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連載:絶対きれいになる!皮膚科医の「美肌レッスン」

皮膚科医の私が自分で試して、効果を実感している美肌セルフケアを紹介する本連載。第2回の主役は、古くから匂いケアに役立てられてきた「みょうばん」です。簡単に作れるみょうばん水ならば、夏の匂い対策を手軽に実践できますよ。

みょうばんで夏の匂い消し!

梅雨入りとともにジメジメとした生活が続き、心も体もなんとなくすぐれない毎日ですね。この時期は気圧の変化で自律神経が乱れがちになり、肌の調子はもちろんのこと、心身のいろんな部分に不調があらわれます。体を締め付けるような服装は避ける、ゆっくりと入浴する、睡眠時間を確保する、こんな些細なことでも体調を整えられますから、ぜひ試してみてください。

さて、梅雨から夏に向けて気温や湿度が一気に上がると、いやな汗をかくと同時に、体の匂いが気になりますよね。ほかの人の匂いであればすぐにわかりますが、自分の匂いはなかなか気づきにくいもの。また、体の匂いの原因は往々にして雑菌の繁殖によるものですから、匂い対策は肌のケアと考えることもできます。

今回は、梅雨から夏の時期に自分でできる匂い(制汗)対策として、みょうばんの効果と使い方をご紹介します。

古くから匂い対策といえば、みょうばん

私がまだ小さい頃、実家で一緒に暮らす祖母や祖父が、みょうばんを夏の匂い消しに使っていました。体の匂いだけではなく、台所の防臭などにも活用していたことを思い出します。

私は西洋医学の皮膚科医として働く一方で、みょうばんのように「おばあちゃんの知恵袋」というか、昔から伝わる民間の知恵が大好きです。もちろん、なかには信ぴょう性に欠けるものもありますが、経験的に培われてきた知恵を侮ってはいけないな、とも思います。私が診療に使う「漢方」も、研究が盛んに進んでいるとはいえ、大きく見れば「経験の医学」。ですから、これはいい!と思ったものは、安全性さえクリアしていれば、自分でもよく試すようにしています。

みょうばんもそのひとつ。デオドラントがごく当たり前に普及する以前、10〜20代の頃に私も夏の時期の匂い対策・制汗ケアとしてみょうばんを活用していました。みょうばんさえ手に入れば、使い方は至って簡単ですし、即効性がありますからね。

でも、みょうばんってなんとなく名前を聞いたことはあっても、日常生活で使ったことがないという人も少なくないかもしれません。そもそも、みょうばんってなんでしょうか?

みょうばんとは?

みょうばんは正式に「硫酸カリウムアルミニウム」といって、食品添加物にも指定されています。染色剤や防水剤、消火剤、皮なめし剤、沈殿剤などさまざまな用途があり、なんと、古代ローマ時代から使われていたのだそうです。

食品に対しては、色落ち防止(ナスの漬物が有名です)、煮崩れ・型崩れ防止、アク抜き剤、膨張剤などに使われます。自然界に多く存在する成分で、天然の温泉に含まれていることもよく知られています。大分県別府市の明礬温泉(みょうばんおんせん)は、特に有名かもしれません。

みょうばんの効果

みょうばんの特徴は、水に溶けると酸性になることです。体の匂い消しに限らず、匂いの原因となる細菌はアルカリ性の環境を好むため、みょうばんで肌の表面を酸性に変えると、細菌の繁殖が抑えられるんです。

ちなみに、みょうばんは優れた収れん作用もあり、トラブル肌をケアする化粧水にも活用されています。また、メカニズムは定かではないといわれますが、制汗作用も期待されています。営業や接客など対面仕事の人、体質的に汗かきの人にも、みょうばんはおすすめです。

また、強い殺菌作用もあるので、匂い自体を取り除く効果も期待できます。特にアンモニアの匂い消しに役立ちますから、自分自身の体の匂いはもちろん、ペットの匂い消しにも活用できるんですよ。

ワキガ対策に活用!

こうしたみょうばんの特性を活かして、ワキガ対策に使ってみましょう。みょうばん水(下で作り方を説明しています)をコットンに取って、脇の下をふき取ったり、スプレー容器に移して噴霧すれば、ワキガの匂いが解消できるはずです。

生理時のケアにぜひ!

生理のときに、自分の体臭がきつく感じることはありませんか?原因は諸説ありますが、ホルモンバランスが関係しているといわれています。生理前と生理中、ホルモンバランスが崩れがちになることが一つ目の理由。もうひとつは、「プロゲステロン」というホルモンの分泌量が増えて体温が上がり、皮脂の分泌量が増えて、体臭を強めてしまう可能性があるからです。

みょうばんは皮脂を抑えてくれるだけでなく、臭い自体を消す作用もあるので、生理時の体臭ケアとしてもおすすめなんですよ。

じつは美肌作りにも活躍!

みょうばんは殺菌作用を持っているので、ニキビや水虫をよくしたり、脂性の肌質を改善効果も期待できます。特にニキビ対策として役に立つので、美肌ケアとしても活用してみましょう。

みょうばんの使い方

私がよく使う方法は、「みょうばん水」をコットンなどになじませて、体の気になる部分を拭き取ること。100円ショップで売っている空のスプレー容器に移して、体に吹きかけて使う人も多いようです。

みょうばん水は、わきの下でも、足裏でも、腕でも、どこに使っても大丈夫。ただし、顔の皮膚はデリケートなので、額の汗を拭き取る程度にしましょう。臭い消しも制汗も即効性があるので、ぜひ試してみてくださいね。

みょうばん水の作り方

みょうばん水の原液を最初に作る

【用意するもの】
・空のペットボトル(500mlサイズ)
・焼きみょうばん…15〜20g
・水道水…500ml

作り方

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