ライター : macaroni 編集部 植松

エディトリアルフォトグラファー

監修者 : 渡辺 りほ

管理栄養士

あなたも早食いしているかも

友達や同僚とランチに行くと、いつも自分ばかり先に食べ終わってしまう……そんな自覚がある場合、「早食い」のくせがついているかもしれません。

早食いには、さまざまなデメリットや身体への悪影響があるため、注意が必要です。この記事では、具体的な早食いのリスクについて説明します。

早食いはダイエットの大敵!

胃に食べ物が入って血糖値が上昇し、脳の満腹中枢が刺激されると、満腹感をおぼえます。そのため、満腹感が出るまでには、食事をはじめてから約15〜20分必要です。

食事をはじめてすぐに大量の食事をお腹におさめる……といったように早食いすると、満腹感が得られにくく、食べ過ぎにつながってしまいます。

早食いによる過食が習慣になると、肥満の原因になるおそれが。実際に、早食いする人は肥満度を示す体格指数である「BMI」が高い傾向にあることが明らかになっています。(※1,2)

早食いが原因で高まる健康リスク

早食いによる悪影響は肥満ばかりではありません。あなたが今感じている不調も、もしかしたら早食いのせいかも。

腹痛や病気、体調不良

早食いをすると、食べ物をあまり噛まずに飲み込んでしまいますよね。すると、唾液による食べ物の消化がおこなわれず、消化の負担が増えてしまいます。また、胃液をはじめとする消化液の分泌が間に合わないため、胃痛や胃もたれにつながる場合も。

早食いが習慣となって胃に負担をかけ続けると、胃の粘膜が傷つくおそれがあるため、注意が必要です。(※3,4)

口臭

唾液には細菌の繁殖を抑制する、食べかすを洗い流すといった作用があり、口臭対策に役立ちます。しかし唾液の分泌量は、噛む回数が少ないと減ってしまいます。早食いをする人は口の中が乾きがちになり、口臭が強まるおそれがあります。(※5,6)

虫歯や歯周病

唾液には、口内を浄化する作用があります。そのため、早食いによって唾液の分泌量が少なくなると、虫歯や歯周病のリスクが増加してしまいます。歯の健康のために、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。(※6)
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