ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

玉ねぎの芽って食べられる?

日々の食卓に欠かせない玉ねぎ。季節を問わず安価で購入できることから、常備している方も多いのではないでしょうか。そんな玉ねぎですが、気が付いたら芽が出ていたといった経験はありませんか?

ほかの野菜の芽には毒性のあるものも存在するため、玉ねぎについても不安に思ってしまう方もいるかもしれませんね。芽が出てしまった玉ねぎは、まだ食べられるのか、もう食べないほうがよいのか?お答えします。

芽が出ていても食べられる!

芽が出た玉ねぎに毒性はありません。玉ねぎの芽を食べてしまっても、体に悪い影響を与えることはないので、安心して大丈夫ですよ。とはいえ、玉ねぎの芽が出てしまうと、玉ねぎそのものの栄養や風味などは落ちてしまいますので、できれば芽が出る前に食べきるのがよいですね。

芽が出たら取った方がよい?

ほんの少しだけ芽が出てしまった状態の玉ねぎであれば、芽の出ていない玉ねぎの味や風味との違いをほとんど感じず、食べることができます。 しかし、玉ねぎの芽は、伸びれば伸びるほど玉ねぎの味は落ちてしまうのです。なぜならば玉ねぎの栄養素が、玉ねぎの芽に取られてしまうため。玉ねぎの芽が伸びて、玉ねぎがシワシワになっているようであれば食べることは避けましょう。

玉ねぎの芽の取り方

玉ねぎの芽は玉ねぎからニョキニョキと伸びている部分だけではなく、玉ねぎの中心部分に芯としても存在しています。玉ねぎの芯の部分が最終的には玉ねぎの芽になりますので、中の芯ごと上手に取り除いてください。 玉ねぎの芽の取り方は、皮をむいた玉ねぎを縦半分にカットし、芯の部分をくりぬくようにし、芽も一緒に取り除いてください。

芽が出るのを防ぐ方法

玉ねぎに芽が出てしまった場合でも食べることはできますが、できるだけ芽が出ることを防ぐ保存方法を知っておくことも大切です。上記の通り玉ねぎに芽が出てしまうと玉ねぎの味が落ちるため、芽の発生を防げる保存をしましょう。

吊るして保存

玉ねぎの鮮度を長持ちさせるには、吊るして保存する方法があります。市販されている玉ねぎはひとつひとつ扱いやすくなっているので、ネットに入れて日の当たらない場所に保存すると良いですよ。

風通しがよく、水気にさらされない場所を選んでください。玉ねぎは高温や湿度の高い場所、水分に弱い野菜。低温がキープでき、なおかつ乾燥した環境で吊るしておくことが大切です。

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