ライター : 前田未希

料理家 / フードコーディネーター

みんな大好き!おいしいポテトサラダの作り方をおさらい

飲みに行って「とりあえず注文」でポテトサラダを頼む方は少なくないのではないでしょうか? みんな大好きポテトサラダ。ジャガイモのほくほく感に、時折良いアクセントになるシャキッとした玉ねぎやきゅうり……。塩っ辛いわけではないのに、コクのある味付けがおいしいですね。 家で作るとなると、水っぽくなってしまったり、味付けでマヨネーズを入れすぎてしまったりうまくいかないこともしばしば。 今回は、コツをおさえたおいしいポテトサラダの作り方をご紹介!基本をおさらいして、定番の味を楽しみましょう。

『基本のポテトサラダ』の作り方

分量(4人分)

じゃがいも 3〜4個 きゅうり 1/2本 玉ねぎ 1/2玉 ハム 2〜3枚 ゆで卵 1個 マヨネーズ 大さじ5 A 酢 大さじ1 A 砂糖 小さじ1 塩胡椒 少々

作り方

①ゆで卵は固めに茹でておき、茹で上がったら殻をむいておく。
固茹での目安は、沸騰してから9〜10分茹でるくらいです。
②じゃがいもはよく洗い、水をたっぷり入れた鍋で水から15分ほど中火で茹でる
じゃがいもは水から茹でると、よりホクホクに仕上がります。芯が残っていないか、竹串を刺して茹で上がりを確認しましょう。
③ハムは食べやすい大きさに細切りにし、ゆで卵はみじん切りにする。
④きゅうりと玉ねぎを薄切りにし、塩(分量外・小さじ1)をふって5〜10分おいて水気を出す
玉ねぎは水にさらして辛味をぬくのではなく、塩をふって水気を出すことで辛味抜きをします。 塩をふる方法にすることで、水っぽくなることを防止します。また、青臭さが抜けてシャッキリします。
⑤水気が出たら、手で絞って水気を出す。
しっかりと絞って水気を出しましょう。
⑥茹で上がったじゃがいもは、キッチンペーパー等で包んで皮をむく。
軽くこするようにすると、簡単に皮が剥けます。じゃがいもの芽は包丁でしっかりくり抜きましょう。 火傷に気をつけて、熱いうちに皮をむきましょう。
⑦じゃがいもが熱いうちに、マッシャー・フォーク等でつぶす
必ず熱いうちにつぶしましょう。熱いうちにつぶすことで、じゃがいものホクホク感が損なわれません。 最初は全体を砕くようにし、全体がある程度崩れたら、フォークの背で押しつぶすようにするとなめらかなペースト状になります。
⑧じゃがいもが熱いうちに、Aを加えてよく混ぜる
じゃがいもの熱が残るうちにお酢を加えることで、お酢の尖りが抜けます。 お酢を加えることで、全体の味が引き締まります。必要以上に味付けをしなくても味がまとまるので、塩辛く仕上がるのを防止できます。
粗熱が取れたら、マヨネーズ・具を加えて混ぜる
マヨネーズは熱いうちに入れると、分離してしまいます。具も熱いうちに入れると、食感が損なわれる原因になるので、必ず粗熱を取ってから加えましょう。
⑩塩胡椒で味を整える。

冷蔵庫で冷やして、できあがり!

冷えたポテトサラダで、乾杯! ゆで卵を加えることで、全体にさりげないコクが生まれます。コツをおさえれば、デパ地下のデリや、飲み屋さんのポテトサラダのように、クセがなくてホクホクのできあがりに! ジャガイモはホクホクねっとりで、そこにシャキシャキとフレッシュな食感の残る具が入っていてバランス良いですよ。 きゅうりと玉ねぎは塩を振ることで、ほんのり下味もついて水っぽさゼロ!安定したしさおいしさに、ついつい手が伸びること間違いなしです。

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