ライター : 稲吉永恵

野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ

ブロッコリーの効率的な洗い方、教えます!

Photo by 稲吉永恵

食卓やお弁当に彩りを添えてくれるブロッコリー。食べようとした際に「虫がついていた」「ゴミがついていた」という経験をしたことはありませんか?複雑な形のブロッコリーは、見えにくい内側に虫やゴミ、ほこりなどがある場合があるのです。

この記事ではブロッコリーの洗い方について詳しく解説。状況に合わせた洗い方をマスターし、おいしくブロッコリーを食べましょう。
洗い方メリットデメリットおすすめのシチュエーション
ポリ袋に入れて振る購入した袋のまま手軽に洗えるポリ袋が破れるおそれがあるとにかく手早く洗いたい場合
遠心力を利用する内側の汚れも取り除きやすい激しく振ると蕾が崩れることもある手軽に見えにくい部分や内側もきれいに洗いたい場合
50度洗い野菜のおいしさを引き出す50度のお湯を準備するのが面倒時間に余裕があり、ブロッコリーのおいしさを引き出したい場合
塩を使うきれいに洗える塩抜きをする手間があるブロッコリーを塩ゆでする場合
重曹を使うごみや農薬もある程度落とせる重曹で洗ったあと、流水で洗い流す手間がある残留農薬が気になる場合
小さくカットする細かい部分まで洗えるカットする手間がある小房に分けてから調理する場合

水・お湯でできるブロッコリーの洗い方

ポリ袋に入れて振る方法

ブロッコリーをポリ袋に入れ、ブロッコリー全体が浸かる程度の水を加えます。そのまま20分放置してください。袋を振ってブロッコリーの汚れをかき出したら水を捨て、水洗いすればOKです。袋に空気を入れて膨らませてから振ると、ブロッコリーの汚れが取れやすいですよ。

遠心力を利用する方法

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鍋やボウルに水を張ります。ブロッコリーの茎を持って蕾を水に浸けたら、円を描くように動かしつつ振り洗いします。内側の汚れを遠心力で取り除きやすいですよ。水を取り替えつつ、3回程度繰り返しましょう。

50度洗い

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「50度洗い」とは、文字通り50度のお湯で野菜を洗う方法です。50度という温度がポイント。50度のお湯で洗うと、汚れが落ちやすいのはもちろん、野菜のおいしさを引き出せるのです。

50度洗いの方法はいたって簡単。ボウルや鍋に50度のお湯を入れ、ブロッコリーを2〜3分浸けます。あとはお湯の中で振り洗いし、水洗いすれば完了です。浸ける時間がない場合は、50度のお湯に入れて振り洗いするだけでも構いません。

塩・重曹でもっときれいにするブロッコリーの洗い方

塩を使う方法

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ポリ袋にブロッコリーとかぶるくらいの水、小さじ1杯の塩を入れて、シャカシャカ振って洗います。その後、塩抜きのために2〜3回ほど水を取り替えて振り洗いをしましょう。

重曹を使う方法

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掃除や洗濯のときに重宝する重曹。食品を洗うときにも便利です。重曹を使うと、ゴミや虫だけでなく農薬も落とせます。

ボウルや鍋、ポリ袋に水と小さじ1杯ほどの重曹を入れ、ブロッコリーを洗いましょう。洗い方は浸け置きでも振り洗いでもOKです。塩で紹介した洗い方に重曹をプラスすると、よりきれいに洗えます。
※重曹は食品用のものをお使いください。

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