ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

かいわれ大根を育てよう

かいわれ大根はスーパーで常に安く購入できる野菜として人気です。ピリッと辛味がある大人の味で、料理のアクセントになるほか、彩りもよくなりますよね。 そんなかいわれ大根ですが、実は自宅で育てられることをご存じでしたか。 最近はインテリアとしてグリーンを置いている方も多いと思いますが、食べられるインテリアとして、かいわれ大根をキッチン栽培する方も増えているようです。見ためがかわいいかいわれ大根を飾りながら、必要なときにちょこっと収穫して料理に使う生活をしてみませんか。 今回はかいわれ大根の見逃せない栄養面と、家庭で簡単にできる育て方を調べてみました。

そもそもかいわれ大根とは

かいわれ大根は、「貝割れ大根」と書き、双葉が開いた葉が貝の殻が開いたような形になることから名づけられたようです。このかいわれ大根は、大根が発芽したばかりの新芽なんですよ。 近年、新芽野菜は「スプラウト」とよばれ、豆苗やブロッコリースプラウトなどがマスコミで取り上げられて注目されています。「スプラウト」は他の野菜と比べてたくさんの栄養素を持っているためです。

かいわれ大根の育て方

用意するもの

まず材料をそろえましょう。家にあるもので代用できる場合は、わざわざ買う必要もありませんので、あるもので育てましょう。 ・プラスチックの容器(スーパーで購入した肉や魚が入っていたトレー) ・脱脂綿(薬箱にないようなら100円均一でも購入できます) ・かいわれ大根の種 種はホームセンターや100円均一でも販売しています。

作り方

1. 軽く湿らせる程度に水をつけた脱脂綿をトレーにしき、種が重ならないよう均等に並べます。 2. アルミホイルをトレーにかぶせて暗い場所で3日間放置してください。中が気になって何回も開けると日が入って発芽が遅れるようなので、あくまでも「放置」です。 3. 発芽して5㎝~6㎝ほど伸びたら、日の当たる場所に移動して葉を光合成させます。葉は光の方向に伸びていくので、真っすぐ縦に成長するように、トレーの向きを変えてみてください。脱脂綿は常に湿った状態をキープしてください。 4. 種をまいて1週間~14日ほどで食べられます。根っこの近くをハサミできって料理に使いましょう。

おしゃれに水栽培

水栽培とは、土を使わずにに水だけで栽培する方法のことを言います。水栽培とひと言で言っても、先ほどご紹介したように種をまいて発芽させていく方法もありますが、そのほかにも簡単に始めることができる再生栽培があります。 野菜の根っこから何センチか残して水につけて置いておくと再生する栽培方法です。再生栽培の方法はとっても簡単!いつもなら捨ててしまっている芯や根の部分を水に漬けておくだけですから、気軽に始められますよね。 容器を選べば、おしゃれなインテリアとして飾れますし、必要なときに必要な分を収穫できるので経済的にも助かります。いつでも新鮮なものが食べられますね。 カイワレ大根は根っこから2㎝残して、水を入れた容器の中につけます。水が濁らないように毎日替えましょう。10日ほどで葉が生えてきて買ってきたときの同じくらいの長さに成長するようです。
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