見た目うりふたつ…「たらこ」と「明太子」の違いは味に隠されてた!

みなさんはたらこと明太子の違い、わかりますか?ふたつをポンと出されたら、どちらがたらこで明太子か自信をもって断言できる人は少ないかと思います。そこで今回はそんな似ている2つの食材のどこがどう違うのか、あなたが2度と間違えないようご紹介!

2018年6月7日 更新

たらこと明太子の違い知ってる?

プチプチとした食感がたまらないたらこ。たらこはおにぎりやお弁当に使われることの多い、どなたにとっても身近といえる食材ですね。そしてもうひとつ、ピリッとした辛味がクセになる明太子も、たらこと同様に食べる機会は少なくないかと思います。

ところで、みなさんはこの「たらこ」と「明太子」の違いは何なのか、ご存じですか?たらこは、タラの卵巣=タラの子を塩漬けにして加工したものを指します。一方明太子は、スケトウダラを唐辛子で漬けて加工したもの。ふたつは同じスケソウダラを加工してつくられている食品ではありますが、そこには歴とした違いがあるので覚えておきましょうね。

たらことは

北海道を中心に生産されているたらこ。そのプチッとした食感はご飯やパスタとの相性もよいので、食のジャンルを問わず広く食べられています。

たらこの歴史は古く、遠藤元閑の『茶湯献立指南』 (1696年)に、「鱈の子は北国より出る名物也」という記述があることから、少なくとも江戸時代前期頃には食べられていたことが分かっているんだとか。

そして1903年頃に、北海道でスケトウダラ漁が発展したことから卵の加工が始まり、たらこの普及が一気に伸びて、たらこを食べる習慣が日本全国に広まりました。今日私たちが日々当たり前のようにたらこを食べることができているのは、こうした歴史の恩恵といえるかもしれません。

明太子とは

さて、そんな「たらこ」とよく似た食べ物に、「明太子」がありますよね。「明太子」は博多名物として知られていますが、実のところ、福岡でつくられるようになってからまだ数十年しか経っていない、歴史の浅い食べ物です。

明太子のはじまりは1948年。福岡の明太子メーカーである「ふくや」が、苦労の末に「味の明太子」を完成させたのが始まりとされています。

じゃあ辛子明太子は?

では、「明太子」の中でも一際強い辛味を感じる「辛子明太子」はどうでしょうか。

辛子明太子の歴史は、実は日本ではなく、朝鮮半島からはじまったといわれています。彼の地では古くからスケトウダラの卵を塩漬けにして食べられていたそうで、1800年代には刻んだトウガラシとともに塩漬けする方法が定着し、辛子明太子が生まれました。

その後1907年に日本人の樋口伊都羽が辛子明太子を商品化することに成功。当初は刻んだトウガラシをまぶすだけの「まぶし型」でしたが、その後、よりおいしいものを追求し、保存性も考慮した結果、漬け込み型の明太子が登場します。

この漬け込みには味を染みこませるだけではなく、乳酸発酵をともなうという効果もあるとわかり、多くの店舗がまぶし型から漬け込み型へシフトしていったそうですよ。
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