジするなら、チョコレートを入れるのがおすすめ!たこ焼き生地×チョコの甘じょっぱさがクセになるおいしさです。ほかの具材は入れず、仕上げにはチョコソースをかけましょう。ホットケーキミックスで生地を作ると、よりスイーツ感がアップしますよ。

洋風にも!たこ焼きのおすすめアレンジ5選

1. さっぱりおいしい。おろしポン酢たこ焼き

さっぱりさわやかなポン酢しょうゆは、だしの効いたたこ焼きとよく合います。大根おろしとかつおぶしをのせて、ポン酢しょうゆをまわしかけるレシピ。大根おろしとポン酢しょうゆを別添えにして、浸しながら食べるのもおすすめです。

2. たこなしでOK。餅しょうゆたこ焼き

たこ焼きを作っていたら、途中でたこがなくなってしまった。そんなときは、こちらのレシピを試してみませんか?メイン具材は餅のみでOK。天かす・桜えび・小口ねぎを入れて、風味豊かに仕上げるのがポイントです。ソースはかけずに、まずはそのまま味わってみてください。

3. 小麦粉不使用。豆腐と米粉のたこ焼き

小麦粉や卵を使わず、絹豆腐・米粉・だし汁で生地を作るたこ焼きのレシピです。米粉を使うたこ焼きは、外はカリカリ、中はとろっとした食感が楽しめますよ。小さなお子さん用に作るときは、たこの代わりにしらすを入れるのもおすすめ♪

4. バジルソース香る。イタリアンたこ焼き

たこ・トマト・チーズといえばイタリアン!イタリアンな具材のたこ焼きに、バジルソースをかけていただくアイデアレシピです。とても華やかで、パーティーやおもてなしにもぴったり。ワインを添えて、おしゃれに味わってみてはいかがですか?

5. 新感覚。メキシカンたこ焼き

赤・白・緑のカラーが目をひく、メキシカンたこ焼きのレシピです。パセリやパクチー、チーズをトッピングし、タコソースをかけて仕上げます。レシピでは鶏ささみを具材にしますが、タコミートを入れてもおいしいですよ。お酒がどんどんすすむ、ピリッとスパイシーな味わいです。

たこ焼き作りはこれで完璧!

生地作りから入れる具材まで、実は奥が深いたこ焼き。この記事でご紹介したポイントを押さえれば、本場大阪の地で食べるようなふわふわのたこ焼きが楽しめますよ。

基本の作り方をマスターしたら、アレンジに挑戦してみるのもおすすめ。納豆やチョコレートを入れたり、イタリアンにしたりと、変わり種たこ焼きにもチャレンジしてみてくださいね。

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