銘菓「ひよ子」は東京じゃなくて福岡生まれ!? 知って楽しいひよ子トリビア

ほのかな甘さとキュートなフォルムの「ひよ子」。東京のお菓子だと思っている方が多いかもしれませんが、じつは福岡生まれなんです!「ひよ子」がどうやってできたか、その誕生秘話や限定商品についてもお話しします。

「ひよ子」って東京銘菓でしょ?

「ひよ子」といえば東京銘菓。おそらく多くの方がそういう認識だと思います。東京駅でも販売されている、お土産の定番お菓子ですよね。ほんのりした甘さ、愛らしいひよこのフォルムに惹かれ、大好きだという方もおられるでしょう。

じつは、東京生まれじゃないんです

「ひよ子」は、博多駅でも販売されていますが、その発祥は古く約100年前、1912年(大正元年)になります。もともとは、福岡県飯塚市の菓子店『吉野堂』で誕生しました。二代目の店主が、丸や四角いおまんじゅうはありきたりだし、独創的な形にしたいと思いつき、立体的なひよこ形のお菓子を生み出したのだとか。

当時としては、おまんじゅうにひよこの形を取り入れるというのは画期的なことで、店主は試行錯誤を重ねて苦労のすえ、かわいらしいひよこの形にたどりついたのです。

飯塚市は日本最大の炭坑のあった町

飯塚市は古くからお菓子作りが盛んなところでした。江戸時代、鎖国のときに長崎から小倉まで砂糖が運ばれる“シュガーロード”があり、その途中にある飯塚市は、砂糖の恩恵を受けていたんですね。

そして明治初期には日本最大の炭坑(筑豊炭坑)ができ、エネルギーのいる仕事だけに炭坑夫は甘いものを食べて英気を養うということで、「ひよ子」は安定した人気を誇っていたのでした。

戦後炭坑が衰退し、吉野堂は博多へ出店

戦後炭坑は衰退し、吉野堂は1957年、福岡市への出店を決意します。もっとも栄えていた新天町(現・福岡市中央区天神)に店を出し、「ひよ子」は上品な味とその形のインパクトで人気を博し、福岡市内でも店舗数を増やしていきました。

吉野堂は『株式会社ひよ子』と商号を変えて東京にも進出。工場も関東に作りました。今は規模も大きくなり、『株式会社ひよ子』『株式会社東京ひよ子』と会社も分割されましたが、もちろんグループ会社で、ひよ子は東京銘菓でもあり福岡銘菓でもあるというわけです。

東京・福岡それぞれ限定商品も発売中!

桜ひよ子(2月~4月中旬・福岡限定発売)

こだわって選んだ白いんげん豆を、丁寧に炊いて作った桜あんに、練乳、桜の葉を刻んで入れ、ミルク味の生地で包みました。和三盆糖を使ってやさしい味わいに。2月19日~販売していますがなくなり次第終了とのこと。いそいでお買い求めくださいね。

ひなまつり限定・ひよ子(3月3日まで東京限定)

3月3日まで限定発売の東京ひよ子ひな祭りバージョン。特製のパッケージと紅白の包み紙で桃の節句をお祝いしましょう。オンラインでは購入できないようですが、フリーダイヤルでも注文受けつけ中。販売店舗が下記リンクに書いてありますので参照してください。

東京 塩ひよ子(東京で期間限定)

形はひよ子そのままに、白あんではなく小豆のあんこを包んだ塩ひよ子。ほどよい塩加減がおいしい。小豆は北海道産のものを厳選しました。通信販売用のフリーダイヤルで注文をうけたまわっています。

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