コーヒートレンド大予想!2016年は「フォースウェーブ」が来る予感

2015年は『ブルーボトルコーヒー』の日本出店など、コーヒーの「サードウェーブ」が話題になりましたが、2016年は「フォースウェーブ(第4の波)」が来るといわれています。一体どのような波がコーヒー業界に来るのでしょうか?

2015年の「サードウェーブ」

2015年は、コーヒー界の「アップル」ともいわれる『ブルーボトルコーヒー』が日本出店を果たし、コーヒーのサードウェーブ(第3の波)で沸きましたね。

2016年は早くも、フォースウェーブ・第4の波が来るとされています。そしてこのフォースウェーブ、実は「どんなコーヒーがフォースウェーブとなるか」ということについて、ふたつの説が唱えられているので、ご紹介したいと思います。コーヒーのトレンドをちょっとだけ先取りしちゃいましょう。

① サードウェーブ+コミュニケーション

まずひとつ目の説は、“サードウェーブコーヒーにコミュニケーションをプラスしたもの”という説。つまり、お客さんとの交流を大切にする昔ながらの喫茶店のようなものですね。
その説を唱えている方が、サードウェーブコーヒーのパイオニアとも言われている『猿田彦珈琲』店主・大塚朝之(おおつか ともゆき)さんです。最近ではテレビCMにてご覧になった方も多いのではないでしょうか?

大塚さんが目指す「フォースウェーブ」

大塚さんが目指しているのは、サードウェーブコーヒー(品質の高いコーヒー)を提供しつつ、お客さんとのつながりや交流を大事にする喫茶店を“自分から”発信するということ。
コーヒーの質にばかり重点を置くのではなく、サービスをはじめとする“コミュニケーション”の部分もきちんと重要視する「フォースウェーブ」を目指しているようです。

「ありがとう」の一言が聞きたくて

大塚さんは、コーヒーの味には絶対的な自信を持っています。
ですが、その目的は“美味しいコーヒーを提供する”ということではなく、“コーヒーを味わったお客さんから「ありがとう」という言葉を聞ける”ことだと感じたそうです。
そこで大塚さんは2015年の2月、地元の東京・調布市に『猿田彦珈琲 アトリエ仙川』を開店。ここでは、お客さんとの交流を大切にすることを目標にしています。
この『アトリエ仙川』から、「フォースウェーブ」が発信できることを大塚さんは願っているのだそうです。猿田彦珈琲の活躍に、これからも目が離せませんね。

② 高品質なコーヒーを自宅で手軽に

ふたつ目の説は、ブルーボトルに代表されるようなロースターの味を“自宅で簡単に楽しめるようになる”ということ。そのカギを握っているのが、ドリップバッグコーヒー(ドリップコーヒー)です。
ドリップバッグコーヒーとは、粉末状のコーヒー豆が入ったフィルター内蔵の袋です。バッグを開いてお湯を注ぐだけで、インスタントコーヒーよりもおいしいコーヒーが手軽に飲めるということで、オフィスや自宅で見かけるケースは多いですよね。 ただ、一杯分の相場がおよそ15円ほどということもあり、これまで味のクオリティへの期待はさほどされていなかったのも事実。

しかし最近では、ロースターの味を自宅で簡単に楽しめるような高品質なドリップバッグコーヒーの販売数が増えはじめており、風味や味の再現性も店舗で飲むコーヒーのレベルに近づいていると言われています。これまでは店舗に足を運ばない限り飲むことができなかったスペシャリティーコーヒーの味を、より身近に楽しめる可能性を秘めているのがドリップバッグコーヒーの魅力です。

また、これまでのコーヒームーブメントを振り返ってみると、フォースウェーブのトレンド予想もしやすくなるでしょう。

ファーストウェーブで人々にとってコーヒーがポピュラーな飲みものになり、セカンドウェーブでは高品質の深入りの豆で抽出したコーヒーが好まれる時代が到来しました。そしてサードウェーブで重要視されたのは、豆の生産地や抽出の工程など細部へのこだわりです。ファーストからセカンドでコーヒーがより身近な存在になったように、サードからフォースでもより一般化が加速する流れは、想像にかたくありません。

終わりに

さて、「フォースウェーブ」は果たしてどんな流れになるのでしょうか?
お店で店員さんとの交流を密にしてコーヒーを味わうのか、自宅でのんびりコーヒーをお好みの味にして飲むのか、あるいは二極化していくのか……。
いずれにせよ、コーヒー界の新しい波はまだまだ続きそうですね。

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