Q. 黄色いスイカにも栄養はある?

A. ここまでご紹介してきたスイカの栄養価は、すべて赤い品種のものです。黄色いスイカのカロリーや糖質量は赤いスイカと同じですが、含まれる栄養素が異なります。

黄色いスイカには、β-カロテンがほとんど含まれていません。赤いスイカ100gあたりのβ-カロテン量が830μgであるのに対し、黄色いスイカでは10μgです。β-カロテンをしっかり摂りたい場合は、赤いスイカを選びましょう。(※1)

Q.スイカの栄養は夏バテに効果がある?

A. 夏バテ対策には、水分をしっかり摂ることが大切です。スイカ100gあたりには水分が89.6gと多く含まれているので、夏場の水分補給に役立ちますよ。身体のほてりを抑える作用も期待できます。

また、スイカには、暑さによるストレスで失いやすいビタミンCも多く含まれています。さっぱりとしていて食欲がないときに食べやすいのもメリットです。(※1,17)

管理栄養士が選ぶ。スイカの栄養を活かすレシピ5選

1. スイカのシャーベット

スイカを砂糖やレモン果汁などとともにミキサーにかけ、凍らせるだけで完成する簡単なシャーベットです。ひんやりとおいしく、食後のデザートにぴったりですよ。

スイカに豊富なリコピンは、ミキサーにかけると細胞壁が壊れ、体内への吸収率がアップします。スイカの栄養を効率よく摂りたい方におすすめの食べ方です。(※18)

2. スイカの種入りスムージー

スイカの種ごとミキサーにかける、栄養豊富なスムージーのレシピ。スイカの種の栄養も活かしたいという方にぴったりです。

スイカの種には、実よりも食物繊維が多く含まれています。食物繊維は整腸作用があり、便秘対策に役立つ栄養素です。(※1,12,19)

3. スイカのガスパチョ

Photo by macaroni

スイカやトマトジュースをブレンダーで混ぜる、冷製スープのガスパチョです。トマトジュースにもスイカと同様にリコピンが多く含まれています。

リコピンは、朝に摂ると身体に吸収されやすいことが明らかになっています。ぜひ朝食に取り入れてほしいレシピです。(※20)

4. スイカとモッツァレラチーズのサラダ

スイカとモッツァレラチーズを合わせて作る、彩り鮮やかでおしゃれな前菜です。ちょっとしたおもてなしの日にいかがでしょうか。

ドレッシングに使うオリーブオイルに豊富な脂質は、スイカに多く含まれるβ-カロテンやリコピンの吸収を高めてくれます。(※20,21)
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