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リベンジなるか!? 日清「黒歴史トリオ」は+ひと味でリピート必至の味わいに♩

時代を先取りしすぎた結果、売れ行きが伸びなかったカップ麺が、「黒歴史トリオ」として再登場!エスニックブームの今なら、ほうじ茶ブームの昨今なら、売れるかもしれない3商品。はたしてリベンジが可能かどうか、実食レビューでその味を確かめてみました!

2017年7月9日 更新

今度は売れる?日清「黒歴史トリオ」リターン

日清 黒歴史トリオ そろいぶみ。

Photo by macaroni

思い出したくない過去のひとつやふたつ、誰にでもありますね。しかし、自分のそれを直視するのはけっこうつらい作業です。そんな黒歴史を振り返るだけでなく、逆転を狙ってひと目にさらす。もしかすると、これってスゴイことかもしれません……。
2017年7月3日(月)に日清食品から登場したのは、同社の黒歴史そのものといえる3商品。夏に弱いといわれてきた同社が、迷走と自滅の繰り返しの中で生み出したダークマター。「カップヌードル サマーヌードル」「日清のどん兵衛 だし天茶うどん」「日清焼そば熱帯U.F.O.」が、黒歴史トリオとして3つまとめて再発売されました。
3商品のいずれも、時代を先取りしすぎていたせいで結果が伴わなかったと考えられているようですが、「今ならイケるかも……?」という日清食品の狙いというか願いというかは今度こそ叶えられるのでしょうか。他人の黒歴史は蜜の味……というわけで、あれ?という結果を見てみたい気もしますが、
まずは、もう忘れてしまったその味わいを確かめるべく、3品すべて実食してみました。他の編集部員5人にも実食を頼み、自腹で買うか買わないか、意見を聞いたので、ぜひそちらも参考にしてください!

日清の黒歴史1:サマーヌードル

サマーヌードルは1995年以来の復活。

Photo by macaroni

買う:3 買わない:2

1995年、「緊急限定発売!」というキャッチコピーとともに登場したこちらは、当時はまだ一般的に知られていなかったレモングラスを使ったトムヤムスープベースのカップヌードル。ジャマイカっぽいカラーリングのカップには、「スカッと辛い夏スープ」「レモングラス香るすっきりトムヤム味」なんて勢いのあるキャッチコピーが踊っています。

ちなみに、この商品のラジオCM用に書き下ろされたのが真心ブラザーズの名曲「サマーヌード」。現在「サマーヌードル」と「サマーヌード」のどちらが有名かなんて、語るまでもないですね。
サマーヌードルを実食。

Photo by macaroni

カップにお湯を注いで3分、赤々としたスープからエスニック風の香りが立ち上ってきました。具材はベーコンにたまご、キャベツ、人参、ネギで、色鮮やかです。
さっそく食べてみると、レモングラスのさわやかな酸味とともに、食欲を刺激する香辛料の香りが鼻を抜けていきました。しっかり旨みとコクがあり、悪くない食べ心地。ただ、トムヤムクンのイメージで食べると正直いって物足りません。

酸味の強さがいまいちなんです……!頭の中の鬼コーチが、「もっと来いよ!」と竹刀を振りかぶっているんです。あぁ、レモン果汁をぶっかけたい!けっこういいのに、惜しいのに、もうひと味が足りないことでフラストレーションがたまってしまいました。

日清の黒歴史2:どん兵衛 だし天茶うどん

どん兵衛 だし天茶は2002年以来の復活

Photo by macaroni

買う:3 買わない:2

「どん兵衛 だし天茶うどん」が発売されたのは2002年。当時の緑茶ブームに相乗りすべく開発されたそうですが、使っているお茶はほうじ茶。食品、そしてお茶違いと、いろいろとズレてしまったことが黒歴史化の原因となったのかもしれません。
どん兵衛 だし天茶を実食。まずは麺から。

Photo by macaroni

翻って、だしブーム、さらにほうじ茶ブームの現在は、この商品にうってつけのタイミングといえそう。さっそくお湯を注いで実食すると、なんとも今風な味付けに感じられます。汁はノーマルどん兵衛よりもやや薄口で、わさびの風味の主張が強い。一方、ほうじ茶は行方不明。入っているはずなんですが、麺をすすっても汁を飲んでもいまいち風味を感じられません。

かやくの中で格別の存在感を放っているのがのり天ぷらで、だしの旨味とパリッという食感、香ばしいのりの香りは好相性。しっかり汁を吸ったところをごはんにのせてかっこみたくなる味わいでした。というか、この商品の汁自体、めんよりもごはんを入れて食べたい感じでした。

日清の黒歴史3:熱帯U.F.O.

熱帯U.F.O.も2002年以来の復活です。

Photo by macaroni

買う:2 買わない:3

最後にご紹介するのは「熱帯U.F.O.」。公式サイトによると、前年に大ヒットとなった「カップヌードル 熱帯シーフードヌードル」を勝手にパクって誕生したんだとか。こちらもエスニック慣れしていたに市場に跳ね返されて、あえなく黒歴史の仲間入り。
熱帯U.F.O.を実食!

Photo by macaroni

タイの焼きそば「パッタイ」をイメージして作られているそうで、麺はほどよいウェーブの中太麺。ソースはいかにもタイ料理という甘辛い味付けで、具材はえびとにら、たまごだけというシンプルさです。
一気にすすってみると、口いっぱいにスパイシーな風味が広がりました。ただ、こちらもどこか物足りません。全体の味は整っているんですが、タイ料理らしい味わい、たとえばナンプラーの風味が足りないような印象です。

とはいえ、先入観をなくして食べれば、特に暑い日には食べたくなるような食べ心地。じっとりと汗ばむような日に、自腹でひとつ買ってみようかな、という気になりました。

黒歴史トリオ、リベンジなるか?

熱帯U.F.O.と、どん兵衛 だし天茶&サマーヌードル。

Photo by macaroni

日清が満を持して?再発売した黒歴史トリオ。どれもそれなりにおいしかったんですが、発売当時の消費者にとって親しみのない毛色の商品だったせいか、全体的にとがった風味は抑えめでした。

特にエスニック的な味わいを求めると、ひと味加えたくなるような物足りなさ。その点では、一番リベンジの可能性を感じたのは、ブームの追い風を受けられそうな「どん兵衛 だし天茶うどん」でした。

ただ、ひととおり食べてから「サマーヌードル」にレモン果汁を、「熱帯U.F.O.」にナンプラーを少量加えてみたところ、目がさめるようにパンチの効いた味わいに!+ひと味を考慮して買う人なら、これはかなりおすすめできるんじゃないかと思います。

もちろん、食べる人によっては印象はガラリと変わるはず!日清の意地の再発売が成功するや否や、あなたも自分の舌で確かめてみませんか?
(文・写真:植松)
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承下さい。

製品情報&成分表示

カップヌードル「サマーヌードル」
希望小売価格:194円(税込)
内容量:73g
発売場所:全国

エネルギー 327kcal
たんぱく質 8.0g
脂質 12.7g
炭水化物 45.1g
ナトリウム 1.9g
どん兵衛「だし天茶うどん」
希望小売価格:194円(税込)
内容量:78g
発売場所:全国

エネルギー 339kcal
たんぱく質 6.8g
脂質 12.9g
炭水化物 48.8g
ナトリウム 2.3g
熱帯U.F.O.
希望小売価格:194円(税込)
内容量:99g
発売場所:全国

エネルギー 480kcal
たんぱく質 7.6g
脂質 22.1g
炭水化物 62.6g
ナトリウム 1.3g

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