連載

おうちごはんをカフェめしに変える、miku_colorsさん

料理写真を投稿しているインスタグラマーをひとり取り上げ作品の魅力を語る連載の第2回は、トーストやパンケーキの写真が印象的なmiku_colorsさん。その素敵な写真の数々を見ながら、フォロワーを引きつけるスタイリング力のひみつを考えます。

写真集も発売したmiku_colorsさん

6月17日の時点で15万8千人にフォローされているmiku_colorsさん。自身のInstagram投稿写真をまとめた写真集『おうちカフェのBREAKFAST』(河出書房新社)を発売中で、フード写真をチェックしているインスタグラマーの間ではよく知られた存在です。

その作品は、どれもほどよく力が抜けていて、見ていて心地よいと感じるくらい。それでいて、ときには隙のない構図力とスタイリング力を発揮して、「こんな写真も撮れるんだ」と驚かせてくれます。

まずは、そんなmiku_colorsさんがどんな写真をInstagramに投稿しているのか、見ていきましょう。

まるでカフェでの1シーンのような写真

著書のタイトルにもあるとおり、おしゃれなカフェの朝食のような投稿写真はmiku_colorsさんの真骨頂。

上の写真では、どこかの道の駅で買ったという天然酵母のパンをカッティングボードに乗せ、お皿に乗せたサラダとフルーツ、紅茶、などをバランスよく配置しています。

これだけ被写体が多いと構図づくりはむずかしいものですが、一つひとつの被写体が座りのよい位置に置かれた、整った1枚となっていますね。
こちらはホットサンドを撮った写真。手前のものとはうってかわって被写体の数は少ないですが、テクニカルな1枚です。

ロウキー(狙って暗くした写真)に撮ったことで、光の具合がより朝っぽくなっていますし、溶けたチーズのはみ出し具合、とってもシズル感があります。ピントを合わせる距離感も絶妙で、マグのボケ味もいい感じです。

miku_colorsさんの写真の特徴

オープンサンドイッチ、トースト、パンケーキなど、パンを使ったメニューが多いのはmiku_colorsさんの大きな特徴。それぞれをおしゃれに見せるアイディアがたくさんあって、見る者を飽きさせません。

たとえば、上のはちみつレモンを使ったフレンチトーストを撮った写真は、お皿だけ見ればシンプルな置き方ですが、パンの見せ方に工夫が感じられます。S字構図(アルファベットのS字形に被写体を配置した構図)の要素を取り入れたことで、画にまとまりが出ていますし、強めに入れた焼き目がとってもおいしそう。

なによりのポイントは、上からかけた追いはちみつ。この演出ひとつでフォトジェニックなひと皿という印象が増しています。
こっちは丸パンでつくった簡単サンドとサラダの朝ごはん。メインのサンドイッチのボリューム感がいいですよね。

サンドイッチに合わせたのでしょうか、サラダの方もボリュームたっぷり。また、サラダ、ストロー、背景のグリーンのトーンを合わせることで、画に統一感を生み出しています。これにはサンドイッチの色味を際立たせ、自然に目を止めさせるという効果もありますね。

野菜いっぱい!フルーツたっぷり!

miku_colorsさんの投稿写真にはたくさんの野菜やフルーツが使われています。サンドイッチもそうですし、
トーストを乗せたプレートも野菜とフルーツがたっぷり。たくさんの食材によってつくられる彩りは、miku_colorsさんの作品をカフェの朝食メニューっぽく見せているポイントのひとつといえるでしょう。

センスを感じる小物選び

料理を乗せるお皿、カトラリー、グラスやポットなど、miku_colorsさんがお気に入りとしているアイテムの使い方もポイント。
メニューに合わせて使い分けられる食器たちは、そのものひとつ見てもおしゃれだったり可愛かったりして、目を楽しませてくれます。

miku_colorsさんのような写真を撮るには

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