ライター : 小田中雅子

ライター

行列必至の赤坂「しろたえ」とは?名物レアチーズケーキは必食

Photo by 小田中雅子

1976年に創業した老舗洋菓子店「西洋菓子 しろたえ」。都内やフランスで洋菓子作りを学んだというオーナーが作る、シンプルで上質なお菓子が評判を呼び、創業から40年以上経つ今も行列が絶えない人気店です。

特に有名なのが「レアチーズケーキ」。東京にはチーズケーキの名店が数多くありますが、「レアチーズケーキはしろたえが一番!」という長年のファンも大勢いるほど、不動の人気を誇ります。

Photo by 小田中雅子

TBS赤坂本社前を通る一ツ木通りを赤坂見附に向かって歩いて行くと、クラシカルな雰囲気の店舗が見えてきます。店の前には、人気のチーズケーキを求めて朝から晩まで行列が絶えることがありません。

年代物の扉を押して入ると、ズラリとケーキが並んだショーケースがお出迎え。1階がケーキや焼き菓子のショップで、2階がイートインできる喫茶、3階が厨房になります。イートインを希望する人は1階でお目当てのケーキをオーダーしてから、2階に上がるシステムです。

3階の厨房でその日作ったばかりのケーキが、営業中もどんどん並べられていきます。定番のレアチーズケーキは、夕方になっても売り切れることがないように、閉店間際まで作り続けているのだとか。できたてのフレッシュなおいしさをいただけるのも人気の秘密でしょう。

凝縮したおいしさの名物「レアチーズケーキ」

Photo by 小田中雅子

300円(税込)
創業以来、同じレシピで作られているという「レアチーズケーキ」。その魅力は、ケーキにギュギュッと詰められたクリームチーズの味わいにあります。

クリームチーズはなんとケーキ全体の8割も使われているのだとか!たっぷりとチーズを使いつつ、なめらかな口溶けを実現するのは至難の技。試行錯誤を重ねたうえで、この絶品レアチーズケーキが誕生しました。

使っている材料はクリームチーズのほかにレモン、砂糖のみとシンプル。それゆえに、材料それぞれのクオリティを大切にし、チーズは鮮度にこだわったものを使用。

3つの材料のバランスも絶妙で、どれもが突出してバランスを崩さないようにするのは、長年培った経験があってこそ。ほかでは味わえない「しろたえ」ならではのケーキなのです。

Photo by 小田中雅子

ケーキは小ぶりなサイズ。フォークを入れると、手にずっしりとした重みが伝わってきます。

ひと口食べると、濃厚なクリームチーズとともに、少し効かせたレモンの風味が広がります。クリームチーズのコクをレモンの爽やかな酸味が和らげ、あと口はさっぱり。

バターたっぷりで香ばしく焼かれたクッキー生地がアクセントとなり、ケーキの甘みを引き立てます。コクがあるけれど、やさしい味わい。トリコになる人が続出するのも納得のおいしさです。

レアチーズケーキの賞味期限・日持ち

しろたえのレアチーズケーキの賞味期限・日持ちは当日中です。フレッシュなおいしさを味わうため、買った日にいただきましょう。

鮮度重視だからこそ!「赤坂しろたえ」のチーズケーキは通販、お取り寄せ不可

Photo by 小田中雅子

材料の鮮度と作りたてのおいしさにこだわる「レアチーズケーキ」は、残念ながら通販はされていません。店頭の持ち帰りとイートインのみの扱いとなります。

持ち帰る際、ケーキが入った箱をかわいらしい女の子のイラストの包装紙でくるみ、白いリボンをかけてくれます。少しレトロなラッピングが愛らしく、差し入れや手土産に喜ばれること請け合いです。

「しろたえ」おすすめケーキ&洋菓子メニュー4選

店頭には20種類ぐらいの生ケーキと10種類以上の焼き菓子が並びます。彩り豊かなケーキを見ていると、どれにしようか迷うこと必至。いずれも職人技が光る味わい深いものばかりです。

1. シュークリーム

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210円(税込)
レアチーズケーキに次いで人気のシュークリーム。こちらのレシピも創業以来変わりません。薄くやわらかいシュー皮にはクリームがぎっしり。食べたときに、クリームとシュー皮が一体になるように、皮はふんわりとやわらかく焼き上げられています。

クリームにはほんのり華やかな甘い香りが漂います。仕上げに上質な洋酒を少しだけ使っているのだとか。品の良い甘さと香りが幸せな気分にしてくれます。早い内に売り切れてしまう日もあるので、予約がおすすめです。
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