モヤモヤ解決!中華そば・ラーメン・支那そばの違いとは

今回は、お店によって呼び名の変わる中華そば・ラーメン・支那そばの違いを詳しくご紹介します!日本語には地域やお店、人によって言い方が異なり、何を基準とするのかがあいまいな言葉がいくつかありますよね。この機会に、モヤモヤを解決しちゃいましょう!

2018年2月23日 更新

中華そばとは

昔ながらのラーメン店や中華料理店で提供されている、比較的具が少なめのシンプルなものを「中華そば」と言うイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。

昭和20年代のまだ食料事情が不安定だった時代、たまご色をした中華麺は日本のそばよりも栄養価が高いということでもてはやされていました。当時はまだ屋台を引く人も多く、古くからある屋台のそばを「夜鳴きそば」と言うのに対し、店内で食べるのを「中華そば」と呼んでいたという説があるようです。

中華そばの歴史

中華そばの歴史は実に古く、初めは1665年にまでさかのぼります。当時、水戸黄門で知られる水戸光圀(徳川光圀)が、日本人として初めて中華麺を食べたとされていますが、このときはまだ庶民にまで広まることはなかったようです。

そのあと、明治維新により港に中国人街が現れ、現在の横浜中華街に何件かの中華料理店が営業を始めました。1884年には北海道・函館にある「養和軒」で提供されていた「南京そば」が函館新聞に広告として掲載されて話題となり、これが庶民に広がるきっかけになったのではないかと言われています。

これを機に、日本全国に次々と中華麺を取り扱う店が出現して今にいたるわけですが、「中華そば」という名前の由来は、中国人が持ち込んだ麺ということが関係しているのでしょう。

ラーメンとは

明治にまでさかのぼる中華そばと違い、比較的最近言われはじめたのではないかと思わせる
「ラーメン」という呼び名。実際のところはどうなのでしょうか。

これには、諸説あります。もともと、中国語で手で引き延ばして麺を作る製法のことを「拉麺(ラーミェン)」と言い、これが転じて「ラーメン」と呼ぶようになったと言われています。他にも大正時代、浅草にあった中華そば屋「柳麺(ラオミン)」がなまって「ラーメン」になったのではないかと言う説、さらには中国語で「そば」を意味する「老麺(ラオシェン)」が変化したなど……いずれにしても中国とラーメンは切っても切れない関係のようですね。

新商品が名前を広めるきっかけに

また、戦前は屋台や店内で食べることが一般的だった中華そばですが、戦後になって即席ラーメンが販売されるようになりました。商品名に「〇〇ラーメン」とうたっていた物が多かったことから、これをきっかけに「中華そば」から「ラーメン」と言う呼び名が浸透したとする説もあります。

「チキンラーメン」や「サッポロラーメン」などが次々と発売され、当時の人々はお湯を注ぐだけですぐに温かい麺が食べられるなど、さぞかし驚いたことでしょうね。それが数十年後に国民食にまでなるとは、だれも想像していなかったのではないでしょうか。
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ちあき

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