ライター : あれすーぱ

意外と知らない大人のマナー講座 〜中華テーブルマナー編〜【社会人必見】

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冠婚葬祭から日常のおつきあい、ビジネスや食事など、必ずシーンに合ったマナーがつきもの。いざという時に慌てないためにも事前に知っておきたいですよね。 今回は、日本と近いようで意外と遠い「中華料理屋」での正しいテーブルマナーをピックアップ。NGマナーとともにご紹介します。

席次

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[円卓での席次・席順および上座、下座]

◉円卓では入り口に最も近い席が下座となります。

◉中華料理のレストランなどでは、主賓が席に着くまで出入口近で待つのがマナーです。

出典: www.jp-guide.net

回転テーブル

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回転テーブルには、調味料、お茶の急須、料理の大皿など、共有するものだけを置くのがルールです。ビール瓶などの倒れやすいものや食べ終わったあとの取り皿、グラスなどは乗せないようにしてください。

料理が運ばれてきたら、まず主賓から取りはじめて時計回りに順番に取り分けていきます。順番が回ってきたら、テンポよく取っていきましょう。しかし、全員が取り終わるまでは、料理には手はつけないのがマナーです。これは和食や洋食のルールと変わりません。

中華料理では、一度全員に行き渡った料理の残りを食べたい人が自由に取っても構いません。お客様が料理の量に満足しているかどうかを確認して、もう料理に手をつけないようならば遠慮せずにいただきましょう。テーブルを回すときは、他の人が取り分けていないかを確認し、時計回りにゆっくりと回します。また、席を立って料理を取るのはマナー違反なので、必ず座って料理を取りましょう。

出典: www.hitachi-solutions.co.jp

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なお、円卓の動くところに置いていいのは、大皿料理、未使用の小皿、調味料のみ。 個人の皿はなどは置かないようにしましょう。

取り分け

■最初の取り分け
 大皿はターンテーブルから下ろさず、サーバーを使って取り分けます。取り分ける時には、全員に均等に分けられるよう気を配りましょう。取り分けの順番は主賓か一番目上の人を優先に。なお取り分けられた料理が手もとに来ても、全員に行き渡るまで、料理に手を付けてはいけません。
そしてターンテーブルが一回りして料理が残っている場合は、おかわりも自由です。

■取り分けは座ったまま
 料理の取り分けをするのは、料理が自分の前に来てからがマナー。加えて、立ち上がって取り分けるのはマナー違反です。そして取り分けた後、サーバーはターンテーブルからはみださないように戻しておくこと。

■取り皿は一品一枚
 取り皿は新しい料理ごとに取り替えましょう。前の皿の味と混ざってしまい、味のバランスが崩れてしまってはもったいないので、まめに変えてください。円卓に新しい皿がなくなりそうと気付いたら、お店の人に一声かけることも忘れずに。

出典: www.asahibeer.co.jp

食べ物を残すのはマナー違反なので注意。自分の食べたい分だけを取るのがベストですね。 おかわりする時はテーブルが一周した後に、残った料理を取るといいかもしれません。

食べ方

乾杯も中華料理独特のマナーがあります。中国の祝いの席ではたくさん乾杯があり、どんどんグラスに注がれていきます。 例えば、中国の結婚式では花婿が泥酔しないように代わりに飲む人が付き添っているほど。 飲めない人は事前に伝えておくと良いですね。

お茶

中国茶はたいてい大きな急須で出てきます。
何杯でもお代わり自由なので、急須を回転台にのせて自分でついて飲みます。
自分のぶんだけでなく、両隣の人にもついであげてもかまいません。


・お代わりのサイン
お茶がなくなったら、ふたをずらすかひっくり返してのせておきます。
こうしておくとわざわざ頼まなくても、お店の人が気がついてお代わりを持ってきてくれます。
もちろんお店の人に直接頼んでもかまいません。


・ふた付きの茶碗での飲み方
中国茶はふた付きの茶碗で出される場合もあります。
中に茶葉も入っているので、日本茶のようにふたを取って飲むと、茶葉が口に入ってきます。
受け皿ごと取り上げて、ふたをずらしてその隙間から飲むのが正式なマナーです。
お湯のポットがでていれば、自由にお代わりができます。

出典: mannerpage.com

お茶を飲むときは、左手で受け皿ごと持つか茶碗を持ち、右手でフタをちょっとずらし、フタで茶葉を押さえるようにしながら隙間から飲みます。 おかわりするときはフタを開け、お湯を注いで少し蒸らしてから飲みましょう。
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