ライター : 知花 早紀

グルメ・トラベル系webライター/主婦

目次

あんこう鍋の特徴とは?どぶ汁、部位についても紹介

あんこうは茨城県沖で多く水揚げされることから、茨城県ではあんこうを使った料理がよく食べられています。あんこう鍋も、茨城県や福島県など東日本で親しまれる料理です。

あんこう鍋は、あんこうの切り身や肝、野菜、豆腐などを煮込んがものが主流。みそ味や醤油味、水炊きなどに味付けして食べられます。肝とみその風味が濃厚な「どぶ汁」も人気が高いあんこう料理です。

どぶ汁とは?

どぶ汁とは、あんこうと野菜の水分だけで調理する、濃厚な味わいと風味が人気の郷土料理。あんこう鍋の原型となった調理法で、船上で調理する際に、あまり水を使わずに料理ができないかと考えられましたのです。

乾煎りした肝をたっぷりと使用し、どぶ色のようにスープが濁ることから名付けられました。肝の風味と味噌の味が濃厚でクセが強い料理なので、地元の人でも好き嫌いが分かれるそう。

お店で提供されるものは、食べやすいようアレンジが加えられたものが多いので、チャレンジしてみる価値ありです。

吊し切りと7つ道具

あんこうは、飲食店などに流通するものは10kg以上の大きさがあります。体がやわらかい上にぬめりがあるので、まな板の上で包丁を使って捌くのは至難の業。なので、大きな鉤にあんこうの口をひっかけて、吊るした状態で捌きます。

あんこうは、骨以外は捨てる所がないと言われるほど、部位によってさまざまな風味や味を楽しめる魚。ぬの(卵巣)、えら、肝、とも(ひれ)、胃(水袋)、だい身(柳肉)、皮に切り分けられ、あんこうの「7つ道具」と呼ばれています。あんこう鍋にはこれらの部位がすべて入っているのが特徴です。

【15位】あんこう鍋をゆったりと「割烹三州家/本所吾妻橋」(3.5pt/150クチコミ)

三河国(愛知県東部)出身の初代が、当初は屋台から始めたという料理屋が「三州家」の始まりで、現在のお店は東京スカイツリーを臨む墨田区の本所で明治22年に創業。下町をはじめ多くの人々に愛され続けて100年をこえる老舗となりました。本格的な懐石料理・日本料理をリーズナブルな価格で提供しています。個室を6室用意し、最大で180人が一堂に会すことができます。 同じビル内で「割烹三州家」と、カジュアルな洋風の「JapaneseRestaurant(ジャパニーズレストラン)三州家」に分かれています。

4種類の鍋が選べる鍋会席8品コース

7,700円(税込)
冬季の一番人気「あんこう鍋」は、11月~3月の季節メニューで、プラス550円で選択できます。あんこうの旨味を堪能し尽くせる贅沢な鍋です。あんこう鍋以外では、割烹料理風に仕上げた「ちゃんこ鍋」や「白子鍋」、海山の素材をふんだんに使った「寄鍋」の中から選択します。

もうひとつの名物が「ダムカレー」です。ダムの形にアーチ状にライスを盛り付けて、ルーをダムにたたえた水に見立てた和風ビーフカレーです。割烹ではメニューにはない裏メニューでカレーのみの注文はできませんが、レストランの方は正式メニューになっています。

おすすめポイント

  1. 完全個室でゆったり料理を堪能
  2. あんこう鍋や旬の海鮮を楽しめるコースが人気
店舗情報

【14位】あんこう鍋をおしゃれに「たか濱 大森店/大森」(3.7pt/72クチコミ)

Photo by @yito075

大森駅から徒歩3分の場所にあり、2010年の開店。旬の魚と手作り料理のお店です。店内にはオープンキッチンのカウンターが10席、テーブル席85席と客席は多めで個室もあり、使い勝手がよいお店です。水槽があり、気持ちよく泳ぐ魚たちを眺めながらゆったりくつろげます。
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