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連載:「子宝薬膳」〜食ではぐくむ妊活講座〜

子宝薬膳家がお勧めする、自分で、自宅でできる妊活薬膳。今回は、むくみとりの薬効が高い「スイカ」をご紹介します。スイカで効果的に夏バテを防止して季節に適応することが、実は妊娠しやすい身体づくりのベースになるんですよ。

スイカは薬膳でも効果の高い食材

うだるような暑さが続いていますね。夏バテ気味の方もいらっしゃるのではないでしょうか。熱中症も怖いですよね。

じつは身近な食材で、夏バテを解消し、熱中症を予防し、さらには水分補給をしながら老廃物の排出を促して、むくみを改善してくれるものがあることをご存知でしょうか。

それは、夏の風物詩でもあるスイカです。江戸時代から暑気をさまし、渇きを潤すとし、食用だけでなく身体に良い食べ物として親しまれてきました。今回はそんなスイカの栄養価と、薬膳的効能をご紹介します。

スイカがなぜ妊活にいいの?

妊娠にはいくつもの流れがあります。それぞれ奇跡的な確率の過程をいくつも乗り越えて、やっと妊娠に至ります。男女それぞれが身体状態もタイミングも万全だったとしても、妊娠の確率は20パーセント程度と言われています。

そんな高いハードルを、夏バテした状態で乗り越えられるでしょうか。人間の身体はまず自分自身の命を守るようにできています。もう一人の人間を身体の中で育て、守ることは身体にとって命がけの仕事です。自分のことで精一杯では、子孫を残すところまでエネルギーを回せませんよね。

夏特有の高い気温や湿度は、身体に大きな負担を与えます。身体が暑くなりすぎやすい。水分を多く摂るため消化力が落ちやすい。食欲がおちやすい。体内に水分が溜まりやすいなど。こういった身体にとってストレスの素になること取り除くことが大切です。季節に適応できる身体づくりは、妊娠しやすい身体づくりに繋がるんですね。

スイカの効果効能

90パーセント以上が水分であるスイカは、水っぽく、栄養はあまりなさそうに思われがちですが、実はとってもパワフルな食材です。

スイカの利尿作用の高さは古来伝えられています。カリウムの利尿作用が、尿と一緒にナトリウムを排出することで、むくみの改善にも繋がります。また、カリウムは卵子に多く含まれるミトコンドリアの働きを活発にする働きがあり、ミトコンドリアの働きが活性化されると卵子の発育がよくなると言われています。

スイカから発見された成分「シトルリン」は、血管を広げる作用がある一酸化窒素を生成することで、血流を増加させます。ED治療薬も血管を拡張させて血液の流れを促すように、性欲の増進と血流は関係していると考えられています。特に身体が冷えて熱しづらい男性の場合、性欲がわきづらくなってしまいます。自分で冷えていることに気づいていない方も多いので、パートナーである奥様がお腹や腰など触って冷えていないか確認してもいいですね。

ただし、身体が冷えている男性は胃腸が弱いことも多いので、精力剤では強すぎてしまいます。その点、自然の食材であれば穏やかに血流を促したり、身体を温めるアプローチができるので、まずは食生活の改善から始めてみることをお勧めします。

カリウムやシトルリンは果肉よりも皮に多く含まれていますが、赤い果肉にも栄養価はあります。あの赤色は、抗酸化作用を持つリコピンやカロテンによるものです。

トマトを取り上げた過去の回でもご紹介しましたが、リコピンは抗酸化作用により、子宮の老化を抑えてくれる効果が見込めます。また、男性の精子力にも嬉しい働きがあります。リコピンは継続的な摂取をすると、精巣に蓄積され、精子の運動率を上げ、精巣の炎症を抑えることが発見されているんです。

薬膳からみたスイカの妊活力

薬膳でもスイカはよく使われます。利尿作用が高いので、身体に余分な水分が溜まっている痰湿(たんしつ)という体質の方には特にお勧めします。

私のお客様でも痰湿タイプの方がいらっしゃったのですが、彼女は「スイカを食べるとトイレに行きたくなるので、好きだけど食べないようにしています」とお話されていました。夜に食べると、寝ている間にトイレに行きたくなって起きてしまうことが多かったそうです。経験的にスイカの利尿作用を実感されていたんですね。

また、スイカには、身体にこもった余分な熱を冷ます作用もあります。熱を冷ます代表的な漢方に白虎湯というものがあるのですが、スイカは別名「天然の白虎湯」と呼ばれるほど。 余分な熱がとれると、イライラした気持ちが和らいだり、喉の渇きが改善されたりします。暑気あたりや熱中症で顔がほてったり、頭がすっきりしない時にも効果的です。

スイカの効果的な食べ方

皮に近い部分の方が利尿作用を促す働きが強いので、ぜひ赤い果肉だけでなく、白い部分も食べるようにしてみてください。スイカを食べる前にあらかじめ赤い部分と白い部分を取り分けておき、白い部分は冬瓜のようにスープに使ったり、お漬物や酢の物、煮物などにも使うことができます。

妊娠中も食べていいの?

暑い夏にうってつけのスイカですが、身体を冷やしますので、妊娠中の方や、お腹をくだしやすい方は、食べ過ぎないように気をつけてください。

身体の状態を夏に適応させるスイカ

薬膳は、身体に負担が少なく、自分一人でも実践できる方法です。一人ひとりの身体や状態に合わせた食材を摂ることで、本来持っている治癒力や適応力を引き出してくれます。私たちの身体を夏に適応させてくれるスイカ。旬が終わってしまう前に、ぜひ召し上がっておいてくださいね。

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