ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

居酒屋の定番「ホッピー」

居酒屋の定番人気と言っても過言ではない「ホッピー」。かつては首都圏を中心に出回ってたようですが、最近では関東だけに限らずホッピーが飲めるようになり、ファンも一層増えているようです。 また、居酒屋以外にもスーパーや酒販店でもホッピーは購入できるようになり、昔に比べるとグンとホッピーを目にする機会が増えました。ネットショップでもホッピーは購入できますよ。 まさにビール瓶のような容器からジョッキに注げば、見た目もビールに近い雰囲気。今回は、ホッピーとビールの違いや、ホッピーの魅力、おいしい飲み方などをまとめてみました。

お酒じゃない!ホッピーってなんだ?

ホッピーは1948年(昭和23年)に、飲料メーカーの現、ホッピービバレッジ株式会社が開発した、ビールテイスト飲料の商標名です。約70年間飲まれ続けるロングセラー商品で、定番人気の焼酎で割る飲み方は、当時自然発生的に生まれたんだそうですよ。
「本物のホップを使った本物のノンビア」という意味からつけられたホッピー。発売当時は、ホップとビールで「ホッビー」と言われていましたが、発音しにくいという理由から、ホッピーになりました。
当時はビールが高価だった為、ビールの代替品として生まれたホッピー。ただしアルコール度数は0.8%で、1%以下のホッピーは実はお酒ではなく清涼飲料水扱いです。ただし、アルコールがゼロではないので、商品には運転の際や未成年に対しての注意喚起の文言が表示されています。

ホッピーはカロリー控えめ

低カロリー、低糖質、プリン体ゼロ、ビタミン・必須アミノ酸を含むホッピー。カロリーは100mlで11kcal程度です。 ホッピー1瓶330mlは、約36kcalです。ちなみに一般的なビールは350ml缶で約140〜150kcal。ホッピー1瓶の方が本物のビールよりも100kcal以上セーブすることができます。 また、アルコール度数0.8%の低アルコール飲料なので、お酒に弱い人や糖質制限をしている人、ダイエット中の人にも飲みやすいですね。

黒と白の2種類

ホッピーには白ホッピーと、黒ビール風の黒ホッピーがあります。淡色麦芽で作られるのが、白ホッピー、濃色麦芽で作られるのが、黒ホッピーです。黒ホッピーは、香ばしさの中に苦味と甘みが調和した味になっています。 白、黒それぞれのホッピーの中でも、「55ホッピー」や、「ホッピーブラッグ」など、さまざまなラインナップがあります。

おいしい飲み方はこれだ!

ホッピーは、焼酎で割って飲むのが一般的です。ですが、あまり焼酎が得意ではないという方やアルコールが苦手な方は、よく冷やしてそのまま飲むのもおすすめです。 お好みのリキュール、ソフトドリンクなど、いろいろな割材と組み合わせると、甘みも加わり飲みやすくなります。ここでは、代表的なおすすめの飲み方をご紹介します。公式ホームページでも推奨されている飲み方ですので、ぜひ参考にしてくださいね♩

三冷

昭和40年代後半ごろ発明されたと伝えられる、ホッピーのおいしい飲み方です。コツはホッピー・焼酎・ジョッキの3つをよく冷やすこと。 ① ホッピーと甲類焼酎をよく冷やし、ジョッキは冷凍庫に入れてキンキンに冷やしましょう。 ② 焼酎、ホッピーの順に注ぎます。黄金比率は1:5。泡が立つように勢いよく注ぎ、かきまわさないのがコツです。 ※氷は風味が損なわれるので使いません
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