ライター : チョビ子

実はいろんな種類がある「牛乳」

"栄養の宝庫" とも呼ばれ、家庭の冷蔵庫には必ずと言っていいほど置いてある「牛乳」。冷たいままでも、温めて飲んでもおいしいですよね。日常的に飲んでいる牛乳ですが、種類についてはよく知らないという方が多いのではないでしょうか。

「種類別名称」として記載されている

牛乳の種類はパックなどの容器の側面、成分表示の部分に記載されている「種類別名称」という欄を見れば確認できます。あなたが普段買っている牛乳は、本当の意味での「牛乳」でしょうか? ぜひ一度チェックしてみてください。 それではここから、牛乳の種類について深掘りしていきたいと思います。

絞ったそのまま「牛乳(成分無調整牛乳)」

牛から絞ったままの生乳(原乳)を加熱殺菌し、市場で販売されている牛乳です。原料が生乳100%であることが特徴で、乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上という定義があります。学校の給食に出てくる牛乳の多くは、この種類なんですよ。

味わい

成分を調整せずにそのまま市場に出回るため、季節により味わいが変わることがあります。冬場は脂肪分が高まって比較的濃くなり、夏場は牛が乳脂肪分の元となる繊維質の含量の少ない青草を多く摂るために、脂肪分が減って味が薄く感じられるとか。

限られた施設で製造される「特別牛乳」

成分無調整牛乳のなかで、「特別牛乳さく取処理業」の許可を受けた施設で製造される牛乳が「特別牛乳」として販売されます。 乳脂肪分が3.3%以上、無脂乳固形分が8.5%以上と定められており、細菌数は1mlあたり30,000以下、大腸菌群が陰性であることも条件です。また、もし加熱殺菌をおこなう場合は63~65度で30分間おこなうなど、厳しく定義が決められています。

味わい

全国で数ヶ所しか製造が許されていない特別牛乳、一度は飲んでみたいですよね。なんでも、低温でゆっくりと加熱殺菌することでたんぱく質が焦げず、通常の牛乳にはある独特のにおいが感じられないのだとか。 まるで生クリームのようなコクがあり、濃厚な味わい。それでいてクセがなく、サラッと飲みやすいことが特徴です。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ