ライター : noranora69

「ガレット・デ・ロワ」とは?

フランスでは、クリスマスケーキと交代するかのように「ガレット・デ・ロワ(galette des Rois)」というスイーツがパティスリーの店頭に登場します。ガレットは『円形のお菓子』、ロワは『王様』のこと、「王様のケーキ」という意味なんですね。 キリストの生誕を祝ってやってきた三人の王様にちなんだお祭りが「エピファニー」というもので、このスイーツは本来エピファニーを祝うときに食べるものなのです。エピファニーは1月6日で、ガレット・デ・ロワは2日後の8日食べるんだとか。そうは言ってもフランスの人たちも食べる日にちにはそれほどこだわっていないようです。

欠かせないのは「王冠」と「フェーヴ」

ガレット・デ・ロワに欠かせないのは、「王冠」と「フェーヴ」。王冠は紙で作られており、フェーヴはケーキの中に入っている小さい陶製の置物。 切り分けたピースをそれぞれ食べてフェーヴが中に入っていたらその人が王様(女性は王妃様)になって、自分の好きな人を王妃あるいは王に選んでキスできるという楽しい趣向もこらされているのです。
フェーヴは人の形や動物の形、家の形だったりさまざまなようです。一般的なガレット・デ・ロワはさくっとしたパイ生地にアーモンドクリームをたっぷりと詰めて焼いたものなんだとか。
ではガレット・デ・ロワが購入できる都内のお店をご紹介しますね。

1、ジョエル・ロブション

「ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション」と「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」 の2店舗で販売されています。2016年1月末までの期間限定で売り出され、フェーヴはケーキの中でなく別添えで数量限定でついてきます。

2、ゴントラン・シェリエ東京

パリ発のブーランジェリー「ゴントラン・シェリエ」からは2種類のガレット・デ・ロワが。現在は予約承り中ですが2016年1月2日~店頭販売もあります。

3、セルリアンタワー東急ホテル

セルリアンタワー東急ホテルでは、2016年1月1日~31日でガレット・デ・ロワの販売があります。別添えで王冠1個とフェーヴ1個が商品1個につきセットされています。さくっとした食感にアーモンドとバニラの風味がいっぱいの味わい深い一品です。

4、リチュエル パー クリストフ・ヴァスール 青山

先月オープンしたばかりのリチュエル青山店はパリの大人気ブーランジェ、クリストフ・ヴァスールさんが手掛けるお店。自由が丘店に続いて日本では2店舗目です。 ヴァスールさんのパリでのお店は2014年度のベストガレット・デ・ロワの賞にも輝いており、ということは昨年度パリでもっともおいしいガレット・デ・ロワを作ったお店ということなんですね。 それが日本でも食べられる!というのは実にありがたいと思いませんか?リチュエルのガレット・デ・ロワはラム酒とグランマニエをちょっと加え、ハンドメイドのアーモンドクリームをパイ生地で包んでいます。 フェーヴには上の写真の通り、鶏の形のものが入ります。発売期間は2016年1月2日~31日です。
【店舗情報】
住所・東京都港区北青山3-6-23 1・2F 営業時間・平日 8:00-19:00 土日祝 9:00-19:00 電話・03-5778-9569
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ