効果がグッと高まる！「蒸し生姜」の効果効能に注目してみた

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ライター : 相羽舞

管理栄養士

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蒸し生姜は良さを引き出す調理法

生姜に「体を温める作用」があるというのは、有名なことですね。生姜はそのままでも健康作用の高い食べ物ではありますが、実は生のまま食べるより、蒸したほうが作用がアップするということを知っていましたか？（※1,2）

どうして蒸すと効果が高まるの？

生の生姜には「ジンゲロール」という辛味成分が含まれているのですが、この成分は加熱・乾燥などにより脱水がおこると、「ショウガオール」という成分に変化します。

加熱方法はさまざまありますが、なかでも"蒸す"調理がショウガオールへの変換率が高いとされています。生姜を蒸してから乾燥させると、ジンゲロールよりショウガオールのほうが多くなることが分かっているんです。

下で詳しくお伝えしますが、ジンゲロールとショウガオールの違いは、体の温め方。ショウガオールのほうがより深い部分から温めることにより、体を温める作用が高まるとされています。（※1,3,4）

自然の万能薬！生姜の栄養を活かす調理法を管理栄養士が解説します

生姜焼きや紅生姜、薬味にと、さまざまな場面で登場する生姜は、食卓に欠かせない食材ですよね。普段何気なく使っている生姜ですが、どのような栄養やはたらきがあるのでしょうか。この記事では管理栄養士が、生姜の栄養効果を上手に活かす調理法を、今日から使えるレシピと共に紹介します。

蒸し生姜に期待できる効果効能

蒸し生姜の効果

冷え性対策
強い殺菌作用
抗酸化作用
ダイエットに役立つ

冷え性対策

前述のように、蒸し生姜に多いショウガオールは、ジンゲロールよりも体を温める作用が高いとされています。ショウガオールは胃腸を刺激し、内臓のはたらきを活発化させたり、血流を高めて体の深部で熱を産生したりすることで、体の中から温めるはたらきがありますよ。（※1,4）

強い殺菌作用

生の生姜に含まれるジンゲロールは、加熱によって「ジンゲロン」という強い殺菌作用をもつ辛み成分に変化するとされています。ジンゲロンは殺菌作用により食中毒対策に役立つほか、胃液の分泌を促して消化吸収を助けるはたらきももちます。（※4,5,6）

抗酸化作用

ショウガオールやジンゲロンには、抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、体内で増えた活性酸素から体を守るはたらきです。活性酸素は加齢やストレス、紫外線、激しい運動やたばこなどによって増え、老化やさまざまな病気の原因になります。蒸し生姜を取り入れることで、活性酸素を抑えるはたらきが期待できますよ。（※6,7）

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蒸し生姜の作り方