関西ではお刺身のこと「お造り」っていうの?東と西のお刺身事情

「お造り」と言うと旅館などで食べるお刺身の盛り合わせをイメージしますが、関西のお造りもっと庶民的。そこには単純なようで深い、日本の食文化の歴史が詰まっているんです。今回は、お造りと刺身の意味、さらに食卓が華やぐ盛り付けのコツも併せて紹介します!

2019年5月28日 更新

お造りと刺身って、どう違う?

生魚の身に、つまと菊の花が添えられた「お刺身」。パック入りで買ってきてお皿に盛るだけで一品になり、主婦には大変ありがたいものですよね。

お刺身にはもうひとつ、「お造り」という言い方もありますが、どちらが正しい呼び方なんでしょうか?なんとなく高級なものを指しているように思いますが、お刺身パックにもまた「お造り」の文字が踊っています。

お刺身もお造りも、同じお料理のことを指す言葉ですが、無意識に使い分けしている方も多いのではないでしょうか。今回はこれらの違いや、お造りににじみ出る上品さはどこから来ているのかなどをご説明します。

そもそも「刺身」とは

寿司下駄に盛り付けた刺身

Photo by Snapmart

お刺身とは、新鮮な生魚を薄切りにした料理のこと。主に醤油やわさびにつけて食べることが多いですが、素材の味を楽しむため塩だけでいただくこともあります。

「刺身」の歴史

刺身の歴史は古く、1399年 室町時代の文献にもその名前が登場していました。江戸に漁港が開かれ、刺身文化が生まれたことにより、全国的に醤油が広まることで現在の刺身文化が花開いたと言います。

最近では、海外でもお刺身が人気。もともと生魚を口にする国といえば日本くらいのもので、海外では主要な食文化にはなっておらず、むしろ気味悪がられてしまうことさえありました。ただ、日本の食文化が世界に広まるに連れて、「スシ」と並んで「サシミ」も一般的になっていったのです。

関西のお刺身文化

一方、冷蔵技術が発達するまで、海から距離のある京都では生魚を塩締めや昆布締めでいただくことが一般的でした。いくつかの魚を盛り合わせるといったことは少なく、単品でお皿に並べるのが普通だったんだとか。

薄味で素材の味を楽しむ、なんとなく関西の文化が現れた食べ方に感じられますよね。
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ちあき

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